みんなのケータイ

Galaxy Note9の画面に「ハルトコーティング」を塗って半年以上使用した結果

【Galaxy Note9 SC-01L】

 Galaxy Note9ユーザーの筆者は、2018年11月の購入時に、「ハルトコーティング」というガラスコーティング剤をドコモショップで塗布してもらいました。

ハルトコーティングを施工すると、施工証明書が渡される

 一般的な保護フィルムを貼りつけることも検討していたのですが、「Galaxy S7 edge」を使用していた時に、エッジディスプレイに貼りつける保護フィルム選びや貼り付けに苦労したこと、Noteシリーズならではのペンの書き味を損ないたくなかったことから、最寄りのドコモショップで見かけたハルトコーティングを試してみることにしました。

 ハルトコーティングは、アーテックが開発したガラスコーティング剤です。車や家具などに施工されていることもあり、全国の一部ドコモショップで施工してもらえます。施工時の費用は画面側のみで4320円でした。背面を含めた全体に塗布すると6480円でしたが、ケースをつける予定だったので、画面側のみ塗ってもらいました。

 コーティングをしてから約9カ月経ちましたが、画面をよく見ると引っ掻いたような線キズが画面上部にいくつかありました。画面を点灯させて普段使用している分には目立たないものの、スリープ状態では、光のあて方によってうっすらと見えます。

画面のキズ。画面を点灯させていれば目立たたずスリープ状態でうっすら見える程度です

 普段はTPUのクリアケースに入れ、リングストラップを付けて使用しています。付属品のケースではストラップホールがなかったため、サードパーティー製のものです。比較的大きい部類に入るNote9ですが、リングストラップのおかげもあってか、派手に落としたりすることはありませんでした。キズの原因は、おそらくバッグの中のポケットで一緒になった荷物や家の鍵などが擦れてついたものだと思われます。

持ち歩くときはこの状態

 ガラスフィルムなどと比べると、費用は高くつきましたが、ペンの書き味を損なわずこれまで画面保護できていたと考えると個人的にはよかったと思っています。

 後継モデルの「Galaxy Note10/10+」を始めとしたGalaxyシリーズでは、超音波式のディスプレイ内指紋センサーとなっており、一般的なガラスフィルムでは指紋認証ができず、TPU製のフィルムや対応のフィルムなどを選ぶ必要があります。ドコモショップによれば、ハルトコーティングを塗布した「Galaxy S10」シリーズでは、指紋認証が使えない、また精度が悪くなるといったことは起きていないようです。

 曲面ディスプレイや画面内指紋センサーなど、ディスプレイの没入感を高めるためさまざまな技術が登場し、画面の縁まで覆えるガラスフィルム「DOME GLASS」なども登場しましたが、こういったコーティング剤もより安価に提供されれば、選択肢の一つになりやすいかもしれません。