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ケータイ新製品SHOW CASE
C406S (ソニー)
2000年12月26日

■ 写真で見るC406S




※上に掲載している写真はいずれも、ブルー(ハーフスケルトン)の交換パネルを装着したもの。


パネル交換時
(ブロンズブラック)
パネル交換時
(ゼブラ)
ボタン部発光

データコネクタ
(底面)
イヤホンマイクコネクタ
(右側面)
ボタン配置

交換パネルの上には、24色に光るLEDがある。

受信メール表示
(フォント小)
受信メール表示
(フォント大)
メール作成画面

メニュー第1・第2階層 メニュー第3階層 メニュー第4階層

メニューは決定ボタン(ジョグ中押し)で進めるほか、左右ボタンで進んだり戻ったりできる





■ 仕様で見るC406S

 C404Sに続くソニー製の@mail端末。@mailの共通仕様として256色のカラー液晶を搭載し、16和音の着信メロディ、カラオケコンテンツやサンプリングボイスの再生、位置情報サービス「ezナビゲーション」に対応し、スケジューラーなどの機能もある。
 外面のパネルは交換が可能で、ホワイトの機種には「ミラーホワイト」「パンサー」「ピンク(ハーフスケルトン)」、ブラックの機種には「ブロンズブラック」「ゼブラ」「ブルー(ハーフスケルトン)」の交換パネルが付属する。このほか、語を予測しながら文章を入力する「POBox」機能やCメールを利用するチャット機能を搭載する。基本的な性能はMGメモリースティック搭載のC404Sと変わらず、通信機能のみを無効にする「パーソナルモード」など、各種機能や使い勝手もC404Sを踏襲している。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
101×50×27mm(折りたたみ時)
重量 約115g
連続通話時間 約180分
連続待受時間 約200時間
充電時間 約100分
ディスプレイ 120×160ドットの256色反射型カラーSTN液晶
表示文字数 全角10字×8行(80文字)、全角8字×7行(56文字)
メモリダイヤル 500件(1件につき、電話番号3個、住所1個、メールアドレス2個、URL1個、写真1個)
リダイヤル・着信履歴 NULL
データ通信速度 14.4kbps(EZweb/パケット通信)
オプションのPacketOne64で最大64kbpsの通信も可能
ボディカラー ホワイト、ブラック

【インターネットメール】
サービス名 ezweb@mail
利用料 EZweb料金に含まれ、月額200円(関東・中部以外では300円)
PacketOne通信料 0.27円/128バイト
メール受信機能 最大全角5000文字
メール送信機能 最大全角5000文字
メール保存件数 受信:最大500件(本文のみで128KB)
送信:最大250件(本文のみで60KB)
添付制限 受信:最大5件(本文と別に約100KB)
送信:最大1件(本文と別に約100KB)
ファイルは「データフォルダ」に保存

【着信メロディ】
和音数 最大16和音
着信音 ・着信パターン 20パターン
・登録メロディ 5曲
・作曲メロディ/ダウンロードメロディ/ダウンロードボイス 10件
登録メロディ曲名 Everything
カノン
エレクトリカルパレード
サンダーバニー
ノーズレーサー
和音着メロダウンロード できる(EZget対応)。「データフォルダ」内に保存
備考 「データフォルダ」内のメロディデータなどは、着信音のリストに登録したあと、着信音にすることができる

【データフォルダ】
データフォルダ容量 200KB(99件)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・画像(PNG)
・メロディ(着信メロディ、カラオケ、サンプリングボイスなど)
・アドレス、スケジュールなど(vCard/vCalender)


■ スタッフが見たC406S

コメント
工藤  なんといっても、ケータイ初の着せ替えです。欲を言えば、着せ替えパネルのオプションが1000円くらいでたくさん選べればなあと……われながら欲を言えばきりがないですね。
 電話としての基本機能は、C404Sとほぼ同じ。液晶の見やすさも、C404Sと同等。現在では平均的なレベルだと思います(ちなみに液晶では、これまでの@mail端末ではC402DEがいちばん見やすいかなと思います)。ミュージックプレーヤー機能のないぶん、ボディはC404Sよりじゃっかんコンパクトになってます。
 新機能としては、C406SではPOBoxを搭載。日本語入力が格段にラクです。学習機能があるので、使えば使うほどお利口になるというメリット付き。またC404Sに比べると、数字キーが大きめで押しやすい。ジョグの脇の左右ボタンも、C404Sの場合ちょっと離れたところにあり、指の移動距離が大きかったのが、C406Sではジョグの両脇に配置され、これも操作性は向上していると思います。スクロール速度が速いのはC404Sと同じで、これはソニー製端末共通の特長。また、カップルで同じ端末を購入するような場合は、Cメールのチャット機能に対応している点も見逃せません。相手のメッセージと自分のメッセージが色分けして表示され、チャット画面が見やすく工夫されています。二つ折り派で@mail対応端末を検討しているなら、おすすめの機種のひとつ。
湯野  微妙に透けてる着せ替えケータイ「C406S」。最初から付いているブルー(ハーフスケルトン)の着せ替えパネルの下に写真を挟んで楽しむこともできる。ボタンまわりも透けていて光ったりするのだが、せっかくだったらクリスマスツリーの電飾っぽくチカチカしてほしいところ。
 数字ボタンは「C404S」よりも幅がある感じで押しやすい。左右のカーソルボタンもC404Sではフロントジョグの左下にやや離れて配置されていたのに対し、C406Sではフロントジョグのすぐ脇に並んで配置されている。もうちょっと出っ張りがほしいところだが、指の移動が少なくて済むので慣れれば意外と使いやすいかも。
 そして「POBox」。PCでいう「オートコンプリート」みたいな機能なのだが、日本語の文章を入力するとき、ボタンを押す回数が極力減らせるので便利。個人的には英単語のほか、URLやメールアドレスなんかも入力補完してくれるとありがたいと思ったりもするが、そこまで期待するのは贅沢というものだろうか?
白根  わたしはソニーのインターフェイスは好きなので、C406Sも好き。メニューなどがわかりやすい。そのうえ、ジョグダイヤルで操作も楽チン。デザインもさることながら、実用性の面でも非常に気に入った。
 とくに日本語入力のやりやすさが秀逸。連文節変換の効率もかなり高いのだが、それ以上にソニー独自の予測変換入力「POBox」がすごい。たとえば「かの」まで打つと「可能」などの候補が羅列される(候補の並べ方も1行1個とかでないのが気が利いている)。候補から目的の語を選ぶのもジョグダイヤルなので快適。さらに「可能」を選択して入力すれば、なにも入力しないでも「性」「です」「な」など、「可能」に続くと予測される語が候補に並ぶ。よほど変な文章でなければ、候補を選びつづけるだけで文章が書ける。素晴らしい。そういえば昔、宇宙論で有名な筋萎縮性側索硬化症のホーキング博士が、ボタン1個で文章を書けるシステムとして、POBoxのような単語を予測して選択する、というコンピュータを使っていたということを思い出した。
 ジョグダイヤルは多数の項目から目的のアイテムを選択する、という場面に向いている。ドット絵を描くときを想像してほしい、カーソルキーでドットを選ぶのは正確ではあるが、マウスでドットを選ぶほうが速度は速い。ジョグダイヤルはカーソルキーよりもマウスに近い(両方とも、連打せずにポインタの移動速度を変えられる)。そのジョグダイヤルに「多数の予測候補をあげて文章作成を補助する」というPOBoxを組み合わせるのは、さらに使いやすい。デザインの面でも十分に遊ばせてくれる機種である、いま@mail端末を買うならば、候補の筆頭に入れるべきだと思う。



URL
  ニュースリリース(IDO)
  http://www.kddi.com/release/2000/1213/index.html
  製品情報(KDDI)
  http://www.au.kddi.com/phone/cdmaone/c406/c406.html


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2001/01/09 00:00

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