みんなのケータイ

久しぶりのハイエンド機は広角カメラがヤバイ

【V30+ L-01K】

V30+ L-01K

 「ハイエンド」と呼ばれるスマートフォンをプライベート用に購入するのは久しぶり。2018年1月に発売されたLG製のAndroidスマートフォン「V30+ L-01K」を、この春にゲットしたのである。最近はJOJOスマホ(L-02K)が話題になっていたが、L-01Kはそのベース端末だ。

 これを選んだ理由はいくつかある。最も重視したのは、普段から使っているおサイフケータイ(FeliCa)を利用できること。今さらモバイルSuicaやnanacoモバイルのない生活は考えられない。でもってSIMロック解除したとき、海外でもきちんと使えるようにできるだけ多くのバンドに対応していること。まあ、L-01Kは700MHz帯には対応していないのだけれど……。あとはチップセットが最新に近いSnapdragon 835で、ストレージ(128GB)が十分にあり、ワイヤレス充電に対応しているのに約158gと軽いのもうれしい。

やっとDaydreamアプリをダウンロードできる端末をもつことができた

 そして、かなり以前から試したいと思っていたVRプラットフォーム「Daydream」に、最初から対応をうたっているところは見逃せなかった。VRゴーグルの「Daydream View」がついてくるという購入特典もありがたいが、発売からしばらくたっていて配布が終了していると思っていたので、これは自分にとって予想外のプレゼント。とはいえ、Daydreamについてはまだ十分に試せていないので、しっかり使い込んでから紹介したいと思う。

 このようにV30+には注目すべき性能・機能がたくさんあるのだけれども、そのなかでも購入検討時にはほとんど気にしていなかったデュアルレンズのカメラ機能が想像以上に良かったので、一段と得した気分になっている。V30+のアウトカメラは、F1.6の明るいレンズを搭載し、通常の画角(71度)と広角(120度)を自然に切り替えて撮影できる。いつもどおりシャッターを切るだけで、風景や人物を広く、かつダイナミックに撮影できるので、思わず「ヤベえ」と声が漏れるほどだ。

ワイヤレス充電対応なのに薄くて軽い
標準+広角のデュアルレンズ
このダイナミック感と精細さ
広角レンズがヤバイ

 8種類のフィルターを適用した状態でプレビューできたり、シャッターボタンの上下スライドでズームイン・ズームアウトできたりと、操作性の面でも興奮するポイントがいくつも見つかる。手ブレ補正機能もしっかり働いていて、その分最大ズームのときはタイムラグが発生してフレーミングさせにくいときもあるけれど、「スマホのカメラ機能って、こんなに楽しかったんだなあ」と思わずにはいられない今日この頃。

8種類のフィルター(+なし)を同時にプレビューして狙った特殊効果を加えられる
ズームは画面のピンチイン・アウトだけでなくシャッターボタンの上下スライドでも操作できる
美しいガラス筐体。傷が付く前にケースを買いたい

 唯一残念なのは、防水・防じん、MILスペック対応ではあるものの、お風呂スマホとしては使えないところだろうか。無駄に長風呂なんかせず、もっと時間を有効に使え、というお告げかもしれない。しかし、一緒にお風呂に入れないとなれば、(入浴のたびに脱着する手間もないので)シャレオツなスマホケースを装着したくなる。そんなわけで、美しいシルバーのガラス筐体を傷つけてしまう前に、お気に入りのスマホケースとワイヤレス充電台をネットで探す毎日だ。