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ケータイ新製品SHOW CASE
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902SH(ミラーホワイト)
2004年12月29日発売
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■ 写真で見る902SH
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ビューアポジション
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キー配列
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本体右サイド
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本体左サイド
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外部接続端子
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回転2軸機構のヒンジ
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ヒンジ近くに赤外線通信ポート
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メインディスプレイ背面に3Dサラウンド対応ステレオスピーカー
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メインディスプレイ上部に有効画素数11万画素のCMOSカメラ
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有効画素数202万画素のCCDカメラは、光学2倍ズーム対応
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サブディスプレイは、1行表示のモノクロ液晶
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USIMカードを挿入していなければ操作できない
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イヤホンとリモコン、AVケーブルが付属する
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待受画面。ディスプレイ設定で利用中のキャリア名を表示させることも可能
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12分割アイコンのメインメニュー。従来のSHシリーズとは大きく異なるインターフェイスだ
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メニュー第2階層。これは「設定」メニュー
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メニュー第3階層。これは「ディスプレイ設定」。設定内容もあわせて表示されている
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メールメニュー
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2つの条件で受信メールを振り分けられる
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日本語入力ソフトとして「ケータイShoin3」を搭載
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9字×8行表示
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11字×10行表示
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14字×12行表示。ちなみに文字サイズは「ボーダフォンライブ!」の設定メニュー内で変更する
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例文表示。メール本文の上には差出人の名前が表示されている
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「メディアプレイヤー」のサブメニュー。音楽や動画を再生できる
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ボイスレコーダー機能も搭載。録音データはAMR形式
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Bluetooth関連の設定メニュー
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シャープ製ボーダフォン端末としては初めてTVコール機能に対応。代替画像(画面左下)にも切り替えられる
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同梱されるCD-ROMは、USBドライバ、モデムウィザード、ハンドセットマネージャーの3ソフトが収録されている
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アドレス張やスケジュールを転送できる「ハンドセットマネージャー」。音楽関連ファイルは着信メロディのみ扱える
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ビューアポジションでの静止画撮影画面
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撮影時のサブメニュー
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1,632×1,224ドットの静止画サンプル。リンク先は無加工
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こちらは、光学2倍ズームで撮影した画像。リンク先は無加工
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忠実に色味を再現しているという印象だ
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■ 仕様で見る902SH
回転2軸機構のヒンジを採用した、ハイエンドクラスのシャープ製3G端末。昨年7月に発売された「V602SH」に近いデザインで、光学2倍ズームの有効画素数202万画素CCDカメラを使う場合は、デジタルカメラのようなスタイルでも撮影できる。
メガアプリやVodafone live! BB、着うたロングバージョンなどボーダフォンが提供する最先端のサービスに対応。また1GBまでのSDカードが利用できるほか、Bluetooth機能では数多くのプロファイルをサポートしており、ハンズフリー通話だけではなく、パソコンとの接続にも活用できる。
メインメニューをはじめとするユーザーインターフェイスは、従来のシャープ製ボーダフォンライブ!端末とは大きく異なるものとなっている。ボーダフォングループの世界統一仕様に沿っているため、これまでのSHシリーズで使用していたSDカードでは、データを保存するディレクトリ名が異なる。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
50×102×26mm |
重量 |
約149g |
連続通話時間 |
W-CDMA方式:約150分 GSM方式:約240分 TVコール時:約90分 |
連続待受時間 |
W-CDMA方式:約240時間 GSM方式:約250時間 |
充電時間 |
約135分 |
ディスプレイ |
メイン:2.4インチ、240×320ドット、26万色表示モバイルASV液晶 サブ:0.62インチ、72×12ドット、1行表示モノクロ液晶 |
表示文字数 |
20字×20行、12字×13行、12字×6行 |
メモリダイヤル |
500件 |
リダイヤル・着信履歴 |
各10件 |
データ通信速度 |
国内(W-CDMA):下り最大384kbps/上り最大64kbps 海外(GSM):下り最大48kbps/上り最大12kbps |
ボディカラー |
ミラーホワイト、チタングレー、ウォームオレンジ |
備考 |
着うたロングバージョン、メガアプリ、電子コミック・電子ブック、SVG-T表示、Vodafone live! BB、音楽プレーヤー、Bluetooth、最大1GBまでのSDカード |
【インターネットメール】
サービス名 |
ボーダフォンライブ!(MMS/SMS対応) |
利用料 |
月額利用料金はボーダフォンライブ!に含まれ、月額315円 パケット通信料:0.2円/パケット(国内通常契約時) ■MMS送受信料 1.5KBまで(250文字相当):3.15円、10KBまで:8.4円、30KBまで36.75円、100KBまで:105円、300KBまで:210円 全角128文字相当で受信料無料、ボーダフォン端末(Eメールアドレスからの送信除く)から受信した場合も無料、家族割引・指定割引は50%割引 ■SMS(最大140バイトまで):受信料無料、送信料1通3.15円、家族割引・指定割引は50%割引 |
メール受信機能 |
添付ファイルを含め最大300KB |
メール送信機能 |
SMS:最大全角70文字(半角カナ70文字、半角英数字160文字) MMS:テキスト最大全角約10,000文字(半角カナ約10,000文字、半角英数字約30,000文字)、添付ファイルを含めて最大300KB |
メール保存件数 |
受信:最大1,000件 送信:最大500件 |
【着信メロディ】
和音数 |
最大64和音(着うたロングバージョン対応) |
着信音 |
全28曲 |
登録メロディ曲名 |
ibiza Party Funky Pop Relaxed Soul Evil Laugh 森のくまさん メロディ1~5 パターン1~5 アラーム1~3 メールサウンド1~5 エラー1、2 オープニング&エンディング1~3 |
和音着メロダウンロード |
対応。「データフォルダ」内に保存 |
【データフォルダ】
データフォルダ容量 |
8MB |
保存/閲覧が可能な ファイルの種類 |
静止画、Vアプリ、メロディ、動画、ブックマーク、定型文、辞書ファイルなど |
【ミュージックプレーヤー】
対応メディア |
セキュアMP3 |
連続再生時間 |
約7時間 |
【Javaアプリ】
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット |
JPEG形式 |
撮影可能解像度 |
1,224×1,632、960×1,280、768×1024、480×640、240×320、120×160、120×128 光学2倍ズーム対応、768×1,024以下のサイズはデジタルズーム対応 |
撮影可能画質 |
ノーマル、ファイン、ハイクオリティ |
撮影可能容量 |
データフォルダもしくはSDカードに保存 |
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット |
3GP、ASF(QVGA撮影時)形式 |
撮影可能画質 |
240×320、176×144、128×96(ノーマル、ファイン、ハイクオリティ) 光学2倍ズーム対応 176×144、および128×96はMMS添付可 |
撮影可能容量 |
データフォルダもしくはSDカードに保存 QVGAサイズはSDカードに保存 |
■スタッフが見た902SH
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コメント |
湯野 |
702NKや702MOが外車だとすると、902SHは逆輸入車といったところだろうか。外見はV602SHによく似ており、我々日本人にとっては、ボーダフォンの新3G端末のラインナップの中で一番オーソドックスな端末と言えるだろう。V602SHと比べると、若干大きく、重くなっており、それ相応のズッシリ感だ。
外見やスペックから判断する限りにおいては、V602SHと同じように使えるようにも思えるが、実際にはメニュー構造がガラッと変更されており、V602SHともV801SHとも大きく異なる。メニュー構造は、802SEや702MOなどの他の端末と揃えられており、これがボーダフォン流ということになるのだろう。マニュアルの書式もボーダフォン流に統一されている。
おそらく、このメニュー構造に慣れ、全ての機能を使いこなせるようになるには、それなりに忍耐力と根気が必要だろう。ただ、私の場合、他の新3G端末もあわせて使っていたこともあり、思いのほか早くこのボーダフォン流メニューに慣れてきた。一度その流儀に慣れてしまえば、どの端末を使ってもだいたいは使いこなせるようになる。
外見が従来の端末と同じというところも実は結構重要で、クリアボタンや発話・終話ボタンの位置、電源の入れ方、文字変換の際の操作方法などは従来の日本製端末と同じようにできているので、メニュー構造さえ理解してしまえば、今まで通りに使えるのだ。
とはいえ、アドレス帳に顔写真を入れたいと思ったとき、アドレス帳を編集しながら撮影を行なったり、SDカード内の画像データを呼び出したりできなかったりと、これまでの日本製端末と比較すると、どうしても痒いところに手が届かないという印象は否めない。
それでも902SHのケータイとしてのスペックはピカイチで、光学2倍ズーム+オートフォーカスの2メガピクセルカメラや、SD-AudioやSD-Videoに対応したメディアプレイヤー機能、辞書検索機能などを追加できる電子ブック機能、テレビ電話に便利なBluetoothによるハンズフリー通話機能などなど、知れば知るほど面白くなってくる端末だろう。
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関口 |
スペックを見れば、現状の携帯電話に付加できる機能を網羅している印象だ。美しいモバイルASV液晶ディスプレイに、光学2倍ズームの2メガピクセルカメラ、音楽プレーヤー機能や電子書籍など、特徴的な機能を挙げていけばキリがない。
その一方で、ユーザーインターフェイスの大幅な変更にとまどいを感じるユーザーも少なくないだろう。「変更」と聞けば、既存のSHユーザーのみに関する事柄に思えるが、いわゆる日本のケータイ風の操作感という点からも少々離れてしまったように感じられ、逆に続々とリリースされているボーダフォンの3G冬モデルとしては、そのメニュー体系に統一感がある。
ちなみに、プリセットされているVアプリは、日本語メニューが用意されておらず、欧州の言語でしかプレイできない。同アプリはアクションゲームなので「日本語メニューがない」ということは、さほど大きな問題ではないが、これは902SHに対してユーザーが持つ違和感を象徴するポイントではないだろうか。ユーザーインターフェイスの構成にも言えることだが、902SHはボーダフォンが進める世界統一規格に準拠した製品であり、その仕様に従うため、これまで培われてきたシャープのノウハウが一部サポートされておらず、既存のSHユーザーから見れば、妥協したように見えかねない。また、プリセットアプリと同じように、象徴的な変更点はSDカード内のディレクトリ。従来のSHシリーズとは大きく異なる配置でデータが保存されている。
全体的には見れば、スムーズに楽しめる端末であることは間違いないが、購入を考えている人は、一度店頭で実機に触れておくべきだろう。
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■ URL
製品情報(ボーダフォン)
http://www.vodafone.jp/japanese/products/model_3G/v902sh/
製品情報(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/products/902sh/
SDメモリカードサポート情報(シャープ)
http://k-tai.sharp.co.jp/peripherals/sd/902sh.html
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2005/01/19 14:55
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