ワイドVGA液晶搭載ということで、同時期発売のW52Tと何かと比較されるW51Hだが、端末を開くと目に入ってくる指紋認証センサーが大きな役割を果たす。
指紋センサーというと、セキュリティ用途での利用が一般的だが、W51Hの場合は、PCサイトビューアーでのブラウジングの際の操作などにも利用できるようになっている。PCサイトビューアーは、今回の春モデルからバージョンアップしており、画面にパソコンのようなポインターが表示されるようになっている。さらに、W51Hでは横画面でのブラウジングが行なえるが、横800ドットのワイドVGA液晶搭載なので、大抵のサイトは右端まで横スクロールなしで表示できる(実は本誌は若干はみ出してしまうのだが……)。ちなみに、指紋センサーはカメラの撮影時のズーム操作などにも利用できる。
細かいところでは、日立製端末として初めてUSBクレードルをサポートしている。PCサイトビューアーを重視するネット派のユーザーにとっては、パソコンとの連携も重要なはず。LISMOなど、パソコンとの連携が必要なシーンでは、このクレードルが重宝する。
ワンセグに対応していないのが残念だが、PCサイトビューアーを使ったブラウジングに関してはベストとも言える環境が用意されており、オープンアプリにも対応しているので、何よりも自由度の高さを求めるネット派のユーザーにはオススメだ。