ケータイ新製品SHOW CASE au W31SA

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ケータイ新製品SHOW CASE

W31SA（クールミント）
2005年2月下旬発売

■ 写真で見るW31SA


キー配列	スライドボディを採用


本体左側面。イヤホンジャックや外部接続端子が配されている	本体右側面。miniSDカードスロットはこちら


赤外線ポートは上部に	底部に充電台用端子

ディスプレイ側ボディの背面


133万画素CMOSカメラはキー側ボディの背面に	暗闇での撮影に役立つライト

パッケージにはイヤホンが同梱される


動きのある待受画面	メインメニュー	利用頻度の高いメニューを登録できる「ジャンプメニュー」


メニュー第2階層	電池残量や電界強度のアイコンを好みのものに変更できる	電卓などが用意された便利ツール


その日に撮影した画像も表示されるカレンダー	USBケーブルでパソコンと接続すればマスストレージとして使うことも可能	スライドに関連した操作を設定できる


FMラジオ機能を搭載	内蔵メモリに録音することもできる	終話ボタンを押して「中断」を選べば、BGMとしてFMラジオを聞きながら操作できる


ミュージックプレーヤー機能を搭載。これは、録音したFMラジオのデータを再生したところ	SD-Audio対応で、CDからパソコン経由で音楽データを転送して楽しめる	スキン変更も可能


ミュージックプレーヤー機能では、終了時間を設定することも可能	カメラメニュー	静止画撮影画面


静止画撮影時のサブメニュー	撮影した静止画は、対応プリンタで直接印刷できる


動画撮影画面	カメラ関連では、OCR機能も搭載


メールメニュー	ポケベル入力もサポート	受信メールの振り分けも可能


日本語入力では予測変換機能対応のAdvanced Wnn V2を搭載	返信しようとすると、先に受信したメール本文を参照して予測変換してくれる	6.5字×6行表示


10字×9行表示	12字×11行表示	15字×14行表示


20字×19行表示	例文表示


1,280×960ドットの静止画サンプル。リンク先は無加工	こちらも1,280×960ドットのサンプル

■ 仕様で見るW31SA

　「W31SA」は、スライドボディを採用した三洋製CDMA 1X WIN端末。新サービスである「着Flash」に対応するほか、着うたフルもサポートしており、最先端のEZweb向け各種サービスを利用できるが、FMラジオを搭載し、SD-Audio対応のミュージックプレイヤー機能を備えるなど、「音楽」面での充実した機能が特長となっている。

　FMラジオや音楽再生時は、BGMとして音を聞きながらEZwebへアクセスしたり、メールを利用したりできる。パッケージにはイヤホンが同梱されているが、フロントステレオツインスピーカーも搭載しており、本体だけで音楽を楽しめる。

　背面にAF機能つきの133万画素CMOSカメラを搭載。パソコンとの接続時にはUSBカメラとして使用できるほか、OCR機能にも対応する。内蔵メモリが約40MBで、さらに256MBまでのminiSDカードが利用できる。

【おもな仕様】

サイズ
（高×幅×厚） 98×49×23mm

重量約117g

連続通話時間約220分
FMラジオの受信時間：イヤホン出力時で約40時間、スピーカー出力時で約8時間

連続待受時間約280時間

充電時間約130分

ディスプレイ約2.2インチ、240×320ドット、26万色、TFTカラー液晶

表示文字数 20字×19、15字×14行、12字×11行、10字×9行、6.5字×6行

メモリダイヤル 500件（1件につき、電話番号3件まで、メールアドレス2件まで）

リダイヤル・着信履歴各20件

データ通信速度最大下り2.4Mbps、上り144kbps（EZwebおよびEメール時使用時）

ボディカラークールミント、スティルホワイト、ソウルレッド

備考 FMラジオチューナー機能（最大60分録音、BGM再生可）、ミュージックプレーヤー機能（SD-Audio）、着Flash
USBカメラ機能、USBマスストレージ、OCR機能
ICレコーダー機能、miniSDカードスロット（最大256MB）

【インターネットメール】

サービス名 Eメール

利用料 EZ WINコースに含まれ、月額315円。1パケット0.21円（割引オプション非適用時）

メール受信機能最大全角5,000文字

メール送信機能最大全角5,000文字
CC、BCCで最大5人宛に一括送信可能
1日あたり最大1,000通まで送信可能

メール保存件数受信：640KBまたは1,000件
送信：384KBまたは500件

添付制限 5件。合計150KBまで

メールアドレス保存件数アドレス帳1件につき、メールアドレス2件まで登録可能

【着信メロディ】

和音数最大64和音。着うた対応

着信音・パターン：5種類
・登録済みメロディ13曲
・ダウンロードメロディ：データフォルダに保存

登録メロディ曲名メヌエット
ソナタ悲愴
トッカータとフーガ
ゆるやかなワルツ
ディズニー（着Flash）
ミッキーマウス（Eメールだよ）
ミッキーマウス（メッセージだよ）
ミッキーマウス（君にだよ）
ミッキーマウス（何かがきたよ）
グーフィー（ヤッホー）
Ready Go Around
Bubble
Hallelujah
Garage
音無し

和音着メロダウンロード対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】

データフォルダ容量 40MB（別途BREWフォルダ：5MB）

保存/閲覧が可能な
ファイルの種類・メロディ/着うた/着うたフル/着Flash/ピクチャー/ムービー/PIM情報など

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット JPEG

撮影可能解像度 1,280×960、640×480、240×320、120×160

撮影可能画質ファイン、ノーマル、メール（添付可能なモード）
※VGA、SXGAサイズでの撮影時のみ設定可能

撮影可能容量データフォルダ、miniSDカードに保存

【カメラ（動画）】

撮影可能フォーマット拡張子：amc（標準モード）、3gp（高品質・長時間モード）

撮影可能画質 96×80（Sサイズ）、128×96（Mサイズ）、176×144（Lサイズ）
標準、高品質、長時間の3モード
標準：Sサイズ/Mサイズ、高品質・長時間：Mサイズ/Lサイズ

撮影可能容量データフォルダに保存

■スタッフが見たW31SA

	コメント
湯野	ボーダフォン向けにスライド型端末を供給してきた三洋だが、auにもスライド型端末を供給するようになった。ボーダフォン向けに供給されてきたV801SAやV401SAといったスライド型端末は、ややボッテリと大きいという印象が否めなかったが、今回のW31SAはそれらの端末と比べると随分とコンパクトになったように感じられ、見た目にもスッキリしている。　EZ着うたフルや着Flash、FMラジオ、SD-Audioプレーヤー、テレビリモコンなど、サポートされているサービスや機能の数は現行のauのラインナップの中でもピカイチ。イヤホンケーブルを接続しなくても、単体でFMラジオを聴けるようになっているところも嬉しい。　個人的に最も注目していたのはSD-Audioプレーヤーの部分で、プレーヤーとして使うには十分な機能を備えていると言えるだろう。ただ、セキュア書き込み対応のSDカードリーダーはそれほど多くない。せっかく別売のUSBケーブルでマスストレージクラスまで対応したのであれば、セキュア書き込みもサポートして欲しかった。　実際にメールなどを打ってみると、テンキーが下のほうに詰まった感じになっており、カーソルキーとの段差もあるため、同じauのスライド型端末W22Hなどと比べると、長文を入力するのはなかなかしんどい。また、他のスライド型端末と同様に、自分撮りには向いていないので、このあたりを重視するのであれば、スタンダードな折りたたみ型端末を選ぼう。　前述の通り、機能的には十分満足できる仕様になっているので、店頭で実機に触れるなどして、使い勝手の面で問題を感じないようならオススメの一台だ。
関口	コンパクトでスマートな印象に仕上げられたスライドボディのW31SAは、「音楽を楽しむ」スタイルを提案した端末だ。特にSD-Audio対応となったことで、手持ちのCDからデータを転送すれば、携帯音楽プレーヤーとしても充分楽しめるのは大きなポイント。パッケージに同梱されるイヤホンにリモコン機能があれば、さらに嬉しいところだが、端末操作だけでも問題ないだろう。音楽データを作るためには、松下製「SD-Jukebox」などのソフトが別途必要で、パソコンに不得手な方にとっては少々壁があるように感じるかもしれない。　とはいえ、FMラジオ番組を録音可能で、そのデータをミュージックプレーヤー機能で再生できるので、好きなアーティストが出演する際、どうしても聴けない環境であれば重宝する。個人的にはAMラジオでタイマー録音できたら非常に嬉しいのだが、これはいつか実現するものとして期待していきたい。　ちなみに、「SD-Jukebox」を使って、セキュアな音楽データを「W31SA」で楽しむ場合、CDから音楽を取り込むには、MP3形式ではなく、AAC形式にエンコードすることになる。「SD-Jukebox」では、パソコンにあるMP3データをAAC形式にエンコードすることはできず、iTunesなどでMP3をAACに変換したとしても、SD-Jukeboxでは、そのAACデータを扱えない。もし、他の音楽機器で楽しむために、既にMP3データを作成しているような方は、このあたりを知っておかなければ戸惑うかもしれない。　背面のメガピクセルカメラは、オートフォーカス対応で、ライト機能は暗闇でも撮影しやすいようになっている。画像編集に関連したメニュー体系はわかりやすく、「撮影してすぐメール送信」という使い方で困ることはない。ただ、画像データがやや暗めな点が少々気にかかる。また、USBカメラとしても使えるが、スライドボディだと使い勝手に少々困る。充電台に設置してもカメラの角度は下を向いており、どこかに括り付けなければならないのだが……。　ともあれ、「W31SA」は音楽を楽しみたいユーザーにピッタリで、そこを購入のポイントとしても良いだろう。操作メニューのレスポンスは快適でストレスがたまるシーンはない。着Flashもなかなか楽しい機能だし、バッテリー残量や電波の強度を示すアイコンをカスタマイズできるところも嬉しい。普通のケータイよりも、一歩進んだ使い方をしたいアクティブなユーザーにオススメしたい端末だ。

■ ＵＲＬ
　製品情報（au）
　 http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w31sa/
　製品情報（三洋）
　 http://www.sanyo-keitai.com/html/au/w31sa/
　 SD-Jukebox　対応機種一覧表（松下電器産業）
　 http://panasonic.jp/support/software/sded/pages/jphone.html

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2005/03/17 11:50

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