みんなのケータイ
ポータブルアンプをつなぐために必要だったちょっと変わったケーブル
【AQUOS sense lite SH-M05】
2018年5月2日 06:00
AQUOS sense liteを使って5カ月ほどになります。“目の付け所がシャープ”であるところのシャープが作っているだけあって、細かな気配りができていて使いやすい端末ですね。
たとえばSIMトレイは、開けるのにピンが不要で、手でつまむだけで開けることができます。あるいはSNSなどの画面を自動でスクロールしてくれる「スクロールオート」機能や、端末を持ち上げるだけで画面が点灯する機能があったり、なんというか、ユーザーにやさしい気配りが随所にされているのです。
ただ、低価格なのが使用ハードウェアに若干反映されてしまっているのか、マシンパワーの面で最近のスマホとしてはちょっと低く、たまにレスポンスがもっさり気味だったり、3Dのゲームなどはちょっと厳しかったりもします。
筆者として気になるのはスピーカーの音質です。しかし、音に関して言えば、内蔵のスピーカーでなければ、たとえばポータブルアンプ(ポタアン)などをつないでやればちゃんと鑑賞に耐えるレベルの音で再生できます。筆者の場合、TEACの「HA-P50」というポータブルアンプを持っているので、これにつないでいつでもゴキゲンな音楽を楽しみながら原稿を書いていたりします。
そうそう、AQUOS sense liteとポタアンの接続方法について筆者もちょっと迷ったので、情報共有ということでここに記しておきましょう。
AQUOS sense liteは、ご存じのように持っているポートはUSB Type-Cが1つ。ポータブルアンプの接続ポートはMicro B。この2つのコネクターを持つケーブルが必要になります。この接続の場合、AQUOS sense liteがUSBのホスト側、ポータブルアンプがそこにつながるデバイスになるので、ケーブルはType-C側がUSB OTGに対応していないといけないのです。
で、これに対応するケーブルが量販店にはなかなか置いていないのですね。ちなみに、Type-AをB OTGに変換するコネクターはいくつかあるので、AtoCケーブルに挿して試してみましたが、動きません(Type-Cの方がホストにならなくてはならないのですから当たり前)。
筆者の場合、必死にAmazonで検索して「Type-C to MicroUSB OTG対応」というキーワードで、ケーブルの販売ページにたどり着き、購入して、やっと接続できたのですが、このような珍しいケーブル類などは初めからWebで検索して売っている店を探した方が速い気がします(苦笑)。
マシンパワーの制約でDSD音源の再生ができない(最大2GHz以上のCPUパワーが必要なのです。AQUOS sense liteは残念ながら1.4GHz)などの制約はあるものの、筆者の手持ち音源ファイルはほとんどがFLACまたはm4aであることもあって、現在ではまったく問題なくサウンドを聴くことができるようになっています。
AQUOS sense liteはスマートフォンとしては比較的小柄な筐体のため、ポータブルアンプと並べてしまうとどちらが本体かわからなくなってしまうという問題もありますが(笑)、音楽好きの人はちょっとポタアンを買ってみるという選択肢はアリだと思いますよ。AQUOS sense liteでは「えー」と思っていた程度の音楽が、ものすごくご機嫌なサウンドに変わりますから!