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ケータイ新製品SHOW CASE
J-SA06(ガーネットローズ)
2003年8月上旬発売
ボタン配置
右側面にボタン
カメラの上には大きめの補助照明を搭載
ヒンジ部背面にストラップ穴
アイコンランチャー式のメニュー第1階層
アイコンの並べ替えも可能
アイコンデザインは2種類用意されている
メインメニュー第1階層はリスト式にもできる
メニュー第2階層以降はリスト式
カスタマイズ可能なジャンプメニュー
11字×10行表示
8字×8行表示
6.5行×6行表示
頭出し型の予測変換に対応
通常の漢字変換は別画面で候補を表示する
直前の単語から次の単語を推測可能
サムネイル表示に対応
マルチ写メール機能で作成されたSMAF形式のBGM付きアニメーション
写メール向けサイズの撮影画像
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仕様で見るJ-SA06
三洋電機製のボーダフォン端末。非パケット通信の0xシリーズの端末で、Javaアプリにも対応しない。J-SA05に比べて液晶が大きくなっているが、重さは1g減って96gで、現行のボーダフォンラインナップ中で最軽量となっている。
カメラには11万画素CCDを搭載。VGA静止画や動画撮影など端末独自の拡張機能はないが、ボーダフォンの標準規格であるSMAF形式のBGM付きアニメーションファイルを、撮影画像などから作り出す「マルチ写メール」機能が搭載されている。マルチ写メールで使用する背景アニメーションは三洋電機が提供するサイトからダウンロードできる。このほかテキストをグラフィカルなPNG形式する「絵葉書メール」機能も搭載する。
メインディスプレイには鏡面化するミラーディスプレイ機能がある。日本語入力には予測変換に対応する「Advanced Wnn」を搭載。あらかじめ設定した電話番号からの発信に対してマナーモードを解除して着信音を鳴らす「ココケータイ」機能もある。
【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
88×47×22mm
重量
約96g
連続通話時間
約140分
連続待受時間
約380時間
充電時間
約110分
ディスプレイ
65,536色表示2.0型TFTカラー液晶
132×176ドット
表示文字数
11字×10行、8字×8行、6字×6行
メモリダイヤル
500件
リダイヤル・着信履歴
リダイヤル30件、着信履歴30件
データ通信速度
9.6kbps(回線交換)
ボディカラー
ガーネットローズ、シルキーホワイト、ジュエルブラック
【インターネットメール】
サービス名
eメール
利用料
[スカイメール(Eメール)]
受信:月額使用料150円、従量課金なし
送信:月額使用料無料、1メッセージ3円
[ロングメール(ロングEメール)]
受信:月額使用料200円、通知は無料、本文受信8円
送信:月額使用料無料、1メッセージ8円
メール受信機能
[スカイメール]
最大全角192文字まで
[ロングメール]
最大全角3,000文字まで。添付対応(最大6KB)
メール保存件数
受信:約500KBもしくは2,000件(データフォルダ兼用)
送信:約100KBもしくは400件
【着信メロディ】
和音数
40和音(6KB対応)
着信音
・パターン:3種類
・効果音:17種類
・登録済みメロディ:8曲
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名
ポッカッチョ
アイ・ガット・リズム
パイナップルラグ
アラベスク第一番
クラシックメドレー
月の光
アヴェ・マリア
ラプソディ・イン・ブルー
和音着メロダウンロード
対応。「データフォルダ」内に保存
【データフォルダ】
データフォルダ容量
500KB(または2,000件)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
画像、着信メロディを保存
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット
JPEG
撮影可能解像度
ケータイモード(132×132)、壁紙モード(132×176)、PCモード(288×352)
撮影可能容量
データフォルダ(500KB)に保存
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スタッフが見たJ-SA06
コメント
湯野
横長の大きなモバイルフラッシュが付いていることもあり、パッと見はauのA1302SAあたりにそっくりなJ-SA06。しかし、実際に使ってみると分かるが、細かい使い勝手はずいぶんと異なっている。
例えば「ココケータイ設定」。家の中でケータイをどこに置いたか分からなくなったとき、ほかの電話から自分のケータイにかけてみる、ということをよくやるが、マナーモードで、しかもバイブOFFに設定していたりすると、さぁ大変。しかし、J-SA06では、ココケータイ設定をONにしておけば、電話をかけると一時的にマナーモードを解除して、音と光でケータイの在処を教えてくれるのだ。
このほか、SMAF対応の端末宛に画像+メロディのメールを送信できる「マルチ写メール」機能、激太り・激痩せ・スリムといった画像加工機能など、J-SH53みたいな派手派手しさは無いものの、地味ぃ~に進化しているところが三洋らしい。ドコモの富士通製端末みたいにアンテナマークや電池マークを変更できるようになっているのも楽しい。
J-SA05に搭載されていたワンタッチでメイン液晶を鏡に変えられる「ミラーディスプレイ」も健在。コンパクトさや、ガーネットローズというボディカラーもそうだが、いろんな意味で女性ユーザーを意識した作りになっている。そんなわけで、自宅でよくケータイを無くす女性にオススメしたい。
白根
Javaに対応しないなど、J-SA05同様にエントリーモデルに位置づけされる端末だ。J-SA05に比べ液晶が大きくなり、縦の長さが88mmと3mmほど大きくなっているが、薄くなり、重量も軽くなっている。このようにスペック的には「コンパクトさが売りのエントリーモデル」といえるのだが、使い勝手などの面では決して手を抜いておらず、完成度が高いと感じた。
まずカメラ。11万画素CCDだが、これは賢い選択だと思う。というのも、0xシリーズのロングメールは添付できるファイルが6KBまでなので、11万画素カメラで撮影した132×132ドットの画像でも、写メールするために5KBくらいに圧縮してしまうと、カメラの画質の低さよりもJPEGのノイズのほうが目立ってしまうのだ。しかもJ-SA06のカメラは、解像度は低くても色彩などのチューニングがよいので、写メール画像ならば下手な31万画素端末よりもよほどキレイな印象を受けた。このあたりは、カメラ付きケータイに関してシャープに次ぐ歴史を持つ三洋電機の本領発揮、といったところだろう。
マルチ写メールという機能が搭載されている。これは撮影した画像にテキストやフォトフレームを追加し、アニメーションとBGM付きでメールできるというもの。こうした新機能は大抵「同端末だけで再生できマース」なんていわれるものだが、マルチ写メールはボーダフォンライブ!(J-スカイ)のカラオケコンテンツなどと同じフォーマットを利用するので、最近のボーダフォン端末ならほぼ再生できる。これがなんというか、Flashアニメのようにグラフィカルにメッセージを伝えられるので面白い。
これまでのボーダフォンやツーカー向けの三洋ケータイというと、メインメニューはリスト式だったが、J-SA06ではアイコンランチャー式が採用されている。au向けの三洋ケータイに近づいた形だ。リスト式への切り替えできるので、従来形式が好きな人はそちらを使える。カスタマイズ可能なメニューやアイコンランチャーの並べ替えなど、カスタマイズ性も高い。
日本語入力には頭出し型の予測変換に対応するAdvanced Wnnを搭載。従来の三洋ケータイが採用していたWnn V2に比べ辞書が多くなったほか、同時に表示される単語が増えたり、直前の単語から次を予測する機能などが追加され、さらに完成度が高まっている。普通の文章ならば、予測変換だけでスラスラ入力できるだろう。
スペック的にはエントリーモデルだ。しかしカメラ画質や使い勝手は、完成度が高い。Java機能が要らないという人にはお薦めの端末だ。あとマルチ写メールはなかなか面白いので、送り先のボーダフォンユーザーの友人が多く、クリエイティビティにあふれる人にもお薦めしたい。
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URL
ニュースリリース(ボーダフォン)
http://www.vodafone.jp/japanese/release/2003/030708.pdf
製品情報(ボーダフォン)
http://www.vodafone.jp/japanese/products/kisyu/j_sa06/index.html
製品情報(三洋電機)
http://www.stel-web.com/line_up/j_sa06/index2.html
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