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ケータイ新製品SHOW CASE
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J-P51(スターシルバー)
2002年6月発売
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本体背面にカメラを搭載。自分撮影用の鏡も装備
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スライド式のレンズバリアがあり、未使用時にレンズを保護できる
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右側面のボタンはカメラ使用時にシャッターとして機能する
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ボタン配置。パナソニック製端末おなじみのスティック型カーソル採用
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待受画面。待受画像をOFFにすると常時メニューが表示される
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パナソニック製おなじみの3×3のアイコンメニュー
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待受状態からショートカットキー押下でカスタマイズ可能なメニューを呼び出せる
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ほとんどのメニューが第2階層までアイコン式となっている
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テキストファイル編集が可能なテキストメモなどの機能を搭載
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メニュー第3階層の多くはリスト式
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連文節変換に対応
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文字入力時、カーソル下で通常変換、ソフトキー左で予測変換
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「ひ」での予測変換。通常変換したことのあるフレーズも候補となる
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静止画撮影画面。画面全体を使う
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静止画閲覧画面
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撮影画像の圧縮率を上げてメールに添付した画像
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ムービー再生画面
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撮影画像、ダウンロードデータ、添付ファイルはすべてフォルダで分類される
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■ 仕様で見るJ-P51
パナソニック製のパケット通信対応ハイエンドJ-フォン端末「J-P51」。現在のところ51シリーズ唯一のストレート型デザイン端末。J-P51にはこれまでのパナソニック製端末同様、アイコンとスティック式カーソルを使うアイコン式メニューが採用されている。カメラにはCCDが採用されており、CMOSに比べて暗い場所での撮影や動きのあるものの撮影能力が強化されている。側面のボタンをシャッター操作に用いれるので「レンズバリアを開ける→シャッターを押す」というコンパクトカメラと同じような操作で撮影を行なえる。
PIMのデータ規格であるvCard/vBookmark/vCalendar/vMessage/vNoteや、通常のテキストファイルの閲覧・取込・編集(vMessageとvBookmarkは作成不可)が可能なほか、ZIP圧縮されたデータを解凍し、取り出して用いることもできる。
51シリーズの共通特徴は、静止画の写メールに加えて動画のムービー写メールが利用できることや、12KBまでのメール送受信が可能なスーパーメール機能、28.8kbpsの下り通信速度を持つパケット通信の搭載、40和音の着信メロディへの対応、Javaアプリのサイズが従来機で最大50KBだったのに対して100KBまでに拡張されたことなど。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
125×44×19mm |
重量 |
約83g |
連続通話時間 |
約135分 |
連続待受時間 |
約400時間 |
充電時間 |
約100分 |
ディスプレイ |
1670万色表示TFTカラー液晶 120×160ドット |
表示文字数 |
10字×8行、7.5字×6行 |
メモリダイヤル |
500件 |
リダイヤル・着信履歴 |
各20件 |
データ通信速度 |
最大下り28.8kbps、上り9.6kbps(パケット通信時) |
ボディカラー |
ネオブラック、スターシルバー |
【インターネットメール】
サービス名 |
スカイメール/スーパーメール |
利用料 |
月額料金:300円(J-SKYパケットパックに含まれる) ・スカイメール 受信:無料、送信:1通3円 ・スーパーメール 1パケット(128バイト)0.3円 |
メール受信機能 |
・スカイメール:最大全角192文字まで ・スーパーメール:添付ファイルを含めて最大12KBまで。ムービー添付時は15KBまで |
メール保存件数 |
受信:700KB(スーパーメールおよび添付ファイル、スカイメールなど) 送信:200KB(スーパーメールおよび添付ファイル、スカイメールなど) |
添付制限 |
添付ファイルを含め12KBまで。ムービー添付時は15KBまで |
【着信メロディ】
和音数 |
最大40和音(FM音源32和音+WaveTable音源8和音) |
着信音 |
・パターン:3種類 ・効果音:16種類 ・登録済みメロディ:9曲 ・自作メロディ:5曲まで ・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存 |
登録メロディ曲名 |
MY HAPPINESS 波乗りジョニー アゲハ蝶 FINAL DISTANCE PIECES OF A DREAM いつも何度でも 第九 エレクトリカルパレードのテーマ 勇者は帰りぬ |
和音着メロダウンロード |
対応。「データフォルダ」内に保存 |
カラオケコンテンツ ダウンロード |
対応 |
【データフォルダ】
データフォルダ容量 |
1.2MB |
保存/閲覧が可能な ファイルの種類 |
・画像(PNG/JPEG) ・アニメーション(MTN/MNG) ・動画(Nancy) ・メロディ/サウンド(SMD/SMAF) ・圧縮ファイル(ZIP) ・メール(EML) ・コンテンツ(HTML/MML) ・テキストファイル(TXT) ・vCard/vBookmark/vCalendar/vMessage/vNoteなど |
備考 |
フォルダ別に管理。未対応形式も表示可能。ZIPは解凍機能のみ。テキストファイルは閲覧編集可能 |
【Javaアプリ】
保存件数 |
データフォルダ(1.2MB)に保存 |
登録済み Javaアプリ |
通話シチョーリツ Ver.2、ピンボールP |
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット |
JPEG/PNG |
撮影可能解像度 |
120×160ドット |
撮影可能画質 |
スーパーファイン(送信不可)、ファイン(スーパーメール向け)、ノーマル(ロングメール向け) |
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット |
Nancy形式(NOA) |
撮影可能画質 |
80×60ドット |
撮影可能容量 |
データフォルダ(1.2MB)に保存 |
■ スタッフが見たJ-P51
| コメント |
湯野 |
なんだか久々にストレート型の端末を見たように感じるのは気のせいだろうか? このところ、どれもこれも折りたたみ型の端末ばかりで、見た目的にもそろそろ飽きてきた気がしないでもない。実は私もストレート派だったりするのだが、新しいものとなると、ほとんどが折りたたみ型で、否応なしに折りたたみ型の端末を購入せざるを得ない状況なのだ。そんな風に思っているのは、おそらく私だけではないはずで、男性ユーザーを中心にストレート型端末を切望する読者も多いだろう。
この「J-P51」だが、100gオーバーが当たり前のご時世の中では83gと、ひときわ軽く、コンパクトに感じられるのだ。それでいてカメラ付き。もちろん初代カメラ付きの「J-SH04」よりは一回り大きく、10gほど重い計算になるわけだが、最新機能を搭載してこのサイズというのは評価できる点ではないだろうか。
CCDカメラ搭載だし、1670万色のTFT液晶搭載だし、28.8kbpsのパケット通信やJavaにも対応しているし、基本性能としては特に文句の付けどころはない。少々気になったのは、撮影するときは横向きに持って手ぶれを少なくしようというというのか、ムービー撮影の時になぜか画面が時計回りに90度回転してしまうところ。正直なところ、手ぶれを気にするほどの画質でもないし、表示サイズ的には別に横に倒さなくても大丈夫なような気がするのだが……。あとは、スティックタイプのカーソルでは一部のJavaアプリが非常に使いづらくなってしまうところも気になった。
とは言うものの、“ストレート命”で、最新機能を求めるような人にとっては非常にオススメできる端末だ。
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白根 |
J-フォンのハイエンド向けラインナップである51シリーズ唯一のストレート型デザインの端末。パナソニック製端末おなじみのインターフェイスを搭載しているので、パナソニック製端末のユーザーは安心して使用できる。もちろんパケット通信やムービー写メールなどの51シリーズとしての基本的な特徴は兼ね備えているので、ストレート型を使いたい、もしくは軽い端末を使いたい、という人にはオススメだ。最近の折りたたみ型は100g以上のものがほとんどなので、83gのJ-P51はひどく軽く感じられた。
GPSだとか第3世代だとか、そういった派手な新技術を使った機能は搭載していないものの、当たり前のようにカメラを内蔵している。J-フォンではそれが標準だからいちいち騒ぐに値しないのだが、これがドコモやauだと「おぉぉ、この機種はカメラを搭載してすげぇぜっ!」となるのだから(しかもそういう端末がほとんどない)、カメラ重視の人にとってJ-フォンが唯一のキャリアと言われてしまっても仕方がないだろう。
J-P51のカメラの特徴はなんといってもスライド式のレンズバリア。これが非常に便利で、待受状態からならばスライド操作だけで撮影モードに移行できる。側面のボタンを使えば横位置撮影がコンパクトデジタルカメラとほとんど同じ感覚で行なえるので、写真重視の人にとっては激しく便利だと思われる。
J-フォン端末の豊富なラインナップはほとんどがカメラ搭載端末なので、個人的にauを使っている人間から見るとうらやましくすらある。購入を検討している人には、51シリーズならば折りたたみ型に比べ軽く、カメラの使い勝手もよいこのJ-P51か、35万画素カメラとMP3プレーヤー、SDカードスロット搭載のフラッグシップモデル「J-SH51」のどちらかを個人的にオススメしたい。
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松下 |
すでに発売されている51シリーズ3機種はいずれも折りたたみタイプだが、同機種は今のところ51シリーズで唯一のストレート型。他の3機種は98~100gを超えており、手に取るとやや重量感を感じるが、J-P51は83gと通常のストレート端末並みの重さで、ブ厚くなっているということもない。
ただ、強いて気になる点を挙げるなら、ディスプレイ部分が本体のほぼ半分を占めることも手伝ってか、ボタンの配置面積が狭い。このため、スティックタイプのコマンドナビゲーションボタンの操作感は非常に軽快なのだが、それ以外のボタンは全体的にやや小さめで、多少押しづらさを感じるかもしれない。
しかし、背面のCCDカメラ(11万画素)に装備されたスライドカバーは、今までの端末にはないものなので、使わない時はレンズ部分を保護できるという安心感に加え、待受の状態ではスライド操作だけでカメラ機能が起動し、撮影モードに切り替わるので、カメラっぽさも演出してくれる。なんだか本格的な感じがして、撮影にも気合いが入るのでは?! また、ソフトウェア処理で1670万色に対応する液晶で表示させた撮影画像は、他機種の11万画素カメラ以上の満足感を得られると思う。
J-SH51のSDカードスロットやJ-K51のツインスピーカー&3Dサウンド、J-T51の外付けフラッシュ、そしてこのJ-P51ではスライドカバーと、いずれのラインナップもそれぞれ個性的な付加価値を備えているので、パケット対応機から選ぶ際には迷いどころだが、なにしろ51シリーズでは今のところストレート型はこの1機種のみ。加えてカメラ機能の使い勝手のよさや撮影画質もおすすめできるので、ストレート派には朗報でしょう。
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■ URL
ニュースリリース(J-フォン)
http://www.j-phone.com/h/from/topics/20318_1.html
製品情報(J-フォン)
http://www.j-phone.com/kisyu/jp51/index.html
■ 関連記事
・ J-フォン、CCDモバイルカメラ搭載の「J-T51」「J-P51」
2002/05/28 15:34
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