ボタン配置	背面ディスプレイは搭載していない

ストラップ穴は下端に近い裏側面	アンテナは伸縮しないデザイン的なもの

標準の待受画面	メインメニュー第１階層	メインメニュー第２階層

８字×８行表示	11字×10行表示	例文表示

連文節変換に対応	予測変換にも対応。画面は「こ」で頭出し変換した場合

GPSでの測位時に測定精度が通知される	GPS測位後に利用できる専用ポータル

■ 仕様で見るF661i

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	97×49×28mm
重量	約115g
連続通話時間	約140分
連続待受時間	約470時間
充電時間	約135分
ディスプレイ	65,536色表示2.0型TFTカラー液晶 132×176ドット
表示文字数	6字×8行、11字×10行
メモリダイヤル	500件
データ通信速度	最大9.6kbps
ボディカラー	ギャラクシーシルバー、ピンクスター

【インターネットメール】

サービス名	iモードメール
利用料	送信・受信ともに全角20文字程度で0.9円
メール受信機能	最大全角250文字 （分割受信機能により最大2000文字の分割受信も可能）
メール送信機能	最大全角250文字
メール保存件数	受信：最大300件 送信：最大100件

【着信メロディ】

和音数	32和音
着信音	・パターン：6種類 ・登録済みメロディ：10曲 ・ダウンロードメロディ：30件
登録メロディ曲名	地上の星 ウォンテッド ガッチャマン 太陽にほえろマカロニ刑事のテーマ I LOVE YOU モルダウ ワルキューレの騎行 威風堂々 ウィリアムテル序曲 GREEN KENTUCKY HILLS OF HOME
和音着メロダウンロード	対応

■ スタッフが見たF661i

	コメント
湯野	発売日に販売停止という最悪の滑り出しだったドコモ初のGPS対応ケータイ「F661i」。それから約1カ月が経ち、ようやく販売が再開された。auが2001年12月に初のGPSケータイを出して以来、本当に長い道のりだった。もちろん市場への投入のタイミングを待っていたということもあるのだろうが、携帯電話向けGPSの基礎技術を持つSnapTrackがQualcommに買収されたことも少なからず影響したのだろう。 　GPS対応の携帯電話というと、どうしてもauのGPSケータイと比較してみたくなるが、進化の度合いでは、ezplusやカメラ機能と連携できるauのGPSケータイに軍配が上がる。しかし、測位にかかる時間などのユーザビリティからすれば、どちらも完成形とは言い難い。自分の位置情報を誰かに通知したり、第三者が位置情報を検索したりするぐらいであれば十分だが、カーナビ的な使い方ができるようになるにはまだまだ時間が必要なようだ。 　いまどきのケータイ事情からF661iを見た場合、やはりカメラがないという部分がマイナス点になってしまうかもしれない。逆に言えば、最新のドコモのラインナップの中でカメラなしの折りたたみ型端末というと、実はこのF661iのほか、SO212i、N211iS、P211iSぐらいしか選択できなかったりするので、「カメラ付きケータイはダメ」という人にはオススメである。
白根	GPS対応iモード端末。ただし、iアプリやiショットには対応しなていないので、特殊用途向けの600番台の端末という位置付けにある。 　個人的には、コンシューマ向けというよりも、トラックの運行管理など業務向け端末という印象を受ける。一般ユーザーがiショットやiアプリを捨ててまでGPSを利用したいと考えるとは思えないからだ。グルメ情報サービスで必要な「街単位」の位置情報ならば、基地局単位の「iエリア」が利用できる。GPSによる「地図上のどこにいるか」までわかる精密な位置情報が活きるということもあるが、それだけのためにiショットやiアプリが使えない端末を持つというのは少々もったいない。 　使い勝手はF251iなどの最近の富士通製端末とほぼ同じで、銘有りの日本語変換システムは搭載していないが、予測変換には対応している。カスタマイズ可能なメニューもあるなど、必要なところはしっかり押さえているので、使い勝手の面では問題はないだろう。 　結論としては、前述の通り、コンシューマ向けの端末ではないと思うので、たとえ位置情報に興味を持ったとしても、基地局単位のiエリアで本当に不満なのかということを十分に検討した上で購入してほしい。