J-P51以来、久々となるパナソニック製端末の復活だ。思えばJ-P51はストレート型だった。今回の705Pの場合は、“薄さ”をウリにした折りたたみ型端末だ。着せかえ用のカスタムジャケットには非対応だが、ドコモのPでお馴染みのワンプッシュオープンボタンも装備している。
実際に使ってみた感じでは、やはり薄さが最大のポイントになるだろう。デザイン的にも大人な佇まいで、スーツの胸ポケットから取り出して使うイメージがしっくり来る。テンキーについても薄さを追求しようとシートタイプのキーを採用し、レイアウト的にも若干縦に詰まった感じになっていることもあり、この部分の使用感は好みが分かれるかもしれない。メールを多用するユーザーは要チェックのポイントだろう。
スペック面では2メガピクセルカメラを搭載し、GSMローミングやBluetoothにも対応しており、表面的にはさほど見劣りするようには思えない。しかし、実はQRコード非対応だったり、たまに「あれっ?」と思うところもある。
とはいえ、この薄さとデザインは魅力的なので、そこに惹かれる人にはオススメだ。ただし、このところの料金プランのリニューアルに伴い、実際の端末価格がどれくらいなのか分かりづらくなっており、料金プランを含め、本当におトクなのかどうか、きちんと理解した上で端末を購入するようにしたい。