みんなのケータイ
ジャケットケースに惚れてiPhone XRを使用中
2019年5月21日 06:00
実は筆者は2月ごろからiPhone XRを使っている。それまではiPhone XS Maxを使っていたのだが、あえてXRに移行した。
筆者はもともと、「すべてのiPhoneをコンプリートする」という業の深いことをやっているので、そのためだけに新たにXRを買い足したわけではないのだが、しかし全モデルを持っていながら、デュアルカメラで有機ELのハイスペックなiPhone XS Maxから、若干スペックで見劣りするiPhone XRに乗り換えたのである。
理由は明快で、エレコムの「NESTOUT」というブランドのジャケットケースを使いたかったからだ。ただそれだけの理由で、XS MaxからXRへ移行した。
この製品(型番は「PM-A18CHVODT」シリーズ)、耐衝撃設計のジャケットケースと専用のホルダーがセットになっている。このケースとホルダー、これがほかの製品にはないくらい使い勝手が良いのだ。
このケースの最大の特徴は、ワンタッチでホルダーに脱着できることにある。ホルダーの上下にあるツメでケースを固定するのだが、上側のツメはバネ仕掛けで、適当に突っ込むだけでカチっとハマり、ツメを少し押せばスっと外れるようになっている。着脱はかなり簡単で、慣れるとよそ見していても、片手で脱着できる。
ホルダー部はベルクロでベルトなどに固定できるようになっている。カバンのショルダーストラップやズボンのベルト、あるいはちょっと工夫すればミリタリーギアによくあるウェビング(MOLLEとかPALSって呼ばれるヤツ)など、装着できる範囲はかなり広い。
ケースをホルダーに装着すると、iPhone XRの背面側が外側に向くように装着されるので、握り直すことなく着脱できる。この使い勝手が非常に良い。ポケットをまさぐることなく、ハンドガンのクイックドローみたいに秒でiPhoneを取り出して写真を撮る、なんてこともできる。
このケースとホルダー、アウトドアテイストのデザインではあるが、普段使いでも使いやすい。たとえば移動が多い旅行中や街歩き、あと筆者の場合は展示会取材などで大活躍している。
とくに旅行中はカメラやナビで移動中にスマホを手にする機会が多いので、相性は抜群だ。すぐにiPhoneを取り出し、ちょっと画面を見てすぐしまう、ということが気軽にできる。あと取材時、筆者はiPhoneでメモを取るので(片手で済むし手書きより速い)、右手でデジカメを持ちつつ左手でメモを取ったり展示物を触ったり、みたいなこともやりやすい。
ホルダーをどこに装着するかにもよるが、座ってるときにも邪魔にならないように装着できると、たとえば飲食時や何かの待ち時間で座ったとき、机の上にiPhoneを置かないで済む。そうなるとiPhoneを紛失しにくくなるし、海外でとくに多い置き引き被害も防ぎやすい。スリ対策にストラップコードを装着できるのもありがたいポイントだ。
ほかでは得られない、革新的とも言えるくらいの快適なスマホライフが体験できるこのジャケットケースだが、残念ながら現段階ではiPhone XR向け製品しかない。アウトドアテイストが強く、使う人をだいぶ選ぶところもあるが、しかしiPhone XRユーザーでアウトドアギアが好きな人は、是非とも試して欲しいユニークなケースでもある。個人的にはこの製品、ほかのスマホでも使いたいくらいなのだけど……。