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ケータイ新製品SHOW CASE
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SH505i(シベリアンシルバー)
2003年6月20日発売
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■ 写真で見るSH505i
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モバイルカメラの縁がマクロモード切替のスイッチになっている
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赤外線ポートは先端部
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裏面にはスピーカー。向かって右側面にはヘッドフォン端子がついている
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miniSDカードスロット
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フォトライト点灯時
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キー配列
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miniSDカードとノーマルサイズのSDカード
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miniSDカードとSDカードアダプタ
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待受画面
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第一階層のメニュー
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第二階層以下はテキストメニュー
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3D待受。角度を変えると絵が飛び出すように見える
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カメラで撮った画像も3D化できる
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メールメニューも第一階層はグラフィカルだ
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iアプリのメーラーについても受信メニューから扱える
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250文字(20文字×13行)。メール受信最大文字数が250文字のため、13行目は10文字までしか表示されない
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144文字(12文字×12行)
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100文字(10文字×10行)
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「あらがたあ」と入力して方向キーの上を押すと、「ありがとう」の候補が表示されるT9ライクな変換も可能
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T9ライクな変換機能を使った場合
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通常の予測変換機能
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候補には英単語も出てくる
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標準でプリセットされる「飛び出す!バスフィッシング 3D」
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iモードメニュー
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メニューリストの表示
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ライブラリ。サムネイルの表示は速い
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豊富な画像編集機能
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このメニューから、すばやく目的にあわせて画像をリサイズできる
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カメラ起動中には操作ナビゲーションが表示される
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カメラ起動時。インフォメーションやインターフェイスの枠は消すこともできる
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カメラ起動時のサブメニュー
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動画モード起動時
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動画モードのサブメニュー
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文字読み込みモード時。URLを認識している
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誤認識しても簡単に訂正できる
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読み取ったURLへそのままジャンプできる
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QRコード読み込み時。ここからすぐに電話帳に登録可能
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■ 撮影サンプル
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QVGAサイズでフレーム撮影。撮影サンプルのリンク先はすべて無補正
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マクロモードでマニュアルを撮影
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スポーツモードで撮影。全速力に近いスピードで走っているがさほどブレていない
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フォトライトを使って夜景モードで撮影
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XGAサイズ。屋外のように比較的光量があるとくっきりする
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■ 仕様で見るSH505i
SH505iは、100万画素CCDカメラを搭載したシャープ製のiモード端末。シャープとしては初めての50Xiシリーズの端末で、100万画素(記録画素数は79万画素)CCDカメラを搭載している。
静止画はiショット(S)サイズ(120×120ドット)、iショット(L)サイズ(288×352ドット)、待受画面サイズ(240×320ドット)、サブディスプレイ待受サイズ(96×64ドット)のほか、XGA(1,024×768ドット)サイズ、VGAサイズ(640×480ドット)の撮影が可能。さらに動画はNancy形式で240×176ドット(大)、160×120ドット(標準)、120×88ドット(小)の3サイズで記録できる。動画の編集も可能なほか、任意の1コマを切り出してiショット送信もできる。
内蔵カメラでは、紙に印刷されたURL、メールアドレス、電話番号など約35文字の英数字を認識できるOCR機能や、QRコード・JANコードを認識するバーコード機能も利用できる。
miniSDカードスロットを搭載し、パッケージには16MBのメディアとノーマルサイズのSDカードへ変換するアダプタを同梱。メインディスプレイには約2.4インチ、264,144色表示QVGA(240×320ドット)システム液晶を、サブディスプレイには96×64ドット、65,536色のGF液晶をそれぞれ採用している。
このほか、505iシリーズの標準機能としてFlashやiアプリDXも利用可能。メール連動型アプリ「i絵文字メール」などがプリセットされている。
なお、シャープは「SHシリーズデータリンクソフト」を無償で提供している。miniSDメモリーカード(16MB同梱)またはUSBデータリンクケーブルF001(オプション)を使用すれば、パソコンとの間でデータのやりとりが可能になる。パソコンのキャプチャ画像やOutlook/Outlook Expressからデータを変換して読み込み、miniSDカード経由でSH505iに転送も可能だ。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
102×50×24mm(高×幅×厚) |
重量 |
約125g |
連続通話時間 |
約130分 |
連続待受時間 |
約300時間 |
充電時間 |
約130分 |
ディスプレイ |
メイン:26万2,144色 QVGA(240×320ドット)システム液晶 サブ:65,536色 96×64ドット GF液晶 |
表示文字数 |
通常 144文字(12文字×12行) 縮小 250文字(20文字×13行) 拡大 100文字(10文字×10行) |
メモリダイヤル |
750件 |
リダイヤル・着信履歴 |
各30件 |
データ通信速度 |
最大28.8kbps |
ボディカラー |
アトランティックブルー、シベリアンシルバー、ニューヨーカーブラック |
備考 |
miniSDカードスロットを搭載(16MBのminiSDカードおよびノーマルサイズのSDカードへの変換アダプタが同梱) |
【iアプリ】
iアプリ件数 |
10~100件 |
登録済みiアプリ |
i絵文字メール キティ DE リモコン 飛び出す!バスフィッシング 3D ビビッド・ナビゲーター |
【インターネットメール】
サービス名 |
iモードメール |
利用料 |
送信・受信ともに全角20文字程度で0.9円 |
メール受信機能 |
最大全角250文字 (分割受信機能を使えば最大2,000文字まで可能) |
メール送信機能 |
最大全角250文字 |
メール保存件数 |
受信メール 334~1,000件 送信メール 100件 |
メールアドレス保存件数 |
最大750件/2,250アドレス(1件の電話帳につき3件まで) |
【着信メロディ】
和音数 |
64和音 PCM音源(ADPCM対応) |
着信音 |
着信メロディ:10曲 着信パターン:10パターン |
登録メロディ曲名 |
ABC 愛しのレイラ はちすずめ トロイメライ ラデッキーマーチ 津軽三味線 グリーンスリーブス 天国と地獄 質草さらば アイーダ大行進曲 |
和音着メロダウンロード |
30曲 |
【カメラ(静止画)】
撮影可能解像度 |
iショット(S):120×120ドット iショット(L):288×352ドット メイン待受画面:240×320ドット サブ待受画面:96×64ドット VGA:480×640ドット XGA:768×1,024ドット |
撮影可能画質 |
ノーマル、ファイン さらに撮影モードとして、動いている被写体を撮るための「スポーツモード」、暗い環境での「夜景モード」、雑誌や本、書類などの画像メモを撮るための「テキストモード」が用意されている |
撮影可能容量 |
データフォルダもしくはminiSDカードに保存。デジタルカメラモードでの撮影画像はminiSDカードに保存 |
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット |
Nancy |
撮影可能画質 |
240×176ドット(大) 160×120ドット(標準) 120×88ドット(小) |
撮影可能容量 |
miniSDカードに保存 |
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コメント |
湯野 |
外見的には「SH251iS」に似ているが、スペック的にはQVGA液晶+100万画素CCDということでJ-フォンの「J-SH53」に近い。ただ、J-SH53ではSDカードが使用されているが、SH505iはminiSDカード、両者ともにQVGA液晶だがSH505iは3D表示対応といった風に、それぞれの端末で微妙に異なるデバイスが採用されているところが面白い。
何より興味深いのは、先に登場した「D505i」と「SO505i」がデジカメスタイルを大きく意識したものとなっているのとは対照的に、SH505iが従来の“カメラ付きケータイ”の路線をそのまま踏襲しているところだ。斬新さという意味ではD505iやSO505iにはかなわないかもしれないが、実際に使ってみると、画像処理にしても、フォントをはじめとする画面表示にしても、デバイスの能力を十分に引き出すようにソフトウェアが作り込まれていることがよく分かる。
細かい話になるが、OCR機能もよくできている。「N504iS」にも同様の機能が搭載されていたが、正直、あまり使い物にはならなかった。しかし、SH505iのOCR機能は読み取る行を選択したり、候補リストから選びながら1文字ずつ訂正していったりできる。さらに、認識率そのものもかなり高く、私の名刺のメールアドレスも問題なく読み取れてしまった。ここまで来ると、かなり使える。
元祖写メールのJ-フォンで確固たる地位を築き、ドコモに初のiショット端末「SH251i」を供給。そして、この「SH505i」で50Xiシリーズ初参入となるシャープ。今回の505iシリーズ6機種の中でも、かなりダークホース的な印象がする。
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伊藤 |
今ではカメラ付き端末が当たり前の時代になったが、やはりこの端末、ほかのメーカーに先駆け、「写メール」で培ってきたシャープなだけあって、「カメラを使ってどう楽しむか」という部分で非常によくできている。
メガピクセルカメラ搭載になって、L版プリントという用途がさかんにクローズアップされるが、実際にプリントアウトする機会は全体の割合から考えればごくわずか。ケータイに内蔵されたカメラでなにをするかといったら、ほとんどが待受用だったり、メール送信用だったり、ケータイの中で見て楽しむ使い方がメインだろう。
このSH505iでは、フレーム機能やテキスト追加などもはや定番になった画像装飾はもちろんのこと、3D化することで立体的な画像に変換したり、1枚の写真でもいろいろなバリエーションで楽しめるよう方法を提供している。
サムネイル表示の速さもさることながら、最大サイズで撮影した画像がメイン待受、サブ待受、iショットなどさまざまな形式にトリミングできること、またその作業が、データフォルダから簡単な操作でできること、こういう使い勝手に非常に気を配って作られていることがわかる。
このため、「とりあえず最大サイズで撮っておけばなんにでも使えるや」という安心感が得られる。元画像は最大サイズのまま編集せずに保存しておき、一方で元画像の気に入った部分だけを切り取り、装飾したファイルを何バージョンも作成して保存しておく、そんな使い方が苦もなくできるのだ。ここに「大は小を兼ねる」つまりメガピクセルカメラを採用した意義もあるというものだ。これは「さすが」と言うほかない。
メニューはグラフィカルなもので、横方向でカテゴリ、縦方向で次の階層を選択するちょっと変わった操作体系だ。慣れるまでは少々違和感があるかもしれないが、縦方向で選択する項目が、カテゴリを選択する前から表示されているのでこれはこれで慣れれば便利かもしれない。また、J-SH53やJ-SH010でもすでになんども触れられているが、2.4インチQVGAシステム液晶の美しさは圧巻。この解像感、文字の見やすさは一度体験したらもう一世代前の120×160サイズに戻れなくなってしまうことは請け合いだ。
まだP505i、N505iあたりの詳細がわからないので「待ち」を考えている人も多いだろうが、この端末、後に続く端末のデキと関係なく、買って損をするようなことはない。特にカメラ周りの機能を重視する人は候補に入れておこう。
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■ URL
ニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew0618.html
ニュースリリース(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/030618-2.html
製品情報(NTTドコモ)
http://505i.nttdocomo.co.jp/product/sh505i_top.html
製品情報(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/products/sh505i/index.html
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2003/06/24 13:55
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