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コメント |
工藤 |
なんといっても、ケータイ初の着せ替えです。欲を言えば、着せ替えパネルのオプションが1000円くらいでたくさん選べればなあと……われながら欲を言えばきりがないですね。 電話としての基本機能は、C404Sとほぼ同じ。液晶の見やすさも、C404Sと同等。現在では平均的なレベルだと思います(ちなみに液晶では、これまでの@mail端末ではC402DEがいちばん見やすいかなと思います)。ミュージックプレーヤー機能のないぶん、ボディはC404Sよりじゃっかんコンパクトになってます。 新機能としては、C406SではPOBoxを搭載。日本語入力が格段にラクです。学習機能があるので、使えば使うほどお利口になるというメリット付き。またC404Sに比べると、数字キーが大きめで押しやすい。ジョグの脇の左右ボタンも、C404Sの場合ちょっと離れたところにあり、指の移動距離が大きかったのが、C406Sではジョグの両脇に配置され、これも操作性は向上していると思います。スクロール速度が速いのはC404Sと同じで、これはソニー製端末共通の特長。また、カップルで同じ端末を購入するような場合は、Cメールのチャット機能に対応している点も見逃せません。相手のメッセージと自分のメッセージが色分けして表示され、チャット画面が見やすく工夫されています。二つ折り派で@mail対応端末を検討しているなら、おすすめの機種のひとつ。
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湯野 |
微妙に透けてる着せ替えケータイ「C406S」。最初から付いているブルー(ハーフスケルトン)の着せ替えパネルの下に写真を挟んで楽しむこともできる。ボタンまわりも透けていて光ったりするのだが、せっかくだったらクリスマスツリーの電飾っぽくチカチカしてほしいところ。 数字ボタンは「C404S」よりも幅がある感じで押しやすい。左右のカーソルボタンもC404Sではフロントジョグの左下にやや離れて配置されていたのに対し、C406Sではフロントジョグのすぐ脇に並んで配置されている。もうちょっと出っ張りがほしいところだが、指の移動が少なくて済むので慣れれば意外と使いやすいかも。 そして「POBox」。PCでいう「オートコンプリート」みたいな機能なのだが、日本語の文章を入力するとき、ボタンを押す回数が極力減らせるので便利。個人的には英単語のほか、URLやメールアドレスなんかも入力補完してくれるとありがたいと思ったりもするが、そこまで期待するのは贅沢というものだろうか?
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白根 |
わたしはソニーのインターフェイスは好きなので、C406Sも好き。メニューなどがわかりやすい。そのうえ、ジョグダイヤルで操作も楽チン。デザインもさることながら、実用性の面でも非常に気に入った。 とくに日本語入力のやりやすさが秀逸。連文節変換の効率もかなり高いのだが、それ以上にソニー独自の予測変換入力「POBox」がすごい。たとえば「かの」まで打つと「可能」などの候補が羅列される(候補の並べ方も1行1個とかでないのが気が利いている)。候補から目的の語を選ぶのもジョグダイヤルなので快適。さらに「可能」を選択して入力すれば、なにも入力しないでも「性」「です」「な」など、「可能」に続くと予測される語が候補に並ぶ。よほど変な文章でなければ、候補を選びつづけるだけで文章が書ける。素晴らしい。そういえば昔、宇宙論で有名な筋萎縮性側索硬化症のホーキング博士が、ボタン1個で文章を書けるシステムとして、POBoxのような単語を予測して選択する、というコンピュータを使っていたということを思い出した。 ジョグダイヤルは多数の項目から目的のアイテムを選択する、という場面に向いている。ドット絵を描くときを想像してほしい、カーソルキーでドットを選ぶのは正確ではあるが、マウスでドットを選ぶほうが速度は速い。ジョグダイヤルはカーソルキーよりもマウスに近い(両方とも、連打せずにポインタの移動速度を変えられる)。そのジョグダイヤルに「多数の予測候補をあげて文章作成を補助する」というPOBoxを組み合わせるのは、さらに使いやすい。デザインの面でも十分に遊ばせてくれる機種である、いま@mail端末を買うならば、候補の筆頭に入れるべきだと思う。
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