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映画割引サービスを整理~強引だけど格安SIM利用者も使えます

【Blade V580】

 昨年夏に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を映画館で見た際、大画面で映画を見る意義を再認識。それ以来、映画館に足を運ぶ機会がグッと増えました。誰にも聞かれてないのに2016年上半期の推し映画ベスト1を申し上げますが、ずばり「エンド・オブ・キングダム」。ヨーロッパ人が見たら全員激怒しそうな内容の作品の主演を、イギリス人のジェラルド・バトラーが務めているのがそもそも最高。さらにテロシーンの不謹慎感も凄く、「2016年にこんな映画見ていいの?」という気持ちになること請け合いです(褒め言葉)。

 と、いきなり話が横道にそれました。最近、携帯電話会社が映画割引サービスをわりと大々的に打ち出しているのですが、利用条件が意外と複雑なため、整理してみました。

「ドコモチューズデー」のウェブサイト
「dポイントクラブ」のAndroid版アプリはGoogle Playで配信中。加えて、dポイントクラブはドコモ携帯電話を利用していなくても加入できるので、実質的に誰でもイオンシネマの割引クーポンを入手できる

 まずはドコモ。基軸となるのが、イオンシネマにおいて火曜日の鑑賞料金が1100円になる「ドコモチューズデー」です。ただ、誰もが利用できる特典ではなく、「dポイントクラブ会員でブロンズステージ以上」であることが条件。具体的には、ドコモ携帯電話を10年以上利用している、お店の買い物などでのdポイント獲得数が所定の半年で600ポイントを超える、あるいはdカード(クレジットカード)を契約していなければなりません。

 ただし、これとは別に、dポイントクラブに登録しているだけで利用できる、イオンシネマ300円引きクーポンもあります。劇場窓口でのチケット購入時にしか割引を受けられませんが、dポイントクラブは契約中の携帯電話会社に依存せず誰でも入会できますから、例えば格安SIMをご利用の方でもOKです。

「auマンデイ」のクーポンはウェブサイト経由で入手可能。ただしauスマートパスなどの有償オプション契約が必須です
「auシネマ割」の利用条件もほぼ同じ

 対するauは「auマンデイ」。TOHOシネマズで月曜の映画鑑賞料金が1100円になります。条件はau携帯電話を契約の上で「auスマートパス(月額372円、税別)」「ビデオパス(同562円、税別)」いずれかに加入していること。有償オプションが前提となっていますが、利用条件自体はシンプルです。

 この条件を満たしたau回線を寝かせているようであれば、au端末が手元になくても、一般的なスマホのウェブブラウザーからクーポンを表示できます。現に私のZTE Blade V580でも、所定のサイトにau IDでログインすれば、割引用QRコードを表示したり、オンラインチケット購入用のクーポン番号を表示できました。仕事用にauフィーチャーフォンを契約していて、プライベートでは格安スマホを使っているなんて方には、パケットも節約できてオススメです。

 また、ユナイテッド・シネマとシネプレックスでは同じくauとタイアップして「auシネマ割」を実施中。こちらは曜日に関係なく1200円になります。auスマートパスへの入会といった利用条件はほぼ同じ。

 なお、ソフトバンクについても調べてみましたが、恒常的な映画割引施策は今のところ無いようです。

 格安SIM会社に比べて大手携帯電話会社は料金が高いイメージがありますが、やはり周辺サービスは充実しているなーというのが率直な印象です。とはいえ、ドコモの2サービスは必ずしも電話契約を必須としませんので、実は格安スマホ利用者と相性がいいのかも? そんなこんなで、私は今週末に「X-MEN:アポカリプス」を見る予定です。予告編を見る限り、サイクロップスがちゃんと活躍しそうなので楽しみ!