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「Pixel 3」でGoogleレンズの便利さに開眼

【Pixel 3】

 Googleブランドのスマートフォン「Pixel 3」を、発売よりひと足先にお試しさせてもらっているのですが、搭載されている「Googleレンズ」が便利すぎて、もはや手放せなくなってきています。

 Googleレンズについてざっくり説明すると……機械学習を用いた画像解析によって、カメラをかざした対象を認識し、そのものについて調べたり、似たようなものを探したり、あるいはそこに含まれる文字を読み取って、いろいろと活用できる機能。実は以前から同名のアプリとして提供されていたのですが、日本語には未対応だったため実質使えませんでした。Googleによれば、Pixel 3の発売にあわせていよいよ日本語にも対応するとのこと。今後は多くのAndoridスマートフォンで利用できるようになると思いますが、Pixel 3ではそれをいち早く体験することができます。

カメラのモードメニューの1つとしてGoogleレンズが組み込まれているほか、ホームキーを長押しすると起ち上がる音声アシスタント「Googleアシスタント」の中にもGoogleレンズのアイコンがあり、ワンタップで利用できる
せっかく翻訳しても直訳ではちんぷんかんぷんというのは、よくあること。料理や食材を写真で確認できれば、どんなものかだいたい想像できる

 カメラをかざせばその対象に応じて、必要な情報を得られるしくみ。たとえば外国語で書かれたレストランのメニューにかざせば、書かれている文字を認識してそれを翻訳できるだけでなく、該当する料理や食材をインターネットから検索して写真で表示してくれるところまでワンストップです。カメラで文字を認識して翻訳するだけなら、精度の違いはあれど他にも同様の機能を備えたアプリがありますが、Googleレンズでは実際の料理や食材の写真まで見ることができる。まさに写真付きのメニューを得た感覚。料理名を聞いても、どんな料理かイメージが浮かばないときにとても便利です。

 同様にたとえば、かざした対象物から電話番号を認識すれば、数字を入力する手間なく、そのまま電話をかけることができますし、地名やビル名、あるいはランドマークを認識すれば、その場所を地図上に表示することも可能。また手書き文字を認識して、テキスト化することもできます。モノにかざせば類似の商品を検索してオンラインで買うこともできますし、アーティストのポスターにかざせばその人の曲をYouTubeなどで聞くこともできます。植物や動物にかざして、名前を調べるのも簡単。本の表紙やCDのジャケットから該当するメディアを検索したり、もちろんQRコードやバーコードをスキャンすることもできます。

バス停や駅の表示にカメラをかざせばその場所を地図上で確認できるだけでなく、さらに目的地までのルート検索などもできる
看板などに記載された電話番号を認識し、直接電話をかけられる。看板を見ながら電話番号を入力する手間が省けて便利だ
商品そのものやパッケージから、ショッピングサイト内の商品の該当ページへダイレクトにアクセスできる
手書きの文字も認識。日付などが認識されれば、そのままGoogleカレンダーへの登録を促すメニューが表示されることもある。表示される選択肢は、対象ごとにまったく異なる。
植物や動物の検索では候補が表示される。動物の場合はその動物の映像YouTubeの映像なども見ることもできる。図鑑などを見ながら楽しめそうだ

 何より特筆すべきはこれらがバラバラのアプリではなく、一連の機能として提供されていることと、カメラやGoogleアシスタントから起動してかざすだけという、とてもシンプルなUIで実現されていること。おかげで誰にでも、簡単に使いこなせます。

 今、機械学習やAIによって劇的に進化しているものといえば、ご存知の通り音声認識と画像認識です。音声認識では、認識の精度が格段にアップしたことで、タッチやキーボード操作が苦手な人でも、音声を通じてスマホを使いこなせるようになりました。今や文字入力もWEBやマップの検索も、“話すだけ”で簡単にできます。同様にGoogleレンズも“かざすだけ”で、文字入力の手間や調べる手間を大幅に軽減できます。これがあればさらにスマホを便利に使えるようになるなと実感中。スマホに苦手意識のあるシニア世代にも、ぜひおすすめしたい機能です。

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