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充電の悩み解消を目指して環境一新

【iPhone 8 Plus】

 スマホといえば「充電」が切っても切り離せない。毎晩、寝る前にはスマホを必ず充電して早10年弱。しかも、複数台所有となれば、何台も本体にケーブルを挿し、充電作業をしなくてはならない。

 2017年秋、充電環境を見直すことにした。

充電の悩み解消を目指して環境一新

 まず、この連載でも紹介したが、LightningケーブルとUSB Type-Cへの本格移行をさらに強化した。ちょっとした国内出張ならパソコンは持参せず、iPad Proでメールの処理や原稿執筆を行っている。その際、持ち歩く電源アダプターは、アップルの29W USB-C Power Adapter。

 国内出張時には、これにUSB-C-Lightningケーブルを挿し、2台のiPhone 8 PlusやiPad Pro、ワイヤレスイヤホンのBeats X、さらにApple Watch磁気充電ドックを使ってApple Watchを充電している。29Wにより、従来よりも高速で充電できるのが何より魅力だ。iPad Proに加えてiPhone8 Plusも高速充電に対応したことで、ケーブル一本でも使い回して、なんとか複数のデバイスの充電を完了することが可能だ。

 もちろん、Androidスマホの充電にも29W USB-C Power Adapterを活用する。USB Type-Cケーブルがあれば、こちらもそこそこ高速での充電が可能だ。

 出張時だと、どうしても移動中にスマホのバッテリーが不安になるときもある。iPhone 7の時は、デザイン面で賛否両論あった、背面がぼっこり出っ張っているアップルの「Smart Battery Case」を使っていて、全く電池の不安がなかったのだが、この秋からはiPhone 8 Plusがメイン機種となっている。

 画面が大きいこともあり、バッテリーの消耗が不安なため、購入したのが、発売されたばかりのソニーの新製品であるUSBポータブル電源「CP-VC10B」だ。「いまどき、モバイルバッテリー?」と思いがちだが、この製品は、10,000mAhの容量で、USB Type-Cのポートがついている。しかも「in」「out」のスライドスイッチがあり、inにすれば、USB Type-Cでモバイルバッテリーを充電できるだけでなく、outにすれば、USB Type-Cでスマホを充電できるというわけだ。モバイルバッテリーの充電とスマホの充電を同じケーブルでできてしまうのが便利すぎるのだ。

 モバイルバッテリーの充電は3.0Aで、スマホやタブレットにも3.0Aで充電できる。高速で充電でき、使い勝手はかなり高そうだ。

 一方、自宅の充電環境も見直すことにした。

 今回、iPhone 8 Plusが非接触充電「Qi」に対応したことで、非接触充電器をいろいろと調達してみた。NTTドコモが「おくだけ充電」を訴求していた頃に、いくつか非接触充電器を持っていたものの、数年前に「邪魔だ」ということで、まとめて処分してしまっていたのだ。まさか、2017年にアップルがQiを採用してくるとは思わなかった。

 仕方ないので、リビング用、ベッドルーム用、仕事のデスク用ととりあえず3台、違う種類の非接触充電器を入手した。やはり、ケーブル接続に比べて充電時間はかかるし、ちゃんと充電できる場所に置かなくていけないなど、気をつけなくてはいけないところはあるものの、充電ケーブルを接続しなくて良いという利便性は結構いい。

充電の悩み解消を目指して環境一新
充電の悩み解消を目指して環境一新

 充電速度に関しては、年内にアップデートがかかるようなので、それによって多少は改善する可能性がありそうだ。2018年にはアップルから「AirPower」が発売される見込みだ。これがあれば、自宅や出張先でもかなり充電環境をシンプルにすることができそうだ。