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ケータイ新製品SHOW CASE
P700i(ピンク)
2005年3月11日発売



ボタン配置。クリアボタンが中央にない、パナソニック製FOMA独特の形式 左側面にはスクロールボタンがある

カメラは液晶背面搭載。側面にはマクロ切り替えスイッチがある。ヒンジ左端はワンプッシュオープンボタン テレビ電話用の内向きカメラはディスプレイ上に搭載されている

「ピンク」のボディーにはエンボス加工が施されている ヒンジ部右側面の裏側にストラップ穴がある

メインメニューはアイコンランチャー式 メインメニュー第2階層はリスト式 設定メニュー第3階層はリスト式と1画面1項目の詳細表示のいずれかを選べる

カメラやヘルプなどのユーティリティ機能専用のメニュー。メインメニューからメニューボタンを押すことで切り替える カスタマイズ可能なプライベートメニュー。メインメニューからメニューボタンを何回か押すことで切り替える 待受画面にはメールアドレスなどのショートカットを設定可能

10字×10行表示 12字×12行表示 15字×15行表示

頭出し型の予測変換に対応。予測できるのは入力したことがある学習済みの単語のみ 1文字ワンタッチの入力から単語を予測するT9を搭載。一度ひらがなを選択し、そこから漢字に変換する 各種機能を同時に起動させるマルチタスクに対応。タスクの切り替えはマルチボタンで呼び出されるタスクメニューから行なう

カメラ撮影画面。縦に構え、横長に表示され、横長に画像は記録される 撮影時のサブメニュー サムネイルは9件表示

最大解像度(1280×960ドット)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(413KB)

仕様で見るP700i

 パナソニック製のFOMA端末。FOMAのエントリーモデル700iシリーズで、テレビ電話機能、最大500KBの着うた・着モーション、メモリカード内のデコメール、FlashなどFOMA向けの機能の多くを搭載しているが、iアプリは506iシリーズ相当で、900iシリーズが対応する大容量アプリには対応しない。

 本体重量は102gで、FOMAとしては最軽量。カラーバリエーションが3種類あるが、そのうちピンクは表面にエンボス加工が施されている。ヒンジ部側面のワンプッシュオープンボタンで本体を開く機能もある。

 カメラにはパナソニックが開発した撮像素子νMAICOVICONを搭載。画素数は有効125万画素(記録123万画素)で最大1280×960ドットの画像を記録できる。オートフォーカスには対応しないが、手動でマクロモードに切り替えられる。動画はメール添付用の3GPPフォーマットを本体メモリに記録できるほか、QVGAサイズのASF形式ムービーをminiSDカードに記録することも可能。

 日本語入力システムには1文字ワンタッチの入力から単語を予測するT9を搭載。901iシリーズ同様にマルチタスク機能を搭載している。別売りのFOMA USB接続ケーブルを利用することで、miniSDカードのリーダーライターとしても利用できる。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
102×49×22mm
重量 約102g
連続通話時間 約140分
連続待受時間 約350時間
充電時間 約130分
ディスプレイ 2.2型6万色カラー液晶
240×320ドット
表示文字数 15字×15行、12字×12行、10字×10行
メモリダイヤル 700件
データ通信速度 最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー ピンク、シルバー、ブルー

【iアプリ】
iアプリ件数 最大200件
登録済みiアプリ Gガイド番組表リモコン、BombLink、アスパラ大富豪、インフォスクリーン、ヴァニラルーム

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円)
メール受信機能 最大全角5000文字(添付ファイルは最大500KB)
メール送信機能 最大全角5000文字(添付ファイルは最大500KB)
メール保存件数 受信:最大1000件
送信:最大400件

【着信メロディ】
和音数 最大64和音(着うた、着モーション対応)
着信音 ・パターン:11種類
・登録済みメロディ:8曲
・ダウンロードメロディ:最大400件
登録メロディ曲名 イノセントワールド
JUPITER
サマータイム
きらきら星変奏曲
アイーダ行進曲
CLUB MIX
オー・ソレ・ミオ
ペールギュント「朝」

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1280×960、640×480、352×288、240×320、176×144、128×96
撮影可能容量 内蔵メモリに約93枚。miniSDカードにも保存可能

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット 3GP形式(内蔵メモリ保存時)、ASF形式(miniSDカード保存時)
撮影可能画質 128×96、176×144、320×240
撮影可能容量 内蔵メモリに約119秒。miniSDカードにも保存可能


スタッフが見たP700i

コメント
湯野  ここ最近、カスタムジャケットを用いることでケータイのデザインにこだわってきたパナソニック。P700iでは、端末自体に花模様のレリーフを刻み込むといった面白い試みにチャレンジしている。今回撮影に使用したピンクがちょうどそんな風にレリーフが刻み込まれている。シルバーとブルーはまた違った質感になっているので、ぜひ店頭で実物を手にとって確認してほしい。
 ソフトウェアの基本設計はP901iと同じで、ハードウェア的にもカメラのスペックが2メガピクセルから1メガピクセルになった程度の差しかない。大容量アプリに対応していないところについては評価が分かれるところだが、暇つぶしに簡単なゲームで遊ぶ程度ならば特に支障はないだろう。
 FOMA最軽量の102gという点については、それまで最軽量だったP901iの104g(カスタムジャケット込みだと109g)から劇的に軽くなったという感じはしないが、それでも現行のFOMA端末の中ではかなりコンパクトに感じる。
 たとえば、残業で疲れたとき、家族にテレビ電話して、子供やペットの様子を見せてもらう、といった風に、一家で2台目のFOMAにするのも悪くない。
白根  700iシリーズはFOMAのエントリーシリーズに位置づけられているが、テレビ電話などのFOMAならではの機能はしっかり搭載していて、movaからの移行層にしっかりアピールできる作りになっている。が、大容量iアプリには対応していないため、ドラクエなど900iシリーズ向けゲームは利用できない。むしろ使用頻度の低いテレビ電話機能を削ってでも、大容量iアプリには対応して欲しかったとすら思ってしまうが、まぁそこはキャリアの戦略なので仕方がないところだろう。
 中身のソフトウェアはP901iとほぼ同じ。メニューのデザインがかわいらしいものになっていたりするが、構造などはオーソドックスなものだ。ただパナソニックの場合、ボタン配置がデファクトと少々異なるので(クリアボタンが中央にない)、違和感を感じることも。デスクトップにアドレスなどのショートカットを設定できるのは非常に便利。T9も慣れると使いやすいのだが、NEC端末が採用している漢字変換された単語を一度で予測できるT9ダイレクトではないのが残念。
 FOMA最軽量機種なので、コンパクトさを追求する人にオススメ。ただ、上位機種のP901iと大きさはほとんど変わらないし、着せ替えに対応する分、P901iの方がデザインも楽しめる。価格的に我慢できるならば、大容量iアプリにも対応するP901iを選ぶのも良いだろう。


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URL
  ニュースリリース(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0307.html
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/foma/700i/p700i/index.html
  製品情報(パナソニック)
  http://panasonic.jp/mobile/p700i/index.html



2005/04/13 13:05

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