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ケータイ新製品SHOW CASE
J-D08(エメラルドグリーン)
2003年7月上旬発売



SDカードスロットは本体側面 サイドキーは左側に配置されている

キー配列 充電台は本体を立てるタイプ

SDカードスロットの下にはイヤホンジャックも

待受画面 第1階層はテキストメニュー 第2階層もテキストメニューだ

J-スカイメニュー 好みの設定項目を登録できるマイメニュー機能はアイコンベースだ

11文字×11行 8文字×9行 6×6行

推測変換機能も用意されているが、一度通常変換した語句のみが対象となる スケジューラ機能 「アニメっちゃ」がプリセットされており、アニメ・音声付きメールが送信できる

背景色の変更も可能。これはペパーミント シナモン

ラズベリー ブルーベリー

撮影サンプル

VGAサイズ。リンク先は回転のみ 自分撮り。VGAサイズ。リンク先は回転のみ

VGAサイズ。リンク先は回転のみ VGAサイズ。リンク先は回転のみ

120×160サイズでフレーム撮影。無補正 120×160サイズでフレーム撮影。無補正 120×160サイズでセピアモードで撮影。無補正

(モデル:寺崎佑紀/所属:サンタ・クローチェ


仕様で見るJ-D08

 J-D08は、2.1インチ、176×132ドットで最大26万色表示が可能なTFD液晶をメインディスプレイとして装備したJ-スカイ端末。一画面でそれぞれ最大、8字×7行、10字×9行、15字×13行と3パターンで表示できるが、受信メール表示時はまた文字数が異なる。ガイド行表示の有無によっても異なるが、ここで紹介する画像およびスペック表ではデフォルト設定時のものを数値とした。

 背面のサブディスプレイは、1インチ、80×62ドットで4,096色表示のSTN液晶となっている。本体メモリは2MBで、同梱される8MBのSDカードにも画像やアドレス帳を保存できる。

 ヒンジ部近くの背面中央のモバイルカメラは、有効画素数17万画素(記録画素数31万画素)のスーパーCCDハニカムを採用。640×480ドット(VGA)までの静止画が撮影できるほか、最大64枚までの連写機能も用意されており、連写したデータは「リアル動画再生機能」によって簡易的な動画として再生可能。このほか最大8倍のデジタルズーム機能も利用できる。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
48×97×25mm(高×厚×幅)
重量 約106g
連続通話時間 約130分
連続待受時間 約350時間
充電時間 約100分
ディスプレイ 2.1インチ26万色表示TFD液晶
176×132ドット
表示文字数 11字×10行、8字×8行、6×6行
メモリダイヤル 500件
リダイヤル・着信履歴 各20件
データ通信速度 9.6kbps
ボディカラー エメラルドグリーン、クリスタルシルバー、パールブラック

【インターネットメール】
サービス名 [スカイメール(Eメール)]
受信:月額使用料150円、受信料は無料
送信:月額使用料無料、1メッセージ3円

[ロングメール(ロングEメール)]
受信:月額使用料200円、ロングメール通知(最大192文字まで)は無料、本文の読出は8円
送信:月額使用料無料、1メッセージ8円
メール受信機能 ・スカイメール:最大全角192文字まで
・ロングメール:最大全角3,000文字まで
※ロングメールは画像や音楽データの添付が可能でEメールサービスも含まれるため、Eメールの受信オプション申込は不要
メール保存件数 受信メール:最大1,000件
送信メール:最大160件

【着信メロディ】
和音数 40和音
着信音 登録メロディ:6曲
登録メロディ曲名 イパネマの娘
パヴァーヌ
アヴェ・マリア
アンダルーサ
Je te veux
和音着メロダウンロード 対応。共有するメモリ内に保存

【共有メモリ】
共有メモリ容量 2MB

【Javaアプリ】
保存件数 共有メモリに保存

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG/PNG
撮影可能解像度 640×480、160×120

■コメント

コメント
湯野  J-D07 enjornoがプリペイド専用端末、J-D06 graphicaがJ-D05のリニューアル版で、いわばこれらを“マイナーチェンジ”モデルとするなら、今回のJ-D08は三菱のJ-フォン向け端末としては、本当に久々の“フルモデルチェンジ”ということになる。NTTドコモ向けのカメラ付き端末では、D251iで真っ先にメモリカードスロットを装備、さらにD505iでメガピクセル級のカメラを初めて搭載したメーカーだけに、期待も大きい。
 残念ながら、J-D08に搭載されたカメラは30万画素(有効画素数)のスーパーCCDハニカムで、D505iと比較するとややスペック的に見劣りする部分もある。普通に写メールを楽しむ程度なら十分なスペックだし、ベストショット取り出せる連写機能も便利だ。しかし、いざSDカード経由でプリント、となると若干物足りなさを感じる。
 また、SDカードといえば、J-フォンではJ-SH51以来、シャープがSDカード対応端末を提供しているが、それらとの仕様の差も気になる。ドコモ向けの端末では著作権保護機能の無いメモリースティックDuoを採用しているので仕方ないが、J-フォンではすでに他社からSDカード採用端末が出ており、着信メロディやJavaアプリを保存でき、機種変更してもデータを引き継げるようになっているだけに、非常にもったいない。
 それから、イヤホンマイクの端子がSDカードスロットと同じ場所にあるので、自動車の運転などでイヤホンマイクを多用する人にとっては、蓋の“ヘタリ”が気になる設計かもしれない。
 もちろん、QVGAサイズではないものの、176×132ドットの液晶を搭載しており、メール入力などの基本機能で不満を感じることはないし、「アニメっちゃ」も健在だ。前述のとおり、期待が大きかっただけに不満に感じるところも多いが、さすがに見た目にこだわる端末を連発した三菱だけにデザインはまずまず。「どうしてもメガピクセルじゃなきゃダメ」というこだわりはないけど、とにかくよく撮影するというユーザーにはオススメの端末だ。
伊藤  J-D08は「私は、きれいなケータイ。」のキャッチコピーが示すとおり、主に女性をターゲットにした端末。ラウンドフォルムを基調としたデザインは、派手さこそないものの飽きのこない上品な仕上がりになっている。
 カメラの画質もなかなかだ。有効画素数自体は17万画素だが、ハニカム技術で30万画素相当、いわゆるVGAクラスのサイズが撮影できる。実際のサンプルを見ても、有効画素数で30万画素クラスのものと遜色ない。メガピクセル機も徐々に出てくるだろうが、メール送信を中心にした使い方なら全く問題ない。
 SDカードスロット搭載は素直にうれしい。ドコモの505iシリーズだとminiSDやメモリースティックDuoなど、いわゆるミニサイズのメモリカードを採用しているわけだが、これらはいずれもほかの機器への汎用性が現時点では低く、ノーマルサイズのSDカードやメモリースティックなど、ユーザーの現有資産が活かせないのがネックだからだ。端末のサイズも、フルサイズカードのスロットを搭載した割に大きくなっている感じもしない。
 ハイスペック指向のユーザーには食指の動かない端末だろうが、さほどスペックにこだわらなければ、十分候補に入れていい端末のひとつだろう。



URL
  ニュースリリース(PDF形式)
  http://www.j-phone.com/japanese/release/2003/030603.pdf
  製品情報(J-フォン)
  http://www.j-phone.com/japanese/products/kisyu/j_d08/index.html
  製品情報(三菱電機)
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/mobile/jphone/jd08/index.html

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2003/08/06 13:03

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