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ケータイ新製品SHOW CASE
J-T010(オリーブイエロー)
2003年7月下旬発売
ボタン配置
右側面のボタンは画面スクロールボタンやシャッターに使える
左側面にはSDカードスロットを搭載
ストラップ穴はヒンジ部に搭載されている
背面には液晶、補助照明、カメラなどが円を基調としてデザインされている
補助照明は待受時に側面ボタン2回押しで点灯させられる
メインメニュー第1階層は4つの項目をカーソルで選ぶ東芝独特な形式
メインメニュー第2階層は一般的なアイコンランチャー式
設定メニューなどはリスト式
メニューでは小項目を開くごとにウィンドウがポップし、階層の深さを認識しやすくしている
メール作成中などにも呼び出せるショートカットメニュー
付属のSDカードに内蔵されている国語辞書。メール入力中などにも呼び出せる
5.5字×5行表示
8.5字×9行表示
11字×10行表示
18.5×17行表示
11×10行で表示させた例文
日本語入力は予測変換に対応
カメラ撮影時画面。各種情報は画面上にアイコンで表示される
画像サムネイル表示。解像度なども表示される
画像の加工メニュー。切り出しやフレーム合成などをVGAサイズの画像に対しても行なえる
自分撮りサンプル。リンク先は元画像のQVGA。QVGA画像はこのままではメール添付できない
風景画像サンプル。リンク先は元画像のVGA。端末上では縦長で表示されるが、SDカードには横長で保存されている
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仕様で見るJ-T010
東芝製のJ-フォン端末。パケット通信には対応しない0xシリーズで、メールサービスは6KBまでのロングメールに対応する。
QVGA液晶やSDカードスロットを搭載するなど、ハイエンド志向のケータイ。31万画素CCDカメラを搭載し「デジタルカメラモード」ではVGAサイズの画像をDCF形式でSDカードに保存できる。またメール添付などはできないが、「ハンディビデオ機能」では付属の16MBのSDカードで最大5分、市販の256MBのSDカードなら最大2時間の連続動画撮影が可能。動画は東芝が配布するデータ移動ソフトを使うことで、パソコン上での再生できる(音声は再生されない)。
付属のSDカードには国語、英和、和英の2つの辞書「辞スパ」がプリインストールされている。辞書や電卓、カレンダーといった機能は、メール作成中などに呼び出し、参照した内容をメールに貼り付けられるなど、マルチタスク的に利用できる。このほか、SDカードを利用したボイスメモ機能や、画像とテキストによるデータベース作成機能など、様々なユーティリティ機能がある。日本語入力は予測変換にも対応するモバイルRupoを搭載。
【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
95×48×26mm
重量
約109g
連続通話時間
約120分
連続待受時間
約350時間
充電時間
約110分
ディスプレイ
6万5536色2.2型TFTカラー液晶
240×320ドット
表示文字数
18字×17行、11字×10行、8字×9行
メモリダイヤル
500件
リダイヤル・着信履歴
各20件
データ通信速度
9.6kbps(回線交換)
ボディカラー
スノーホワイト、マリンブルー、オリーブイエロー
【インターネットメール】
サービス名
[スカイメール(Eメール)]
受信:月額使用料150円、従量課金なし
送信:月額使用料無料、1メッセージ3円
[ロングメール(ロングEメール)]
受信:月額使用料200円、通知は無料、本文受信8円
送信:月額使用料無料、1メッセージ8円
メール受信機能
[スカイメール]
最大全角192文字まで
[ロングメール]
最大全角3000文字まで。添付対応(最大6KB)
メール保存件数
受信メール:最大2,000件
送信メール:最大300件
【着信メロディ】
和音数
最大40和音(6KB対応、カラオケ対応)
着信音
・パターン:4種類
・効果音:15種類
・登録済みメロディ:15曲
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名
RHYTHM AND POLICE
メヌエット
ラデツキー行進曲
私のお父さん
アラベスク第1番
パイナップルラグ
アロハオエ
チゴイネルワイゼン
ダッタン人の踊り
ティンサグの花
ラブ&ロマンス
アクション
サスペンス
コミカル
ファンタジー
【データフォルダ】
データフォルダ容量
最大8MB(最大1,000件)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
画像、着信メロディを保存
【Javaアプリ】
保存件数
600KB(最大20件)
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット
JPEG
撮影可能解像度
120×160、144×176、VGA、QVGA、各種待受/着信画像サイズ
撮影可能容量
データフォルダ(8MB)もしくはSDカードに保存
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット
独自形式(専用ソフトでパソコン上でも再生可能)
撮影可能画質
最大164×220ドット。連続撮影時間は無制限
撮影可能容量
データフォルダ(8MB)もしくはSDカードに保存
コメント
湯野
どういう端末かという印象の前に「踊る大捜査線」とタイアップしたテレビCMが浮かぶJ-T010。もちろん、プリセットの着メロにはテーマ曲「RHYTHM AND POLICE」が収録されている。
まず外見だが、従来の東芝製端末の場合、カメラの位置はメイン液晶裏の上部となっていたが、J-T010ではヒンジ近くになった。このため、閉じた時の面持ちは従来の端末とはちょっと異なる。開いたときの印象やメニューなどの操作性は従来通り。ただ、今回、SDカードスロットが搭載されたこともあり、やや厚みが出てしまったのが残念。
この端末のウリと言えば、やはり電子辞書機能ということになるだろう。国語・英和・和英の3種類の辞書を同梱のSDカードに収録している。普通に辞書を検索する機能に加え、メール作成中に変換中の単語の意味を調べられる機能も用意されている。なお、辞書データはSDカードに保存されているため、別売の大容量のカードを利用する場合、パソコンとSDカードリーダーを使ってあらかじめデータをコピーしておく必要がある。
SDカードまわりでは、同時期発売のJ-D08と同じく、著作権保護のかかった着メロやJavaアプリをSDカードに保存しておくことはできないが、カメラの撮影画像を保存するだけではなく、ICレコーダー機能(ボイスメモ)も利用できる。SDカードの規格を作った東芝だけに、今後の端末にはもっともっとSDカードを活用した機能を搭載してほしいところだ。
ちなみに、J-T010には3D待受キャラクター「くーまん」が新登場。J-フォンの三菱製端末の「アニメっちゃ」や、ドコモのSO212iの「ポケピの絵本」などと同様に、“愛着がわくケータイ”を演出している。簡易データベース機能やストップウォッチ、キッチンタイマーといった機能からも分かるが、J-T010はケータイ本来の機能とは別の部分でのがんばりを感じさせる端末だ。
白根
パケットには対応しない0xシリーズだが、決してエントリーモデルというわけではない。QVGA液晶を搭載していたりSDカードに対応しているなど、むしろハイエンドモデルといえるスペックを持っている。
カメラは31万画素CCDで、今夏のハイエンドケータイのトレンド「100万画素カメラ」ではない。カメラ重視のメガピクセルケータイに比べると、ホワイトバランスや画像の鮮明さで、やはりカメラには差が出ててしまう。写メール用途では差は小さいが、SDカードにVGAサイズの画像をDCF形式で保存できたり、VGA画像の編集機能が充実しているなど、J-T010は画像編集の使い勝手がよいだけに、100万画素でないのが少々残念。
メニューはJ-フォンとツーカーの東芝ケータイ的なアイコンランチャーとポップアップウィンドウを駆使したデザインで、少々クセがあるものの、わかりやすいと思う。J-T010ではデータベース作成や辞書、スケジューラや電卓、サブ液晶で実行できるキッチンタイマー機能などのユーティリティ機能がやたら充実しているが、そうした豊富なユーティリティ機能も、埋もれさせることなく簡単にアクセスできる。
ショートカットメニューも用意されており、マルチタスク的にサブ機能を呼び出せる。たとえばメール作成中に辞書を呼び出し、単語を検索した後、その結果をコピーしてメール作成画面に戻りペーストする、といったように使える。ユーティリティ機能が充実している機種だけに、こうしたマルチタスク的な機能は非常にありがたい。
日本語入力のモバイルRupoは予測変換に対応する。予測辞書は頻出単語と学習した単語のみという最近では一般的なタイプだ。
メガピクセルカメラやオーディオ機能は搭載していないものの、マルチタスク的な「ショートカットメニュー」や各種のユーティリティ機能など、役に立つ機能が多い。J-フォンというと最強のフラッグシップモデル「J-SH53」があり、メガピクセルカメラやオーディオ機能など「派手なアレ」を目的とするならばJ-SH53しか選択肢はないが、日常的に役に立つ機能を重視するならば、J-T010もお薦めだ。
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URL
ニュースリリース(J-フォン)
http://www.j-phone.com/japanese/release/2003/030603.pdf
製品情報(J-フォン)
http://www.j-phone.com/japanese/products/kisyu/j_t010/index.html
製品情報(東芝)
http://www.toshiba.co.jp/product/etsg/cmt/jphone/jt010.htm
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