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ケータイ新製品SHOW CASE
premini-II(Brown)
2005年2月10日発売


ボタン配置。クリアボタンがカーソルボタンの左下にある。終話・発話ボタンだけ左右に飛び出るように配置されている 背面のカメラ周り。シルバー部分の黒い丸がレンズ。中央の鏡面は自分撮り鏡だが、着信LEDにもなる。補助照明や赤外線通信ポートも搭載

左側面。ボタンロックスイッチとスクロール・ズームボタンがある。 右側面。レンズのマクロ切り替えスイッチとシャッター兼用のAVボタンがある

右側面の端子には、ケータイ用のステレオイヤホンマイク端子を接続できる 下端中央にストラップ穴がある

上端。断面は緩やかに曲線を描いていて、手によくなじむ 下端。初代preminiと異なり、充電接点があり、充電スタンドが利用できる

メインメニュー。基本的にリスト式表示だが、アニメーションを多用したグラフィカルなデザイン メニュー第2階層。第1階層から決定ボタンもしくは右カーソルボタンで進む 設定メニューの第3階層。一部設定内容も見えるリスト式の表示

各種機能を割り当てられるマイセレクトメニュー メニューの配色、デザインは3種類から選択可能。上の写真は「White」で、これが「Blue」 「Black」デザインのメニュー。デザインを変更するとメニュー全体の配色が変わる

音楽プレーヤー「Musicパネル」。曲名のリスト表示だけでなく、1曲の詳細表示もできる Musicパネルのサブメニュー。プレイリストはないがリピート再生などが可能 音楽を再生させながらほかの機能を利用できる。ピクト行、メモリースティックアイコンの音符マークが音楽再生中を示す

20字×20行表示 15字×15行表示 10字×9行表示

8字×7行表示 予測変換に対応したPOBoxを搭載。メールの文字サイズを小さくすれば、表示される予測候補の数も大幅に増える 次単語を推測する機能にも対応する

カメラ撮影画面は横位置専用。ピクト表示などは「i」ボタンで表示・非表示を切り替えられる サブメニューも横位置向けにデザインされている。サブメニュー展開中もカメラの画像は表示され続ける

最大解像度(1280×960)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(260KB)

スペックで見るpremini-II

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のiモード端末。型番は「SO506i」となり、506iシリーズ相当のiアプリなどの機能に対応する。

 前モデル「premini」同様にストレートスタイルだが、重さは97gとpreminiの69gからだいぶ大きくなっている。一方でpremini-IIはメガピクセルカメラやQVGA液晶などハイエンドシリーズ並のスペックとなっている。

 カメラには130万画素CCDを搭載。マクロ撮影モードもあり、QRコードリーダー機能も搭載する。ディスプレイは1.9インチのQVGA液晶。サブディスプレイは搭載せず、自分撮りは鏡で行なう。メモリカードはメモリースティックDuoに対応。

 マジックゲート対応のメモリースティックDuoに保存されたATRAC3形式の音楽データを再生する機能を搭載。音楽を再生させながらメールやiモードなどの機能を行なう、バックグラウンド再生も可能。ステレオヘッドホンを使うことでステレオ再生にも対応する(メモリースティックDuo、ヘッドホンともに別売り)。

 日本語入力システムはPOBoxを搭載。preminiでは充電スタンドは使えなかったが、premini-IIは別売りの充電スタンドを利用することも可能。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
105×46×19.4mm
重量 約97g
連続通話時間 約140分
連続待受時間 約460時間
充電時間 約125分
ディスプレイ 26万色表示1.9型TFTカラー液晶
240×320ドット
表示文字数 20字×20行、15字×15行、10字×9行、8字×7行
メモリダイヤル 1000件
データ通信速度 最大28.8kbps(iモード時)
ボディカラー Black、Sliver、Brown

【iアプリ】
iアプリ件数 16~256件
登録済みiアプリ Dimo i 絵文字メール、TextAlive Ver.3.0、AmbientTime

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 送信・受信ともに全角20文字程度で0.9円
メール受信機能 最大全角250文字
メール送信機能 最大全角250文字
メール保存件数 受信:1000件
送信:500件

【着信メロディ】
和音数 64和音
着信音 ・パターン:12種類
・登録済みメロディ:10曲
・ダウンロードメロディ:19~256件
登録メロディ曲名 Spital hall II
Begining is now
Splash guitar
愛のあいさつ
Getting at ya
Chorus
Son of the sun
My happinessBell
SF
和音着メロダウンロード 対応

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1280×960、640×480、320×240(待受画面サイズ)、288×352(iショットLサイズ)、120×120(iショットSサイズ)
撮影可能容量 内蔵メモリに約248枚。メモリースティックDuoも利用可能


スタッフが見たpremini-II

コメント
湯野  premini、premini-Sとコンパクト路線を追求してきたpreminiシリーズ。今回のpremini-IIは、メガピクセルカメラやQVGA液晶を搭載したこともあり、前の2端末と比べると一回り大きくなっている。小ささという面での驚きは少ないが、それでもコンパクトな端末であることには違いない。
 小ささを追求したがために使いやすさを犠牲にしていたpremini、premini-Sと比べると、premini-IIでは、そのあたりもしっかり考えられているようだ。例えば、「クリア」キーの位置は、premini、premini-Sでは「0」キーの下にあり、やや戸惑いを覚えるキー配列だったが、premini-IIでは、SO505iSやSO506iC同様にカーソルキーの左になっている。
 また、premini、premini-Sでは、卓上ホルダが利用できない構造となっており、日常使う上で不便に思うことも多かった。しかし、premini-IIでは、ちゃんと卓上ホルダが利用できる。使えて当たり前と言えばそうなのだが、やはり使い勝手を考えると、外せない要素だろう。
 ただ、ボタン群全体が端末の下部に集中しており、タイピングしづらいところは、あまり変わっていない。
 カメラ付きケータイの需要が一段落した今、次のトレンドになりそうなのが音楽プレーヤー機能だが、それをしっかりサポートしているところも嬉しいところ。機能的な制約からpremini、premini-Sの購入を見送っていた人にオススメしたい1台だ。
白根  デザイン重視ケータイ「premini」の後継機種。本体サイズは大きくなったが、カメラすら搭載していなかった初代preminiとは異なり、メガピクセルカメラやiアプリ対応など、中身はmovaのハイエンドである506iシリーズだ。
 使い勝手は全般的に良いと思う。たとえばメニューはアイコンランチャー式ではなく、ソニー・エリクソン端末特有の縦操作を重視したデザインだが、ソニー・エリクソン端末に慣れていない人でもすぐに使いこなせるくらいのシンプルさだ。メニューのアニメーションなどは派手な部分があるが、操作レスポンスは良いのでストレスを感じることもない。カメラの操作もデジカメライクで、わかりやすく使いやすくできている。ただ惜しいのはボタンロックスイッチ。スライド式で手探りでも使いやすいが、待受画面でしか使えない。メールを書いている最中にでもロックをかけられるようにして欲しいところだ。
 日本語入力システムのPOBoxもケータイではトップクラスの完成度だ。ちなみにボタンの文字配置は「1」に記号、「*」に濁音や小文字というau端末共通の配置に非常に近く、au慣れしていると気持ち悪いほど操作しやすかったりする。
 音楽プレーヤー機能もさりげなく完成度が高い。サイドのシャッターボタン短押しでプレーヤー機能を呼び出せて(設定でこの操作は無効にもできる)、音楽をBGMとして再生させながらメールやiモードなどあらゆる操作が行なえる。リモコンがなかったりプレイリスト機能がないなど、iPodなど専用デバイスには及ばない面も多いが、ただのオマケとして無視してしまうには惜しい機能だ。ただし、マジックゲート対応のメモリースティックDuoと、それに音楽をチェックアウトできる環境が必要なので、VAIOを持っていない人はiPod shuffleでも買った方が手っ取り早いかも知れない。
 初代preminiと異なり、iアプリやメガピクセルカメラ、QVGA液晶を搭載するなど、ハイエンド機種にも劣らない機能を搭載している。その反面、初代preminiと比較するとだいぶ本体が大きくなっている。要するに同じpreminiブランドではあるが、方向性が少々異なるというわけだ。それでも、個性的なデザインは魅力的だし、大きさもメガピクセルケータイとしては最小クラス。機能にはこだわりつつも、デザインやコンパクトさを追求したい人にオススメ。


ドコモ、「premini-II」を2月10日発売

■ ニュースリリース(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0203b.html

■ 製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/mova/premini2/

■ 製品情報(ソニー・エリクソン)
  http://www.sonyericsson.co.jp/product/docomo/premini2/index.html




2005/03/07 13:40

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