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工藤 |
これまでの携帯電話では、せいぜい250KBくらいだったユーザーメモリ領域が1200KBというのは圧倒的。J-スカイ端末を使っているユーザーなら、操作もあまり違和感はないと思う。アドレス帳では、グループごと、個人ごとに着メロやバイブなどを設定でき、鳴り分けなどを使い込む人にはぴったり。液晶も見やすく、使い勝手では、個人的にはほぼ文句ない感じでした(もっとも、すべての機能を使ったわけではないのでその点はご了承を)。カラオケコンテンツには対応していないけれども、これは不要な人も多いでしょうし(実はわたしも端末レビューの時しか見てません…)。これでPOBoxやT9などの先読み変換がついていればなあ、と欲張りな考えが逆に出てくるくらい、機能的や使い勝手はよくできていると思う。
あとは、デザインや色が好みに合うかどうか。4方向キーも不器用なわたしがストレスなく使えたのでOKとは思うのですが、ボタンの押した感じや色などは、店頭モックでご確認ください。
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湯野 |
全体的なフォルムはツーカーの「TT03」にそっくり。中央のファンクションキーの辺りはauの「C310T」に似ているが、その上に「お知らせランプ」が配置されていて、メールの着信などを知らせてくれる。
使い勝手の面では、グラフィカルなマルチメニューが使えるところやプチスケジュール機能が搭載されているところなど、TT03にそっくり。フォントについても、ボールドがかった「J-T04」のものとは違い、TT03のようなすっきりした読みやすいものに変更されていて好感触。J-T04同様、ゲームなどをダウンロードできる専用サイト「J-T Club Site」にアクセスでき、過去の東芝製端末のイイところをミックスした感じの仕上がりになっている。
着信メロディの自作は3和音対応で、入力インターフェイスは一見するとオーソドックスなタイプだが、音階をファンクションキーで上下させることができるので、思った以上に入力しやすい。
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白根 |
インライン入力の連文節変換。受信メールの文字表示量は最大80文字。液晶は見やすく、16和音のメロディにも対応。基本性能だけを見れば何の問題もない。で、使いやすさだが、これも悪くない。というか、日常的なメニューを、簡単に呼び出すことができるアイコンメニューが非常に使いやすい。ただ「J-スカイ」「メール」「メモ(クリア)」「マナー」「決定」の5つのボタンを駆使しないといけないあたりがちょっと違和感を覚えた。J-スカイウェブ中の「戻る」とメニュー中の「戻る」が違うボタンなのだ。ここら辺は、ボタンの数を極力減らそうとしたP503iとは好みが分かれるところだろう。
遊びの要素もよく出来ている。ゲームのダウンロードはもちろん、フォントやメニューに使われるアイコンを全部ダウンロードしてカスタマイズできるというのはかなりスゴイ。ぜひキャラクターモノのデータを用意して欲しい。エヴァンゲリオン風とか。そこまでやると、ビジネスなりそうだな。
さりげなく面白い機能なのは、画像の編集機能。ウェブやメールでダウンロードした画像に対して、スタンプや文字を書き加えることができる。東京地区のJ-フォンCM的シチュエーションなら「藤原紀香が合コン中に仲間のJ-SH04から送られてきた画像のイケメンにスタンプでチェックを入れて返信する」みたいなことができる。ちなみにわたしはそんなシチュエーションにはお目にかかれないので、編集部のJ-SH04で送った画像にこんなことをした。お約束だ。使う人によりさまざま。地図画像にマーキング、というのも可能か。
カラオケに対応していないのが唯一の心残りだが、使い勝手で選ぶならば結構オススメ。折りたたみデザインにこだわるというのであれば……他の端末にしよう。
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