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ケータイ新製品SHOW CASE
P506iC(ブラックトルネード)
2004年7月10日発売



ボタン配置はパナソニックのmova特有のクリアボタンがないタイプ 右側面にはズームレバー(押し込みあり)とキャンセルボタン、シャッターボタンがある

左側面にストラップ穴がある 背面のカメラ部近くにマクロ切り替えレバーとカメラ用照明がある

液晶を外側に向けてたたむ「クイックスタイル」 液晶を横に90度回転させる「ビュアースタイル」

メイン液晶をカメラと同じ方向に向けて自分撮りも可能 背面カメラ脇が非接触IC部。リーダ機器に押し当てられるよう、カメラ周りと電池蓋にラバーがついている

標準の待受画面 メインメニュー第1階層はオーソドックスなアイコンランチャー式 メインメニュー第2階層以降はリスト式の表示

各種機能をカスタマイズ登録する「プライベートメニュー」はリスト式の表示 iアプリや連絡先を登録できるアイコンランチャー式のショートカットもある 自由文から検索できるヘルプ機能「使いかたナビ」も搭載

液晶を外に出してたたんだとき向けの、側面ボタンの使い方ガイド付きの待受画面も用意されている(変更可能) 定期的に最新情報をダウンロードして表示するiアプリ「スクリーンPlus」もプリインストール 液晶を表に出した状態でたたんだときは簡易メニューで操作する

14.5字×14行表示 10字×10行表示 8字×8行表示

一般的な頭出し型の予測変換に対応 全角ひらがな入力モードでも数字が変換候補となる メール閲覧やカメラ撮影中は、数字ボタンがショートカットボタンとして機能する

液晶を開いた状態での撮影画面 液晶を開いた状態でのカメラ撮影時のサブメニュー 液晶を開いた状態でのカメラ撮影時のショートカットヘルプ画面

サムネイルは9件表示 画像はデフォルトでリスト形式で表示される

液晶を表に出してたたんだ状態でのカメラ撮影時画面 液晶を表に出してたたんだ状態でのカメラ撮影時、サブメニュー画面

液晶を表に出してたたんだ状態でも撮影画像をサムネイルで確認できる 液晶を表に出してたたんだ状態で撮影画像をリスト表示で確認すると、プレビューも表示される

最大解像度(1600×1200ドット)の撮影サンプル。撮影時は晴天。リンク先は無加工画像(497KB) 最大解像度(1600×1200ドット)の撮影サンプル。内蔵の照明を利用。撮影場所は照明なしでは何も写らない暗所。リンク先は無加工画像(451KB)

最大解像度(1600×1200ドット)の撮影サンプル。机の上にある小物の撮影。ピントがあっていない。リンク先は無加工画像(390KB) 最大解像度(1600×1200ドット)の撮影サンプル。机の上の小物を超至近距離から撮影。マクロモード利用のため、ピントがあっている。リンク先は無加工画像(443KB)

プリインストールのEdyアプリは、初回起動時のみ初期設定が必要 初回設定後のEdyアプリのメニュー画面 Edyの残高を確認時は通信は行なわない

仕様で見るP506iC

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製のmova端末。非接触IC機能を搭載する「iモード FeliCa」に対応する初めてのケータイ。

 iモード FeliCaは、ソニーが開発した非接触ICシステム「FeliCa」とiモードを組み合わせたサービス。FeliCaはJR東日本のSuicaやJR西日本のICOCA、電子マネーの「Edy」などに利用されている、もっとも普及している非接触ICシステムで、iモード FeliCaも対応iアプリを利用することで、Edyなどを既存のシステムも利用できる。カード型のFeliCaと異なり、iモード FeliCaの場合、ユーザーが好きなiアプリをダウンロードし、複数のサービスに対応可能。

 カメラには有効195万画素のCCDを搭載。オートフォーカス機能はないが、マクロモードがあり、接写やQRコード読み取り時に利用できる。撮影補助照明として、カメラ付きケータイで一般的なLEDではなく、キセノン管によるフラッシュ、いわゆるストロボを搭載する。メモリカードはminiSDカードに対応。

 P505iS同様に、メイン液晶部が2軸で回転するデザイン「Flex スタイル」を採用する。液晶が2軸で回転するケータイはP900iVなどがあるが、P506iCでは軸の構成がほかの2軸回転のケータイとは逆で、液晶を横90度に回転させる「ビュアースタイル」が可能。横方向の画面で撮影した画像などを楽しむ「フォトカクテル♪」機能も搭載されている。液晶を表に出して本体をたたむ「クイックスタイル」では、側面ボタンを用いてメールやiモード閲覧、通話などが可能。

 カーソルボタンと決定ボタンのあいだにリング状の「ロールナビボタン」搭載。回転させるように指を滑らせると、回転方向や回転速度にあわせてスクロールやカーソル移動をさせられる。自由語から使い方を検索するヘルプ機能「使いかたナビ」も搭載。漢字変換にはモバイルWnn V2を搭載する。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
111×50×26mm
重量 約128g
連続通話時間 約125分
連続待受時間 約450時間
充電時間 約110分
ディスプレイ 6万5536色表示2.4型TFTカラー液晶
240×320ドット
メモリダイヤル 800件
データ通信速度 最大28.8kbps(iモード時)
ボディカラー ブルーマルガリータ、ブラックトルネード、シルバーマティーニ

【iアプリ】
iアプリ件数 15~200件
登録済みiアプリ Dimo i 絵文字メール、電子マネー「Edy」、P-Face 2.2、くるくるフォトフィール、スクリーンPlus、BombLink、Go!Go!ダンジョン、ラスカルとあそぼ、実況パワフルプロ野球 ホームラン競争、アプリモコンP

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 送信・受信ともに全角20文字程度で0.9円
メール受信機能 最大全角250文字
メール送信機能 最大全角250文字
メール保存件数 受信:400件
送信:100件

【着信メロディ】
和音数 48和音
着信音 ・パターン:8種類
・登録済みメロディ:8曲
・ダウンロードメロディ:最大30件
登録メロディ曲名 CARNIVAL
I WANT YOU BACK
MAS QUE NADA
SUNNY SUNDAY
静かな湖畔
麦畑
TA HU WA HU WAI
展覧会の絵
和音着メロダウンロード 対応

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1200×1600、960×1280、480×640、240×320、288×352、120×120
撮影可能容量 内蔵メモリに約869~35枚。miniSDカードも利用可能

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット 176×144(ASF形式)
撮影可能画質 最大5fps
撮影可能容量 1件あたり約15秒


スタッフが見たP506iC

コメント
湯野  P506iCはiモード FeliCaに対応した初の端末ということで、買いに走った人も多いことだろう。外見は同じタイプの回転2軸ヒンジが使われたP505iSによく似ている。閉じた時の“顔”はサブディスプレイが無くなったこともあって、かなりスッキリした感じがする。細かいところでは、ストラップ穴の位置も変更されている。
 最も気になるのはFeliCaの部分だろう。が、しかしだ。この手のものは普通に使えるのが当たり前で、例えばam/pmに行けば、ごくごく普通にEdyで支払えるし、あまり感動というのはない。Edyについては、iモード経由でチャージできるのは確かに便利。ただ、結局のところ、iモード FeliCa対応の携帯を持っているからサイフを持ち歩かなくて済むというわけではない。そういう意味では、まだまだ必然性に乏しいのも事実で、やはりSuicaに期待するところは依然として大きい。
 FeliCa以外の点でいえば、残念ながらオートフォーカス機能は省略されてしまったが、カメラが2メガピクセル化され、本格的なフラッシュが搭載された。非常に驚くのは、このフラッシュの性能だ。これまでも「本格フラッシュ搭載」を謳った端末はいくつか存在したが、P506iCのフラッシュはまさに「本格」と呼んでいいレベルだ。本当に真っ暗な場所でも、かなりキレイに撮影できる。しかも、かなりの勢いでフラッシュが焚ける。ただ、真っ暗な場所だと、撮影前の画面は当然真っ暗な状態。どこに向けてシャッターを切ったらいいのか分からないので、勘に頼ることになる。また、フラッシュを焚けば、当然電池も減るので、くれぐれも使いすぎには注意してほしい。
 今後も続々とFeliCa対応端末が登場して来ることになっているが、初物にこだわる新しもの好きにとっては外せない端末だろう。
白根  iモード FeliCaは興味深い新機能だ。ポイントカードなど複数のカードなどの機能をケータイに集約でき、さらに通信と組み合わせられるというのは、ユーザーにとってもサービス提供者側にしてもメリットが多い。まだまだ対応サービスも少なく、Suicaの対応も来年後半ということだが、そのころにはさまざまなサービスが提供され、だいぶ便利に進化していることが期待できる。まぁ非接触ICというものがどのくらい一般ユーザーに受け入れられるか、まだまだ未知数ではあるが。
 もちろん、iモード FeliCa以外の面もしっかりと作られている。メイン液晶が2軸で回転する機構を採用している。2軸回転デザインは同社のP900iや他社のケータイも採用しているが、P506iCと前モデルのP505iSだけは、ほかの2軸回転ケータイとは軸の構造が逆になっていて、1軸の回転だけで開いた状態から液晶を表に出してたたむことができる。また、液晶を横に回転させ、L字型にすることもできる。この状態で利用できる「フォトカクテル♪」という機能があるが、フォトカクテル♪以外にもこのスタイルを生かす機能が欲しかったところだ。
 使い勝手も悪くない。カスタマイズ可能なメニューとしては、リスト式の「プライベートメニュー」に加え、アイコンランチャー式のショートカットがある。ショートカットにはURLや特定のiアプリ、メール作成などを割り当てられる。使い方がわからない機能を自由なフレーズで検索できる「使いかたナビ」も便利だ。ロールナビボタンはソニー・エリクソンのディスクジョグほど使い勝手は良くないが、やはりボタンを連打せずカーソル移動やスクロール操作ができて良い。メール閲覧中に「3」ボタンで文字サイズ変更など、随所にショートカットが割り当てられているのも気が利いている。全般的に良くできているのだが、気になるのは文字入力。日本語入力システムが1世代前のモバイルWnn V2で、パナソニック独自の拡張がなされているようだが、Advanced Wnnに比べると機能が少ない。またボタン配置もパナソニック独特のもので、クリアボタンが右のソフトボタンに割り当てられているなど、他社とは大きく異なる。
 iモード FeliCa対応第1弾端末だが、正直に言うと、それ以外のポイントがあまり見えない。それにiモード FeliCaを重視するならば、遠隔FeliCaロックに対応するF900iCがオススメだ。カメラ機能は悪くないが、同じ2メガピクセルでオートフォーカス対応のSH506iCとどちらを選ぶかは迷うところ。P900iVのような強力なビデオ機能もないので、パンフォーカスで気軽に静止画を撮りたいならP506iC、といったところか。使い勝手も全般的に悪くはないが、ボタン配置が独特なので、他社ケータイからの乗り換え時には注意しよう。


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URL
  ニュースリリース(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew0707.html
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/service/felica/f/p506ic.html
  製品情報(パナソニック モバイルコミュニケーションズ)
  http://panasonic.jp/mobile/p506ic/index.html
  iモード FeliCa
  http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/service/felica/



2004/07/20 17:24

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