みんなのケータイ

トイレでスマホをどこに置く?

【EveryPhone PR】

近所のヨドバシカメラで税込1050円のトイレトレイ(左)と、いつものヤマダ電機スマホ・EveryPhone PR

 トイレにスマホを持ち込む頻度はどれくらいだろうか。筆者の場合は9割くらい持ち込むと思う。持ち込まないのは寝起きでトイレに行くときくらいだ。

 便器に座った場合、スマホは手に持つか、トイレットペーパーのホルダー上に置くか、あとは小物の置き台があればそちらへ。トイレでもスマホをいじりたい、という人は概ねこの3パターンのはずだ。

 さて、そんなときに便利なグッズが、今回紹介する「トイレトレイ(近所のヨドバシカメラで税込1050円)」だ!

 と、始めたかったのだが……正直、とても微妙な商品である。今まで通り普通にホルダーの上に置けばいいのでは? もちろん置けないホルダーもあるだろうが、筆者宅はまったく問題無し。手に持っている、置き台がある、そんな人やトイレにはその時点で用済みの商品だ。

 これが100円ショップの商品ならとりあえず使ってみてもいいが、トイレトレイは1050円である。パッケージもデザインもオシャレだが、相当強気な価格設定に思えた。

 しかし、パッケージ裏を読むと購入意欲が少し湧く。消臭効果のある火山岩シラス配合なのだ。ということはトレイ+インテリア+消臭剤の3つの役割を期待できるのだ。シリコーン素材なので柔らかく、スマホのキズ防止にもなるという。それなら1台4役? うむ、ならば1050円も安い、と自分を無理矢理騙した。

 さて、実際に買ってみて、家のトイレペーパーのホルダーに装着すると、装着はしやすい。いや、簡単すぎる。両面テープで貼るだけ。ホルダーのフタは少しカーブしているので、柔らかいシリコーンのトイレトレイは貼りやすい。

 そしてスマホを置いてみる。なんの感動も衝撃も無い。予想されたとおりである。購入前から分かっていた……ただ、一輪の花が加わったというか、ほんの少し間違いなく変わったのである、トイレが。トイレで過ごす時間が。

 横に置いてみる。落ちにくくはなったが、無くても困らない。続いて縦に置いて見る。これは確実に滑り止めが働いている。トイレットペーパーをかなり消費したあと、スマホを置いてみる。かなり傾くが落ちない。消臭効果はよく分からない。

裏面に両面テープあり
筆者宅のトイレットペーパーホルダーのフタに貼るとこんな感じ。トイレットペーパーの紙の量は少なめ(あと1回分)
紙の量が少なくとも、筆者宅のホルダーなら斜めでもスマホが縦置き可能。たしかに滑り止め効果はある

 「だからなんだ」と即思う。心底些細でどうでもいい感想しか湧かない。だが……なんか楽しいのである。間違いなくトイレにほんのわずかだが楽しさが加わっているのである。ちょこん、とスマホを置きたくなるのである。

 そしてトイレトレイを設置しても、なんの邪魔にもならない。これまで数々のスマホ関連アイテムを購入してきたが、その多くは最初だけ使用し、いずれ忘れられ、ときには邪魔になる運命だった。“必須”アイテムであるスマホのカバーですら機種変更でおさらばだ。2年以上使い続けるアイテムは充電器くらい。

 だが、このトイレトレイは、必須でもなんでも無いのに、これから延々と筆者宅のトイレに設置され続け、使用され続けるのである。完全に我が家のトイレの一部と化した。両面テープが剥がれないかぎり、引っ越さないかぎり、今筆者が愛用しているスマホ・EveryPhone PRよりも使い続けることになるのだ。

 もし読者のトイレに物足りなさがあったら、そしてスマホをよく持ち込むのなら、このトイレトレイを検討してみてほしい。買うには相当な心の抵抗があるだろう。だが一度設置してみたら、あーら不思議もう当たり前のようにそこにあり続け、ちょっと楽しい。こんな変……いや、ユニークなアイテム、初めてだ。

だが横置きの場合、トイレトレイ意味無し。もういつも横置きでいいじゃん、というのは最初から分かってました
ただしトイレットぺーパーの量が多いとフタが盛り上がり、トイレトレイが一応横置きのスマホを支えてくれる。若干役立っている