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ケータイ新製品SHOW CASE
W31S(リミックスオレンジ)
2005年4月14日発売



ボタン配置。スライドで引き出されるのは数字だけで、クリアボタンを含めてほかのボタンはディスプレイ側、常に露出する部分にある 右側面。ディスプレイ側にメモ・マナーボタン兼用のスクロールボタン、ボタン側に半押し対応のプレーヤー・シャッターボタン、ワンタッチスライドスイッチ、イヤホンマイク端子がある

右側面にあるイヤホンマイク端子のカバーはスライド式。他端末に比べると開閉がしやすく、壊れにくいなど常用しやすい設計になっている カメラは背面に搭載。右側のスライドスイッチでレンズバリアを開閉する(カメラ機能連動)。左側のスライドスイッチはボタンロック。左右のスライドスイッチの下の穴はステレオスピーカー

左側面には充電・データ端子とメモリースティックスロットがある 底面中央にストラップ穴。底面のサイドは充電用の接点

付属のリモコン兼用のステレオイヤホンアダプター。プレーヤーやラジオの操作に加え、着話・終話操作も行なえる。マイクも内蔵し、通話時にはイヤホンマイクとしても機能する 背面のクリップは回転し、シャツなどに引っかけやすい。側面にロックスイッチ。ステレオイヤホン端子は底面にある。ステレオイヤホンは同梱されるが、市販のものも利用可能

メニュー画面。アニメーションとアイコンを多用しているが、他社とは異なる最新のソニエリ端末独特なデザイン 設定メニューの第2階層。リスト式だがアイコンやアニメーションがある 設定メニュー第3階層。リスト式で一部の項目は設定内容が表示される

メインメニューはガイドやテキストの表示・非表示を切り替えられる メニューのデザインは変更可能。ソニー・エリクソンの専用サイトからダウンロードすることもできる カスタマイズ可能な「マイセレクト」メニュー。機能の割り当てが可能だが、アドレスなどは割り当てられない

ミュージックプレイヤー(再生中)の画面。リモコンの再生ボタンを押すと音楽がすぐに再生されるが、プレイヤー画面は起動せず、最初からバックグラウンド再生となる ミュージックプレイヤーの再生画面はリスト式表示だけでなく、再生中の曲の詳細表示なども可能 ミュージックプレイヤーのサブメニュー。リピートやランダム再生などもここで設定する

プレイリスト画面。曲リストではメモリースティック内の楽曲と着うたフルなどは別々に表示されるが、プレイリストにはどちらの曲も同じように登録できる 楽曲を再生させたままほかの機能を使うバックグラウンド再生にも対応。再生中はピクト行に音符マークがでるが、カメラ機能や着信音設定メニューなどバックグラウンド再生に対応しない機能を使おうとすると再生が一時停止する

10字×9行表示 12字×10行表示 15字×12行表示

20字×20行表示 日本語入力システムには予測変換のPOBoxとAdvanced Wnnを搭載 次単語の推測機能にも対応している

カメラ撮影画面。VGA未満の画像が縦長に保存される解像度ではピクト行や撮影ステータス表示は縦位置で表示される VGA以上の横長に画像が保存される解像度では、ピクト行などは横位置で表示されるが、下のガイド行は縦位置のまま。ケータイとしては珍しくヒストグラムを表示させられる 数字ボタンを露出させないで撮影するケースが多いため、数字ボタン側のショートカットは少なめとなっている

撮影中のサブメニュー画面。詳細設定はこちらから行なえる。解像度はサブメニューを呼び出さなくても変更可能 ホワイトバランスだけでなく、具体的な撮影シーンに合わせたプリセット設定もある シーンセレクションはメニューを呼び出さなくても変更可能だが、メニューからだとガイドを見ながら設定できる

9件のサムネイル表示が可能 サムネイルと詳細が同時に見られるリスト表示も可能 撮影後の画像は自由倍率・自由位置・90度単位の角度調整を組み合わせたトリミング機能で切り出せる

最大解像度(1600×1200ドット)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(364KB) 最大解像度(1600×1200ドット)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(374KB)

仕様で見るW31S

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のWIN端末。着うたフルに対応するほか、本格的な音楽再生機能やFMラジオを搭載する。

 音楽再生機能は着うたフルだけではなく、手持ちのCDなどから取り込んだ曲も再生できる。音楽を聴きながらメールや機能設定などほかの機能を利用可能。プレーヤー機能を起動させる専用ボタンや、ほかのケータイとは異なり耐久性の高いスライド式のイヤホンマイク端子カバーを採用。プレーヤー用のリモコンにもなるマイク兼用のステレオイヤホンアダプターや、パソコンから楽曲を転送させるためのソフトやUSBケーブルが付属する。楽曲データはATRAC3形式に変換し、著作権保護技術マジックゲートに対応したメモリースティックDuoに保存する。W31S自体は2GBまでのメモリースティック PRO Duoに対応するが、ミュージックプレーヤー使用時のマジックゲート対応メモリースティック Duoとしては128MBまでのメディアしかサポートされない。

 カメラには201万画素のオートフォーカス対応CMOSを搭載。側面のミュージックプレーヤー起動ボタンはカメラ利用時には半押しによるフォーカスロックに対応したシャッターボタンになる。カメラは背面に搭載され、自分撮りはカメラ脇の鏡を用いる。カメラ部にはスライド式のレンズバリアが搭載されていて、レンズバリアの開閉とカメラ機能の起動・終了が連動する。同梱されるUSBケーブルを用いてメモリースティック DuoをUSBマスストレージクラスとして読み書きできる。

 端末デザインはスライドスタイル。側面にワンタッチで開くためのスライドスイッチがある。従来のソニー・エリクソン端末の特徴であったジョグダイヤルは搭載されない。待受時にのみ機能するスライド式のボタンロックスイッチも側面に搭載される。

 ディスプレイにはウルトラハードコート処理を施した2.4型のQVGA液晶を搭載。赤外線通信機能があり、電子テレビ番組表(EPG)と連動した赤外線リモコンアプリを利用可能。日本語入力システムは予測変換に対応したPOBoxとAdvanced Wnnを搭載する。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
107×50×26mm
重量 約136g
連続通話時間 約190分
連続待受時間 約250時間
充電時間 約120分
ディスプレイ 26万色表示2.4型液晶
240×320ドット
表示文字数 10字×9行、12字×10行、15字×12行、20字×20行
メモリダイヤル 500件
データ通信速度 最大下り2.4Mbps、上り144kbps(EZwebおよびEメール時使用時)
ボディカラー リミックスオレンジ、アコースティックホワイト

【インターネットメール】
サービス名 eメール
利用料 EZ WINに含まれ315円(税込み)
メール受信機能 最大全角5000文字
メール送信機能 最大全角5000文字
メール保存件数 受信:512KBまたは500件
送信:128KBまたは250件
添付制限 5件。合計206KBまで

【着信メロディ】
和音数 最大64和音。着うた対応
着信音 ・登録済みパターン・効果音:11件
・登録済みメロディ:4曲
・登録済み着信Flash:2件
・登録済み着うたフル:1曲
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名 AcidBeats
Lover’sSoul
Temptation
黒鍵のエチュード
JOY(着うたフル。要切り出し)
シンボル(Flash)
Emotion(Flash)
和音着メロダウンロード 対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】
データフォルダ容量 18MBまたは1000件(BREWフォルダ:5MB)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・メロディ/着うた
・ピクチャー
・ムービー
・PIM情報など

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1600×1200、1280×960、640×480、240×320、120×160
撮影可能画質 添付可能サイズのメールモードで保存可能
撮影可能容量 データフォルダもしくはメモリースティック Duoに保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能画質 96×80(Sサイズ)、128×96(Mサイズ)、176×144(Lサイズ)、320×240(メール添付は不可)
撮影可能容量 データフォルダもしくはメモリースティック Duoに保存


スタッフが見たW31S

コメント
湯野  オーディオケータイの名を冠したW31S。スライド型のボディにメタルチックなフェイスでAV機器っぽさを演出している。手に持った感じでは、やや厚みが気になるが、これが今どきのケータイの標準サイズと言えるかもしれない。
 実際に使ってみた感じでは、キー配列そのものは普通の折りたたみ型端末と同じで違和感は無いのだが、やはりカーソル部分とテンキー部分の段差は少々気になる。それ以上に気になるのは、ディスプレイ下部のガイド行のファンクションキーの表示だ。左右それぞれ2段構成になっており、慣れてしまえば問題ないのかもしれないが、使いはじめの頃は相当な確率で押し間違える。
 音楽プレーヤーの機能自体は、さすがソニーといった感じで、きっちりと作り込まれている。パッケージにはマイク付きのリモコンも同梱されるので、使い勝手も悪くない。さらに、USBケーブルや書き込みソフトも付属するので、Windowsパソコンがあれば、マジックゲート対応のメモリースティックリーダーを持っていなくてもこの機能を利用できるところはポイントが高い。
 しかし、以前よりPSPのレビュー記事などでも指摘されているように、音楽プレーヤーで使えるメモリースティック Duoが128MBまでというのは、かなりのマイナス点だ。2メガピクセルのカメラを搭載して、着うたフルも聴いてくださいという状況では、128MBは少なすぎる。かと言って、その都度メモリースティックを差し替えるかというと、それはそれで面倒な話だ。今後もこの路線を続けるのであれば、早急に何とかしないといけないところだろう。
白根  ソニー・エリクソンとしては2機種目のWIN端末。オートフォーカス対応のカメラやFMラジオなんかも積んでいるが、ポイントは充実した音楽再生機能。ソニー・エリクソンらしい個性的な設計のケータイで、ほかにはない見所もかなり多い。
 デザインはスライドスタイル。ヘアライン加工風のボディがカッコイイが、スライドスタイルのデメリットである「数字ボタンとカーソルやクリアボタンが離れている」というのが微妙に気になる。A1404Sなどはボタンがヒンジ側に寄っていて視線と指の移動が少なくなっているが、W31Sはその逆というわけだ。背面や側面はスライドスイッチが多く、利き手や持ち方によって操作しにくかったり間違えやすかったりする。
 ソニー・エリクソン製端末の特徴だったジョグダイヤルを廃してオーソドックスな十字カーソルボタンになっているが、これは使いやすいと思う。長いEZwebページを表示させるときは側面のスクロールボタンを使う必要があるかな、と思いきや、同社製端末ならではのきびきびとしたボタンレスポンスにより、十字カーソルボタンだけでも十分な操作性を実現している。EZナビウォークなどもジョグダイヤルより操作しやすい。
 ボタンロックスイッチがあるが、これは待受画面でしか機能しない。ドコモの富士通製端末などのように、文字入力中だろうとBREW実行中だろうとロックがかかるようにして欲しかった。また、スライドと連動させた機能がない。ほかのスライドスタイルや回転スタイルの端末では「受信メール閲覧中にスライドを開くとメール返信画面になる」といった機能が搭載されているが、そういったものがないのだ。せめてスライドを開くとボタンロックが解除されるくらいはするべきだと思うのだが。
 音楽再生機能は完成度が非常に高い。柔軟なBGM再生やプレイリスト機能など実用性は十分。さらにリモコンによる操作性も良い。楽曲データをメモリースティック Duoに転送するのが専用ソフトを使うので面倒だが「オレのヘビーローテーションなアルバム3枚が聴ければ上等」という使い方ならば問題ない。転送に必要なソフトとUSBケーブルが付属するのも非常にありがたい(これがないとVAIOユーザーしか使えないも同然だ)。
 気になる部分もあるが、現状のWIN端末では最高に面白いケータイだ。着うたフルやFMラジオを含んだ音楽を楽しみたいなら、問答無用でコイツを選ぶべき。カメラと画像切り出し機能の完成度も高いので、カメラ目的の人にも悪くない。メニュー操作は独特な部分もあるが、グラフィカルで楽しいし、ボタンレスポンスが異常なまでに良いおかげで使いやすい。デザインが個性的で、オーソドックスな折りたたみに慣れていると違和感を感じる部分もあるだろうけど、そこを受け入れられるなら選択肢の筆頭に置くべきケータイだ。


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URL
  ニュースリリース(KDDI)
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/0314/
  ニュースリリース(ソニー・エリクソン)
  http://www.sonyericsson.co.jp/company/press/20050314_w31s.html
  製品情報(KDDI)
  http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w31s/index.html
  製品情報(ソニー・エリクソン)
  http://www.sonyericsson.co.jp/product/au/w31s/top.html



2005/04/14 11:18

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