みんなのケータイ

110番通報からの逆探知体験

【honor 8】

 事故りました。別にケータイをいじって運転していたとかではありませんが、自動車同士の接触です。コンビニの駐車場で車をバックで運転していたときに不注意で他の車のバンパーをこすってしまいました。どちらも運転者同乗者に問題はなかったのですが、相手の運転手の方と相談の上、物損ということで警察に事故証明を出してもらいましょう、となり、110番通報したのでした。

 携帯電話が普及する25年以上前にも110番に電話したことはあったのですが、そのときから内容はほとんど変わってないのですね。かけると、「110番です。事件ですか事故ですか」「あ、事故です」から始まって、怪我人はいないか、通報者の氏名、住所、事故現場の住所などを伝えます。すると、5分か10分してバイクに乗った近所の交番のおまわりさんがやってきて現場検証してくれる、という次第です。

 筆者も相手方のも大した傷の付き方ではなく、特に揉めることもなく検証も終え、保険会社に事故の報告電話をしようかなと思ったところで、携帯電話に不思議な表示がされていることに気付きました。

Androidシステム
位置情報要求
9111F0さん("8B665BDF")からの要求

 Androidデバイスマネージャでスマートフォンの位置を検索したときの表示と似ていますがちょっと違います。しかし、「9111F0さん("8B665BDF")」とは?

 調べてみると、「緊急通報位置通知」といって数年前から、携帯電話で110番・119番・118番通報をした場合には自動的にGPS(非搭載の場合は基地局情報)から割り出した携帯電話の現在位置を「緊急通報受理機関」、つまり、この場合は警察の通信指令室が、電話がどこからかかってきたのかその場所を記録するようになっているのです。これは、GPSによって位置を知られたことを携帯電話が表示しているのでした。

 Androidスマートフォンの場合、「Androidデバイスマネージャ」などから位置情報を検知することができますが、それと似たような仕組みで位置情報を取得しているようですが、警察のような組織からの検知でもちゃんと知られたことを表示するようになっているのですね。

 昔の刑事物ドラマなどでは誘拐事件などの場合は電話の逆探知をしてどこからかかってきたのか調べていた(そして大抵失敗する)わけですが、現在の現実では警察への通報は常に逆探知状態になっている、そして、原理から言えばほぼ全て正確な位置を把握できていると考えられるわけで、まぁ、技術は進歩しております。

 この仕組みはドコモ・KDDI・ソフトバンクのサービス提供開始時には報道向けに発表もされ、Webサイトでも「申込不要・無料で付加される機能」として記されているのですが、筆者の場合、ドコモ回線を使用しているMVNO「LINEモバイル」を使った通報で位置情報が提供されました。特に公表されていなくても、MVNOの場合、このあたりの機能はそのまま引き継いでいるのでしょうか? いずれMVNO数社に尋ねてみたいと思いますが。

 そうそう、honor 8に表示された「9111F0さん」の意味ですが、こちらはわからなかったのですが、「8B665BDF」の方は、ググりまくって意味がわかりました。これはUnicode 2文字分の「U+8B66」「U+5BDF」=「警」「察」という文字のキャラクターコードだったのです。つまり、「警察からの位置検知」がされたことを示していると!

 ならば、はじめから「警察」と画面に表示してくれれば、ドキドキしながら調べないで済んだのになぁ(苦笑)。このあたりは国産のスマートフォンではわかりやすく表示されていたりするのでしょうか? でも、警察のお世話にはならないに越したことはないですし、まぁ、知らないほうがいいのかな。