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工藤 |
カメラ機能は楽しいです。あらかじめ用意されたフレームの真中に自分の顔が収まるように撮るのに夢中になったりしました。スタンプも用意されているし、文字ものせられます。ただ、いろいろ遊んだ画像をメールに添付しようと思ったら、ロングEメールでも容量オーバー。ちょっぴりトリミングする必要があったりもしました。なお、メール送付画面では、ロングEメールが標準で選択されていて、Eメールしか使わないわたしには便利。撮影画像の画質はJ-SH04の方が上ですが、とはいえ現状ケータイのデジカメはどれも10万画素程度。はっきり言って画質はさほど期待できません。というわけで、個人的には面白さのJ-SA03が好みです。
液晶は、最近のTFTやTFDに比べると、やや暗め。反射型液晶でサイドライトを採用しているため、ちょっと液晶が奥まったところにある感じがするのも、気になる人がいるかも。また、スピーカーの最大音量がお寝坊さんの目覚ましには、ちょっと足りないかもしれません。その他にはあまり気になる点はありませんでした(すみずみまで、全部見たわけじゃないですが…)。プニプニチェリーなどキャラクターもかわいいし、カメラ機能は楽しいし、やっぱりフレームや文字入れられると面白い。あと、忘れちゃいけないのがサブウィンドウ。ケータイを腕時計代わりにしている人の場合(わたしだけど)、外側に小さな液晶があるから、いちいち開かないで時間が見られて便利。
二つ折りで、デジカメがついているのは現在コレだけ。遊べる端末が欲しい人は検討機種に入れてよいのではないかと思います。
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湯野 |
「J-SH04」はストレート型の端末だったが、「J-SA03」は折りたたみ型。両方ともカメラ搭載の機種だが、形状が異なるだけあって操作感はやや異なる。J-SA03の場合、ボタン側のボディ背面にカメラが付いていて、開いたときにもボタン側とディスプレイ側のボディが水平ではなく、若干角度がついているので、ディスプレイを見ながら撮影するには、やや上を向けた感じで使うことになる。最初はちょっと戸惑うが、それほど問題ではない。
むしろ、ボディ側面のサイドキーをシャッターとして使えるので、ミラーを見ながら自分撮りする、というプリクラ・ライクな使い方を多用する人には使い勝手はいいのではないだろうか。欲を言えば、せっかくの折りたたみ型なので、閉じた状態で撮影できたらもっとよかったのだが。
着信メロディの自作機能については、前モデルの「J-SA02」と同じスコア入力方式のインターフェイスが採用されているので使いやすい。あまり変わってないと言ってしまえばそれまでだが、ボディを開いたときや閉じたときの音を別々に設定できるあたりの芸の細かさは、音にこだわる人には嬉しい機能かも。
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伊藤 |
この機種の一番のウリは、カメラの機能が豊富なこと。明るさ、ホワイトバランスが調節できるほか、撮った画像を一通りみることができるスライドショー機能、さらに画像にフレームを付け加え、文字やスタンプを押したりとこれだけでもしばらくは遊べそう。カメラ付折りたたみで重さが100グラムを切っているのもすばらしいと思う。
ただ、液晶が奥まっていて、もうちょっと明るさが欲しい。これでTFTやTFD液晶が搭載されていたら…と思うと本当に残念。
全体的な操作感はごく一般的で、初めてでもそれなりに違和感なく使える。しかし、紙ヒコーキボタンを押すとメールのメニューでなく、いきなり新規ロングメールの相手アドレスを入力する画面になるのは使いづらいと感じた。そのほかには、フォルダーで受信メールを整理することができたり、アラームが曜日ごとに細かく設定することができるなど目立たない部分で便利な機能が多い。また、効果音の種類が豊富なのも楽しい。「栓抜き」だとか「あちょー」が個人的にはお気に入り。
全体的には、細かいスペックがうんぬんよりも「遊び心」で勝負、という端末だと思います。 |