みんなのケータイ
イヤホンや各種アクセサリーでPokémon GOを快適プレイ
【iPhone SE】
2016年8月26日 06:00
1976年生まれの筆者にとって、ポケモンは初代の発売が大学生のときだったので、あまりプレイしたことがなかった。しかし、Pokémon GOはプレイしている。ゲーマーとしては、流行りのゲームには乗らざるを得ない。乗るしかないビッグウェーブというやつである。
Pokémon GOは現実のマップを使ったスマホゲームだ。現実世界を歩き回りつつ、拡張世界に隠れているポケモンにボールをぶつけ、円盤を回し、ジムで殴り合う。たまに拾える「タマゴ」は、「ふかそうち」に入れた状態で歩くと、その歩行距離に応じてポケモンが孵化する。大ざっぱに説明するとそんなゲームである。
徒歩移動中にアプリを起動しっぱなしにする必要がある仕様となっているが、スリープ中に歩数をカウントしたり、操作が必要なタイミングをプッシュで通知したりする機能はない。現在の仕様では、歩きスマホでプレイしたくなるところだが、それは危険なので、歩きスマホしないようにする工夫が必要となる。
やや注意が必要だが、歩行中はイヤホンを使うのが便利だ。Pokémon GOは近くにポケモンが出現したときやアイテム収集ポイント(ポケストップ)に近づいたとき、効果音が鳴るので、スマホをポケットやカバンに入れていても、音でそれを知ることができる。
ほかの音楽を聴きながらだと、Pokémon GOの効果音を聞き逃してしまうので、無音のままでないとPokémon GO的に意味がない。Pokémon GOも効果音とBGMを別々にオン/オフに設定できるので、BGMだけをオフにしておこう。
効果音以外が無音であれば、周囲の音は十分に聞こえるが、安全のために遮音性の高いイヤホンは避けるようにしよう。できればシャープの「オープンイヤホン」など、耳穴を塞がないヘッドセットがベストだ。現実世界の音と拡張世界の音が同時に聞こえるというのは、一種のAR体験なので、これはこれで面白かったりする。
ポケストップやポケモンを見つけたときは、交通の邪魔にならない安全な場所に立ち止まってから、スマホを操作しよう。歩道の看板でも立っているだけで人とぶつかることがある。前がよく見えない人だって歩いているのが天下の公道というモノなので、周囲への配慮は忘れてはいけない。
Pokémon GOアプリには、バックライトを消灯する「バッテリーセーバーモード」も用意されている。バッテリーセーバーモード中も効果音は鳴り、誤操作も防げるので、イヤホン併用時には便利だが、それでもなぜか下手なSNSアプリなどよりもバッテリーを消費するので、ちょっとした散歩でもモバイルバッテリーが必要だ。
このバッテリーセーバーモードはスリープではないので、スリープ中しか通知を受け取らないApple Watchは、Pokémon GOプレイ中に通知を受け取れなくなる。しかし、サードパーティーによるANCS対応のデバイス、たとえばカシオのSTB-1000などは、非スリープ中も通知を受け取れる。この季節、降雨予報の通知は逃したくないので、筆者もPokémon GOをプレイするときは、STB-1000などを着用するようにしている。
このほかにもPokémon GOをプレイするときは、iPhoneを取り出しやすいレッグポーチ、頻繁な出し入れで落下させたときのダメージを軽減するシリコンバンパーと簡易ストラップなども利用している。Pokémon GOを快適にプレイするには、アイテム課金も有効だが、それ以上にiPhoneを快適に扱うためのグッズを揃えるのも有効だと思う。Pokémon GOのためだけに買うとなるとやや割高なものもあるが、それ以外でも役に立つものもあるので、Pokémon GOを楽しんでいるけど不便を感じているという人は、アクセサリー製品にリアル課金してみてはいかがだろうか。