みんなのケータイ
TransferJetの便利さに感動
2016年8月29日 06:00
記者会見を取材しているときは、デジカメで登壇者やスライド資料を撮影しつつ、「おっ、これは大きな話題だけに、いち早くSNSで多くの人に伝えよう」という時はスマホのカメラで撮影して、すぐにツイッターにアップしたりしている。記事用の写真をデジカメで撮影しつつ、SNS用でそれとは別にスマホでも撮っているというわけだ。
しかし、時々、「デジカメの望遠で撮影した写真をすぐにSNSにアップしたい」という衝動にかられたりする。デジカメからメモリカードを抜き出し、パソコンにいれてすべての画像データをコピーするというやり方だと、どうしても時間が取られてしまい、非効率だ。
一時期、iPad Proに読み込ませることも試したが、やはりこれも大量に撮影データがあったりすると、時間がえらくかかってしまい、その間、何もできないという状態が続いてしまう。どちらにしても「画像コピー待ち」という時間が発生して、とてももったいないのだ。
そんな中、同業者である西田宗千佳さんにいいものを教えてもらった。東芝のTransferJet(近接無線通信)対応のSDカードと対応アダプターの組み合わせだ。
デジカメにTransferJet対応のSDカードを入れ、いつも通りに撮影をする。もしも、撮影したデータのなかで、スマホ経由でSNSにアップしたい時は、デジカメ側で送信したい画像をあらかじめ選択しておく。アダプターをスマホに接続し、専用アプリを起動。「連絡先・画像・動画の受信」を選び、アダプターをデジカメのSDカードが入っているあたりにかざすと瞬時にデータが無線で転送されるという仕組みだ。これで、デジカメで撮影した画像もすぐにスマホ経由でSNSにアップできるようになる。
先日、担当編集者から「原稿に載せる写真が足りないから、追加で送ってくれ」とメールが飛んできたのだが、その時も、デジカメで画像を選び、TransferJetでスマホに転送。スマホからメールを返信する形で画像を送ることができた。速報重視で、望遠で撮影した画像を数点だけ送りたいという時には、かなり重宝するツールだと気がついた。
本来であればスマホにTransferJetが標準的に内蔵されてくれればいいのだが、いまのところ、TransferJetを内蔵したスマホはarrowsしかないのが残念なところだ。これがほかのスマホにも標準的に載ってくれると利便性が一気に上がるような気がするだけに、東芝には普及に向けて是非とも頑張ってもらいたいものだ。