みんなのケータイ

トライタンケースよ、そなたは美しい

【AQUOS sense2 SH-01L】

 筆者は、基本的にスマホは“裸運用”です。つまりケースなどは付けずに持ち歩く主義……だったのですが、今使っているAQUOS sense2に関しては考えを変えることにしました。ケースを付けてできるだけ長持ちさせるつもりです。

 だってですよ。この機種を使っていればdocomo with契約で電話料金が月々1500円引きになっている。逆を言えば、docomo with対応新機種の出る望みのなくなった今後、機種変更すればそれだけで値上がりしてしまう可能性があるわけです。ですからこの機種を少しでも長い間使いたいと思ったわけです。

 そんなわけで、AQUOS Sense2のケースを物色しました。さすがにiPhoneのようによりどりみどりとはいきませんが、大型家電店舗に行くと、思っていたよりも種類がありますね。各事業者から機種バリエーションが出ているおかげでしょうか。

 で、数あるケースですが、ズン! と筆者の心を打ち抜いたのがコレ。割れない新素材・トライタンを採用したという、ラスタバナナ製のケースです。

ラスタバナナ製 割れない新素材・トライタンで作られたハードケース。非常に固く、ガラスのように透明なプラスチック。正面に構えて持つと映り込みが発生してしまうので、ちょっと斜めで失礼します。いやぁ、格好いいじゃないですか、このケース

 トライタンとは、米Eastman社の開発した、非常に透明度の高いエンジニアリングプラスチックです。

 見た目はクリスタルガラスにかなり近い透明度。非常に透き通っていて、実際、その美しさからトライタン製のワイングラスやシャンパングラスなども市販されていたりします。

パッケージ

 しかし、それでいて耐衝撃性、耐薬品性、皿洗い機に対する耐久性、寸法安定性に優れるうえ、安定した低収縮率など、抜群の物性をも兼ね備えた素材として知られています。

 コイツを採用したスマホケース! マニア心をくすぐるじゃないですか。もう買いです、買い。値段なんて見てませんでした。(後でレシートを見たら2130円/税込でした。TPUなど普通の素材製に比べるとやはり少々お高め?)

 実際に装着してみると、おお、背面の一見透明のパネルは、実は小さなドットがプリントされており透明率を幾分下げつつも、中に入っているスマートフォンのボディカラーが暗めの色ですと、鏡のように映り込みが発生します。やばいな、コレ。(笑)

 また、サイドもメタリック色の加工になっていて、これがまた格好いいんです。惚れちゃました、超惚れちゃいました、筆者。

トライタンケースの透明度右側がケース越しに見た模造紙。左がケースなし、なのですがわかりますでしょうか?

 ただ、ケースというのは、スマホを衝撃や、気になるところではあります。ケースに使う素材が固いと、こすれや尖ったものなどによる傷からはスマホを守ってくれます。しかし落下させた場合の衝撃はそのまま力を中のスマホに伝えてしまいます。逆に柔らかい素材だと、衝撃を吸収してくれますが、たとえば鋭利なモノであれば中のスマホを傷つけてしまうかもしれません。

 トライタンはかなり固い素材です。破けたり砕けたりする心配は必要なさそうですが、中に入っている端末自体をどれだけ衝撃から守ってくれるのか。ちょっと気になるところではあります。