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ケータイ新製品SHOW CASE
P903i(ホワイト×パールストライプ)
2006年11月1日発売



ボタンの配置はオーソドックス。数字ボタンの下に、テレビ電話とマルチタスクのボタンがある 左側面にプッシュトークボタンとスクロールボタンがある

液晶側背面、ヒンジ近くにカメラを搭載。ヒンジ側面にはワンプッシュオープンボタンがある 液晶側背面は着せ替えパネルになっている。パネルは別売りされる

FeliCaアンテナはボタン側背面。同じ面に充電用の接点もある セキュリティに使われる「あんしんキー」

メインメニューの第1階層。デザインは変更可能。オーソドックスなアイコンランチャーデザインもある メインメニュー第2階層。多少グラフィカルなデザイン。左右ボタンで同階層別項目に移動する 設定メニュー第3階層。オーソドックスなリスト式のデザイン

シンプルなメニューにも切り替えられる メインメニューはデザインを変更可能。こちらは第2階層まで一気に見られるタイプのデザイン オンラインヘルプの「使いかたナビ」

待受画面には機能や連絡先のショートカットを設定可能 各種機能を割り当てられるカスタムメニューもある マルチタスクボタンで呼び出すタスクメニュー。新規タスクはメニューボタンでいつでも通常メニューが呼び出せるので、そこから起動できる

15字×15行表示 12字×12行表示 10字×10行表示

日本語入力システムは予測変換に対応する

GPSによる位置測定後には、専用iモードサイトで地図を見るか、iアプリを起動するか、メールに地図URLを貼り付けるか、電話帳に登録するかを選ぶ GPSメニューからアクセスできる専用の地図iモードサイト。ここからコンテンツプロバイダー提供の各種地図サービスや、iエリアにアクセスできる

プリインストールされるiアプリの「NAVITIME」。初回起動から90日間は無料で利用できる NAVITIMEの地図表示。auのEZナビウォークとほぼ同じ使い勝手となっている。スクロール速度なども問題ないレベル NAVITIMEのポイント指定時に表示されるメニュー

カメラの撮影時画面。縦長画像を縦に構えて撮影する形式 解像度設定などは、オンスクリーンメニューで変更できる カメラのサブメニュー。より細かい設定はこちらで行なう

最大解像度(1536×2048)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(712KB) 最大解像度(1536×2048)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(676KB)

仕様で見るP903i

 パナソニック製のFOMA端末。最新のハイエンドモデルである903iシリーズで、GPSや大容量iアプリ、3G国際ローミングなどに対応している。

 音楽再生機能としては、SD-Audio形式の音楽ファイルに対応し、楽曲管理ソフトが同梱される。連続再生時間は最長約70時間。Bluetoothを搭載していて、音楽プロファイルのA2DPにも対応する。

 独自の小電力無線を使った子機「あんしんキー」が同梱される。あんしんキーがP903i本体より半径8m(距離は変更可能)より遠ざかると、P903iに自動的にロックがかかるというセキュリティ機能が搭載されている。

 カメラにはオートフォーカスに対応した320万画素のνMaicoviconを搭載する。対応メモリカードはmicroSDカード。

 903シリーズ共通の機能としては、GPSを搭載する。GPSを利用したナビゲーション機能としては、NAVITIMEのiアプリがプリインストールされ、初回起動から90日間無料で利用できる。このほかFeliCaチップが従来機種より強化されていて、機種変更時にICカード内容をコピーする「iCお引っこしサービス」やケータイ同士で電話番号やメールをやりとりする「iC通信」などが可能になっている。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
約103×50×23mm(ノンジャケスタイル時)
重量 約125g
連続通話時間 音声通話時:約190分
テレビ電話時:約120分
連続待受時間 静止時:約640時間
移動時:約420時間
充電時間 約140分
ディスプレイ メイン:約2.4インチ、262,144色表示TFT液晶(240×320ドット)
サブ:約1.0インチ、4,096色表示のSTN液晶(96×64ドット)
表示文字数 10字×10行、12字×11行、15字×15行
メモリダイヤル 800件(1件につき最大4番号3アドレス)
リダイヤル・着信履歴 各30件
データ通信速度 最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー ホワイト×パールストライプ、ブラウン×シルバー、オレンジ×オレンジ
備考 最長約70時間連続音楽再生、SD-Audio対応、Bluetooth、あんしんキー、効画素数約320万画素、記録画素数約320万画素のνMaicoviconカメラAF対応、GPS機能搭載

【iアプリ】
iアプリ件数 最大100件
登録済みiアプリ P-MoviePlayer、NAVITIME for P、DIRGE of CERBERUS LOST EPISODE -FINAL FANTASY VII-、ぷよぷよ~ん&COLUMNS、カウントダウントレインGPS、デコメ絵文字ポケット、Gガイド番組表リモコン、「DCMX」クレジットアプリ、ケータイクレジット「iD」

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円)
メール受信機能 最大全角5,000文字(添付ファイルは最大500KB)
メール送信機能 最大全角5,000文字(添付ファイルは最大500KB)
メール保存件数 受信:最大1,000件
送信:最大400件

【着信メロディ】
和音数 最大115和音(着うた、着モーション対応)
着信音 ・パターン:3種類
・登録済みメロディ:8曲
・効果音:8種類
・ダウンロードメロディ:最大400件

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 Sub-QCIF:128×96、QCIF:176×144、待受:240×320、CIF:352×288、VGA:640×480、SXGA:960×1,280、UXGA:1,200×1,600、QXGA:2,048×1,536
撮影可能容量 内蔵メモリに最大約300枚。microSDカードも保存可能

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MP4(本体)、ASF(microSDカード)
撮影可能画質 QVGA(microSDカードのみ)、QCIF、Sub-QCIF
撮影可能容量 内蔵メモリに最大約8分3秒。miniSDカードも保存可能

スタッフが見たP903i

コメント
関口

 従来のP90Xiシリーズと同じく、カスタムジャケットをサポートしており、ハイエンドのFOMA端末としては唯一着せかえを楽しめる機種だ。これも魅力の1つと言えるが、既にPシリーズを持っている人にとっては、そこだけで機種変更はできないかもしれない。

 P903iのオリジナル機能では、やはりあんしんキーを使ったセキュリティ機能が目立つところか。特定小電力無線を使ったロックおよびロック解除機構は、確かに手軽に利用できる。財布の中にあんしんキーを入れておくだけで良いのだから、非常に手軽だ。

 iアプリ関連では、OpenGL ESをサポートしたことにより、スクウェア・エニックスの「ダージュ オブ ケルベロス ロストエピソード -ファイナル ファンタジーVII-」が楽しめる。OpenGL ESは、P903iとP903iX HIGH-SPEEDのみサポートとなっており、ゲームコンテンツを楽しみたいのであれば、魅力の1つとなるだろう。プレイする前は、動作がもたつく可能性もあると考えていたが、実際に楽しんでみると、ストレスを感じることなくプレイできた。ただ、P903iだけではないのだが、iアプリ中にメールを受信すると一瞬動作が止まってしまう。これは今後、改善して欲しいところだ。

 903iシリーズからiアプリがバージョンアップし、新たに「メガiアプリ」となったが、中心となっているのはゲームコンテンツ。私の場合、RPGや戦略シミュレーションなどのジャンルはともかく、シューティングやアクションなどは携帯電話のキーではちょっと遊ぶ気力が沸いてこない。もちろん携帯電話用に操作がアレンジされるケースはあるが、移植版の場合、そのゲームの本質的な楽しさを保てているのだろうか。また、容量拡大によってもたらされるのがゲームの表現力向上、というだけでは少し寂しいし、ゲームだけではなく、他のジャンルにも期待したい。

 さらにスクラッチパッドを外部メモリカードに保存するようになると、従来のiアプリを遙かに凌ぐものが登場する可能性がある一方で、ユーザーにとってはその分コストがかかることになる。特に今はmicroSDカードへの移行期とも言えるだけに、アプリに期待して購入する場合は注意したいポイントだ。

 このほか音楽関連機能として約70時間という長時間再生が可能なことも特徴の1つだろう。マルチメディア関連では、専用アプリによって大容量動画コンテンツを楽しめるが、これはmicroSDカードが必須となっているので注意したいところだ。

 使い勝手は、P902iの頃からさほど変化はない。デフォルトのメニューアイコンの操作感がもたついたり、デコメールの「文字スタンプ」のバリエーションがあまり増えていなかったりする。またスペックを見ると、液晶ディスプレイのサイズは一般的と言えるもので、ボディサイズは厚さ23mmで手に取ってみるとやや大振りに感じるなど、気になるところはいくつかある。

 その一方で、第2階層の画面遷移がよりわかりやすくなったり、メールに添付する画像の撮影でサイズ変更できたりするなど、改善している点は数多い。また、「液晶AI」によってディスプレイのバックライトが自動的に調節される機能、あるいは数字キー周辺のバックライトが明るくなって見やすくなった点は嬉しいポイントだろう。

 カスタムジャケットや長時間音楽再生、あんしんキーといった点は、店頭ではその魅力がよくわからず、所有者だけが実感できる良さかもしれないが、自分自身がケータイに求めるポイントを整理した上で購入を検討してみよう。

白根

 903iシリーズというと、従来からの変更点は、iアプリが大容量化したことや、GPSを搭載したことなどがある。iアプリの大容量化により「メガゲーム」と呼ばれる、グラフィックやサウンドの強化されたゲームがプレイできるようになった。ただ、大容量を生かしたアクションゲームは、さすがにケータイの画面とボタンではプレイしにくい印象も受けた。

 ナビゲーション機能は、やはり便利だ。不慣れな場所を歩く機会の多い、営業職などの人には、是非とも利用をオススメしたい。全体的なGPSを使った機能の完成度は、まだまだauが上回るが、それでもドコモでナビゲーション対応端末の選択肢が増えたことは歓迎したい。

 P903iならではのユニークな機能としては、Bluetoothと「あんしんキー」がある。とくにBluetoothはドコモでは搭載機種が少ないので、それを目的に選ぶとなると、P903iか、MNPを利用するしかない。「あんしんキー」は、とくに業務で使っていてトラブルを絶対に避けたい人にオススメだ。しかし、常にケータイをシャツやズボンのポケットに入れているという人には、持ち物が増えてしまうだけで意味が薄い。

 パナソニック端末のデザインは、900iシリーズ以来、あまり変わっていない印象を受ける。これをマイナスと取るかプラスと取るかは、人それぞれといったところだろう。ただ、かつては軽量ケータイが自慢だったパナソニックだが、P903iは大型液晶を積んでいるわけでもないのに、903iシリーズでは最重量級となってしまった。Bluetoothや「あんしんキー」といった、P903iならではの機能を目的としないならば、他の大型液晶搭載機種を狙うのも悪くないだろう。



URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/903i/p903i/
  製品情報(パナソニック)
  http://panasonic.jp/mobile/p903i/

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2006/11/08 11:59

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