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ケータイ新製品SHOW CASE
A5402S(ノアールブラック)
2003年6月中旬発売

写真で見るA5402S



着信イルミネーション カメラはこの部分まで回転する

側面にはカメラキーとクイックディスプレイキー、イヤホンジャックがある ソニー・エリクソン端末ではおなじみのジョグダイヤル

充電台は縦向きに置くスタイル ジョグダイヤルを除くキー配列は一般的なもの

標準添付の着せ替えパネル パネルをすべてはずしたときの本体表面。サブディスプレイ下部の白い部分はイルミネーション

待受画面 第一階層のメニュー 主な設定項目はテキストメニュー型だ

バックグラウンドの配色を変更できる 焦げ茶ベースの配色設定

ブルーを基調にした配色 赤を基調にした配色

80文字表示(10字×8行) 56文字表示(8字×7行) 42文字表示(7字×6行)

メールメニューはテキストベース フォルダ振り分けも可能 ジョグダイヤルと予測変換機能「POBox」を組み合わせた「スピードメーラー」機能も搭載

プリセットのezplus「VisualFlow」では、画像をオンラインアルバムサービスにアップロードできる VisualFlowのメニュー画面 こちらもプリセットのezplus「スチュアート・リトル2 エアーアドベンチャー」

メール添付用のMサイズムービー撮影画面 QVGAサイズでは画面上における表示領域がせまくなるため、ファインダーを倍角表示できる

静止画撮影画面 撮影画像と音、テキストを組み合わせてストーリー仕立てのコンテンツを作成できる「フォトミキサー」機能

撮影サンプル

フレームを使ってQVGAサイズで撮影。リンク先は無補正 QVGAサイズで撮影。リンク先無補正

120×160サイズでネガ反転エフェクトを使って撮影 連写機能を使用。連写機能は120×160サイズでのみ使用できる

室内で撮影したVGA画像。リンク先無補正 VGA画像。リンク先無補正

VGAサイズでA5401CAを撮影。リンク先無補正 VGAサイズで遠景撮影。リンク先無補正

仕様で見るA5402S

 A5402Sは、2.2インチQVGA(240×320ドット)液晶を搭載したソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のムービーメール対応機。

 ソニー・エリクソン製端末ではおなじみの着せかえパネルを採用したボディには、ヒンジ部分に約285度回転する有効画素数34万画素のカメラを装備。静止画撮影時は、「ケータイモード」(120×160ドット)、「待受け画像モード」(240×320ドット)、「PCモード」(640×480ドット)のいずれかで撮影可能。「ケータイモード」では、最大8倍(4段階)のデジタルズームを利用できる。撮影した画像をメロディやアニメのテンプレートと組み合わせてオリジナルのグリーティングメールなどが作成できる「フォトミキサー」や、4枚の画像を連続で撮影できる「連写撮影機能」も搭載されている。

 一方動画撮影時では、Sサイズ・Mサイズのムービーに加えて、メール送信はできないが、従来より高画質なLサイズ(176×144ドット)で撮影ができる。画像処理専用のCPUを搭載しており、リアルタイムエンコードが可能。撮影した動画を「着ムービー」として着信音がわりに設定することもできる。

 また、被写体の動き応じて素早く画像をモニターする「スムーズ・ビューワー」機能が搭載されているほか、ソニーのオンライン・イメージングサービス「イメージステーション」に画像をアップロードできるezアプリ、「Visual Flow」もプリインストールされている。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
49×98×25mm(幅×高×厚)
重量 約128g
連続通話時間 約160分
連続待受時間 約240時間
充電時間 約110分
ディスプレイ [メイン]2.2インチ26万色QVGA(240×320ドット)表示 低温ポリシリコンTFTカラー液晶
[サブ]1インチ96×64ドット 4096色STN液晶
表示文字数 10字×8行、8字×7行、7字×6行
メモリダイヤル 500件
(メモリダイヤル1件につき3つの電話番号とメールアドレスが登録可能)
リダイヤル・着信履歴 各30件
データ通信速度 最大下り144kbps、上り64kbps(パケット通信時)
ボディカラー ノアールブラック、ルミエールホワイト

【インターネットメール】
サービス名 Eメール
利用料 Ezwebmultiコースが適応される月額300円
通信料0.27円/128バイト
メール受信機能 最大全角5,000文字
メール送信機能 最大全角5,000文字
メール保存件数 受信:約256KBまたは500件
送信:約128KBまたは250件
添付制限 1通のメールにつき、5つまでの添付ファイルを送信可能(最大100KBまで)
新着メール通知
Eメール自動受信
対応

【着信メロディ】
和音数 最大40和音
着信音 ・登録済みメロディ:7曲
・登録済み着うた:1種類
・自作メロディ/ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名 Lovin'You(More)
ジェームズ・ボンドのテーマ
愛するデューク
テイクファイブ
ロンドンデリーの歌
イン・ザ・グルーヴ
スクラッチ
セレナーデ
和音着メロダウンロード 対応

【データフォルダ】
データフォルダ容量 4MB(または500件)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・メロディ/メロディ&アニメ/テキスト&メロディ/アニメ&テキスト&メロディ(MMF)
・ボイス(QCP)
・ピクチャー/アニメ(PNG/GIF/JPG/BMP/MMF)
・ezmovie(AMC)

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 ケータイモード(128×96ドット)、待受画面モード(240×320ドット)、PCモード(640×480ドット)
撮影可能容量 データフォルダ(4MB)に保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット ezmovie(AMC)
撮影可能画質 Lサイズ(176×144ドット)、Mサイズ(128×96ドット)、Sサイズ(96×80ドット)
録画時間:各サイズのメールモードは5/10/15秒、メール添付できない固定サイズ録画モードはLサイズ25秒、Mサイズ45秒、Sサイズ60秒
撮影可能容量 データフォルダ(4MB)に保存

【ezplus】
登録済みのアプリケーション Visual Flow、スチュアート・リトル2 エアーアドベンチャー

【ezmovie】
保存件数 データフォルダに保存
フォーマット AMC
登録済みのムービー チャーリーズ・エンジェルフルスロットル(予告編)、ソニー・エリクソンロゴ

■コメント

コメント
湯野  ついに登場したauの最強ラインナップ5000シリーズ向けの光る着せかえケータイ「A5402S」。やや角張った感じの外観はA1101Sに似ているが、ヒンジ部分に回転式のカメラを搭載しているあたりはA1301Sっぽい。A1101S同様に着信するとパネル部分が光るようになっているのだが、今回は背面にカラー液晶を搭載しているということもあり、ほんのり光ってるという印象だ。
 カメラは34万画素のCMOSということでA1301Sと同等のスペック。これまたA1301Sと同様に画像処理用のチップを搭載しているということもあり、静止画にしても動画にしてもストレス無く撮影できるのが嬉しい。本来ウリになったであろうQVGA液晶については、なかなか評価が難しい。撮影画像を見る時には確かにキレイだし、120×160ドットの画像を4枚並べて表示できるのも楽しい。しかし、それ以外の部分ではあまり有効な使われ方がされていないのが、かなりもったいない。
 とはいえ、A5402SにはA1301Sには無い、ezアプリ(Java/ezplus)やeznavigation(GPS機能)対応という点もある。オンラインアルバムサービスの「イメージステーション」と連携したezアプリ「VisualFlow」のようなものもある。また、盗撮の疑いをかけられないようにしたいというマナーやエチケットを大事にしたいという人にとっては、カメラを使わないときは回転して収納できるという構造は、端末を選ぶ上で大きな要素になるだろう。
伊藤  ソニー・エリクソンのQVGA液晶搭載モデルが遂に出た。A1301Sを愛用し、C404S以来のソニー・エリクソン製CDMA端末サポーターを自認する私としてもハズせない1台になると期待していたのだが、このA5402S、どうにもしっくりこない部分がある。
 それはSO505iについても言えることだが、内部ソフトがQVGAネイティブになっていないということだ。たとえばメール。これまでの120×160のフォントをそのまま倍角表示しているだけなので、かなり読みにくい。同じQVGA液晶搭載機だからといって、J-SH53、SH505i、N505i、F505iのようなきれいなフォントを想像して購入すると痛い目にあってしまうだろう。
 ではQVGA液晶はなんのためか。当然カメラで撮った画像を見るためにQVGAにしたのだろう。しかし、この機種のカメラは現行フラッグシップ機が軒並み採用するメガピクセルではなく、30万画素クラスのものだ。もちろん、メガピクセルカメラを積めばそれでいい、というわけではない。QVGA液晶に30万画素クラスのカメラ、ブラッシュアップの足りないソフト、という全体のパッケージングが、どこかちぐはぐな印象をぬぐえないのだ。これなら無理にQVGA液晶を積まないほうがよかったのではないかと思ってしまう。
 私はこれまでソニー・エリクソンを使い続けてきただけにこの機種に関しては慎重派。いち早く、QVGAネイティブのソフト開発を望みたい。画像の表示もいいが、ユーザーが頻繁に接するのはフォント、メニューといったインターフェイスまわりなのだから。逆にあまりQVGA液晶にこだわらず、着せ替えやデザイン、回転式カメラ、ジョグダイヤル+POBoxの快適入力環境を求める人ならば購入を考えてもいいだろう。



URL
  ニュースリリース(au)
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2003/0514/index.html
  製品情報(au)
  http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/a5402s/index.html
  製品情報(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ)
  http://www.sonyericsson.co.jp/product/au/a5402s/

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2003/07/22 16:31

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