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工藤 |
三菱製端末ではおなじみのフリップ型。ドコモの三菱製端末と違ってJ-フォン用は以前から方向キーの真ん中に決定キーがあるスタイルだが、Javaでゲームなどを遊ぶにはこちらのキーの方が操作性がいいと思う。また、今回から新たにデジカメを内蔵している。
三菱製端末の場合、おなじみ「アニメっちゃ」搭載をはじめ、ソフトウェアが良く作りこまれているのが特長。操作方法もわかりやすく、買ったあとも長く楽しめる端末だと思う。デジカメも画質ではJ-SH07に一歩譲るけれども、その後の「デジタル福笑い」などの加工が楽しい。「アニメっちゃ」でおなじみ珍さんのJavaアプリも搭載されている。また、メニューはフリップ型の従来機種J-D03では3種類あったのだけど、2種類に整理され、アイコンメニューが見やすくなった。
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湯野 |
フリップ型でJava対応&カメラ付きのものは、このJ-D05が初めて。ほぼ同時期に発売される予定のJ-T06や、すでに発売されているJ-SH07なんかと比べると、メニューまわりの感じやカメラ撮影時の「アニメ撮影モード」、標準搭載のJavaアプリ「珍さんのおうち自慢」などなど、エンターテイメント性が高いように思える。
中でも面白いのは、カメラ撮影時の「アニメ撮影モード」。撮影した人間の顔の目や口をそれとして認識し、ヘンな顔に変換してアニメーション表示してくれるというもの。いろいろと試してみたが、あまり人間離れした顔をして撮影した場合は、人間の顔として認識してくれないので要注意。
しかし「珍さん」、いいキャラクターしてるなぁ…。「珍さんのおうち自慢」も、要するに携帯の中でキャラクターを育てるゲームで、似たようなものはauの日立製端末(ハムスター)にも搭載されていたが、完成度はこちらのほうが高い。
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松下 |
なんといってもカメラ機能が楽しい! J-SH07と比較すると、撮影画像の画質は若干落ちるが、エッジ検出機能により顔写真のりんかく内が動くことで表情が変化する「デジタル福笑い」がすごく面白い。ちなみに、人間の顔でなくてもりんかくを認識できるものであれば、りんかく内部のパーツが動く。いろいろ試してみると、横顔の場合では正面の顔よりも表情に顕著な変化がないので、やはり正面顔を撮るのがいちばん効果的。また、紙に印刷された平面上の顔も認識するようだが、アニメーション変換ではなかなか成功しなかった。「アニメっちゃ」関連の機能では、J-スカイサイトの「エンタメっちゃ」に登録すると、端末内のスケジューラー「ケイタイ手帳」に情報が届くという連携機能があり、アニメっちゃのパンダキャラでゲームが楽しめるJavaアプリもプリインストールされているので、アミューズメント機能はとても充実していると思う。フレーム数やマーカースタンプなど、画像の編集機能も充実しているので、TFT液晶や撮影画像の画質にそんなに強いこだわりを持たず、カメラで楽しむ要素を重視するならば、J-SH07よりもおすすめです。
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