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スマートフォンに欲しかったのは望遠レンズよりも超広角レンズだった

【Galaxy S10】

 今やスマートフォンのカメラにレンズが複数搭載されているのは当たり前のような印象です。昨年、「Galaxy S9+」を使用していたときは望遠レンズに感動して少し離れたものを積極的に撮影していたりしたのですが、今年は「Galaxy S10」に搭載された超広角レンズに感動し建造物や風景を積極的に撮影するようになりました。

Galaxy S10のカメラレンズは3つ搭載されている。左から望遠カメラ、広角カメラ、超広角カメラという配置(ケースはGalaxy Harajukuで無料で手に入れられるオリジナルデザインのもの)

 超広角レンズが搭載されたことで、風景や建物などを撮影する際、広範囲を1枚に収めることが可能なため、訪れた場所の思い出として記録する場合などかなり役に立ちます。

広角カメラで撮影(東京メトロ新木場車両基地のイベントで撮影)
同じ位置から超広角カメラで撮影すると、より広い範囲が一枚に収められていることがわかる

 実際に撮影した写真を見比べてみると、超広角カメラを使用することでより広範囲を1枚に収めることが可能で臨場感を感じられます。このほか、古書店や図書館のようなモノがとにかく多い場所でも撮影しましたが、奥行き感が強調されさらにインパクトのある作例となりました。

古書店や図書館のように、モノがたくさん並んでいるような場所で撮影すると奥行き感などが強調され印象的な作例に

 レンズの画角は123度とその名の通り超広角。歪み補正機能はあるものの、撮影の仕方によっては撮影後の画像に歪みを感じてしまうこともあります。レンズの特性によるものなので仕方ないとは思うのですが、奥行きや高さが強調されたインパクトのある画をあえて残すのもまた違った楽しみ方になるのではないでしょうか。

サークルの売り子として参加した「コミックマーケット96」の会場で撮影。余談となりますが、ここは技術系の同人誌が多く集まるエリアで同業他社の某編集記者の方もニッチなテキストエディタで日本語編集を行うという内容の同人誌を頒布されていました
最終日の撤収作業中ということもあり、超広角カメラと組み合わせるといっそう会場の広さが際立つ

 スマートフォンのカメラはSNSの普及もあってか、ハイエンドでなくてもカメラ性能を重視したモデルが登場してきています。シーン認識など、自動補正機能も多く用意されているため、デジタルカメラで撮影してレタッチするよりも手軽に撮影でき共有まで行えるスマートフォンのカメラにあらためて感動しました。