ボタンはオーソドックスな配置。カーソルの周囲は一体パーツだが、左下がメールボタンなど、4つのサブボタンになっている	右側面にメモボタンなどがある

カメラはディスプレイ側の背面。QRコードなどを読み取るため、マクロ切り替えスイッチがある	ヒンジ近くの背面にストラップ穴がある。花型の穴は着信音スピーカー

付属するオリジナルのデコレーション用シール

メインメニュー第1階層はオーソドックスなアイコンランチャー式	メインメニュー第2階層はリスト式の表示	機能などを割り当てカスタマイズ可能な「マイメニュー」

ティーンズモードに切り替えると自動でメインメニューのデザインが変わる（デザインだけ変えることも可能）	ティーンズモードではメニュー内の一部機能が無効となる	ティーンズモード時の通信制限は、非ティーンズモード時にのみ設定できる（要暗証番号）

スマートモード時のメインメニュー第1階層はリスト式の表示	スマートモード時はヘルプが表示される設定になる	スマートモードへの切り替え時にウェブなどの表示フォントを一括で大型化できる

ペア機能は待受状態で発話ボタンを押すことで呼び出せる	発話ボタン長押しで位置情報を測定し、ペア登録されたメールアドレスに自動で位置情報を送信する	水森亜土デザインの待受画像をプリセットする

6.5字×6行表示	10字×9行表示	12字×10行表示

15字×13行表示	予測変換に対応したATOKを搭載	次単語の推測にも対応。人名のあとに敬称なども推測できる

カメラ撮影時画面。VGAサイズの画像は、縦長に表示されるが右を上とする横長に記録される	カメラ撮影時のサブメニュー。ホワイトバランス調整などはメニューからではなく、ショートカットボタンで行なう	サムネイルは9件まで表示される

最大解像度（640×480ドット）での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工（49KB）

■ 仕様で見るSweets

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	93×49×24mm
重量	約109g
連続通話時間	約180分
連続待受時間	約260時間
充電時間	約110分
ディスプレイ	2.1型カラー液晶 240×320ドット
表示文字数	15字×13行、12字×10行、10字×9行、6.5字×6行
メモリダイヤル	500件
データ通信速度	最大144kbps（パケット通信時）
ボディカラー	カシスムース、バニラビーンズ、マンゴープリン

【インターネットメール】

サービス名	eメール
利用料	EZwebmultiに含まれ、月額300円 通信料0.27円/128バイト(通常契約時）
メール受信機能	最大全角5000文字
メール送信機能	最大全角5000文字
メール保存件数	受信：250KBまたは500件 送信：100KBまたは200件
添付制限	１通のメールにつき100KBまで。ファイルはデータフォルダに保存

【着信メロディ】

和音数	着うた対応
着信音	・パターン：16種類 ・登録済みメロディ：8曲 ・ダウンロードメロディ：データフォルダに保存
登録メロディ曲名	Start me up Whole New World リラックス 恋のアランフェス ジュピター 喜びの歌 ふるさと シチリアーノ
和音着メロダウンロード	対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】

データフォルダ容量	8MBまたは1000件（BREWは3MB）
保存/閲覧が可能な ファイルの種類	・メロディ/着うた ・ボイス（QCP） ・ピクチャー ・EZムービー ・PIM情報

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット	JPEG
撮影可能解像度	640×480、240×320、132×176
撮影可能容量	データフォルダに保存

【カメラ（動画） 】

撮影可能画質	96×80（Sサイズ）、128×96（Mサイズ）、176×144（Lサイズ）
撮影可能容量	データフォルダに保存

■ スタッフが見たSweets

	コメント
湯野	10代の女の子をターゲットにしたというだけあって、かなりインパクトのあるカラーリングだ。男性はもちろんのこと、女性でも年代によって手を出しづらい気がするが、どうなのだろう？ 　機能的には、ベースモデルと見られるA5507SAとほとんど同じだが、サービスの利用制限や使いすぎ防止機能など利用できる「ジュニアモード」が「ティーンズモード」へと名称変更されているところが興味深い。ちょっぴり背伸びしてみたい年頃の女の子への気配りだろうか。背面のスピーカー部分のデザインが花柄になっているあたりも心憎い。 　しかし、ターゲットとされる10代の女の子がこの端末を欲しがるかというと、どうもパンチが今ひとつなような気がする。ティーンズモードやオートGPSメール機能などがあることから、どちらかというと、親が“子供向け”と判断して持たせたいと思うような端末かもしれない。本気で10代の女の子を狙うのであれば、いわゆる“ギャル文字”の入力サポートを手厚くするなど、また違ったアプローチもあるだろう。
白根	鳥取三洋の流れをくんでいて、メニューまわりは鳥取三洋タイプ。ATOKを搭載しているなど、三洋電機の流れをくむ端末とは異なっている。 　10代女子をターゲットとしているらしく、かわいらしいデザインをしている。中身もそういったターゲット向けの機能が充実していて「時間割」や「おこづかい帳」などを搭載する。筆者はそういったものと縁がなくなって長いのでどのくらい実用性があるかわからないが、ほかにはない面白い機能だ。ティーンズモード中の通話・通信の量を制限できるなど、親御さんも子どもに持たせて安心な機能も搭載している。 　頻繁に利用する連絡先を5件までショートカットメニューから呼び出せる「ペア機能」がある。子どもにとっても普通の人にとっても便利な機能だ。発信ボタン長押しで自動的にGPSで現在位置を測定し、ペア登録したメールアドレスに位置情報を送る「オートGPSメール」機能がある。緊急通報的な使い方も想定されていると思うが、ちょっとした迷子探しにも役立ちそうだ。 　デザインもなんだかかわいらしく、ボディをデコレーションするためのシールも同梱される。この手のものは自前で調達して「自分流」を追求した方が楽しいと思うが、このオマケも悪くない。ちゃんとディスプレイサイズやボタン形状にあわせてデザインされているのが嬉しい。 　使い勝手・機能ともに、昨年末のA5507SAとほぼ同等。大きな相違点はデザインくらいなもの（あとオートGPSメールはA5507SAにはない）。どちらも時間割機能やティーンズモード（A5507SAではジュニアモードと呼んでいる）を搭載するなど、子どもに持たせて安心なケータイだ。 　また、大人にとっても使いやすいケータイでもあるので、小さくてかわいいケータイを探しているのならば、A5507SA同様に選択肢に入れておいて良いだろう。ちなみにA5507SAの方がわずかに小さい。デザインのかわいさで言えばSweetsだが、小ささにこだわったり、かわいい端末を持つと訳ありにしか見えない筆者のようないい歳こいた男子にはA5507SAだろう。WINでないのが残念だが、WINでは難しいコンパクトさは魅力。EZナビウォークまでは使えるので、実用性も十分だ。