スマートフォン周辺機器カタログ
自宅ストレージを外出先から利用! リモートアクセス対応NAS
「NAS(Network Attached Storage)」とは、家庭内LANにダイレクト接続できるデータ保存機器のこと。通常は大容量ハードディスク(HDD)が内蔵されており、写真、動画、文書ファイルなどをネットワーク接続した複数のパソコンでデータで共有するために使われる。
今回ご紹介するのはこのNASの中でも、インターネット経由でスマートフォンからアクセスできるモデル。NAS側で簡単な設定を済ませて置けば、あとはスマートフォンに専用アプリをインストールし、IDやパスワードの認証を済ませるだけで使い始められる。
NASは1TBモデルが2万円を切る価格で購入できる。データ保存容量が8~64GB程度と限られたスマートフォンで、これだけのストレージに外出先からでもアクセスできるメリットは非常に大きいはずだ。なお、リモートで利用できるファイルは各アプリによって異なるので、詳しくは各製品情報サイトで確認してほしい。
【PR】Amazon.co.jpで購入 | LS-V1.0TL(1TB) |
バッファロー | |
1万8358円(Amazon.co.jp販売価格) | |
インターネット経由でのリモートアクセス機能「Webアクセス」に対応したNAS。容量500GB/1TB/1.5TB/2TBの4バリエーションが販売されている。内蔵ハードディスク数はいずれも1台。最新CPUを採用し、データ転送速度を従来品より向上させている点も共通の特徴。なお、「LS-V1.0TL」は1TBモデル。 iPhone用に公開されているアプリ「Web Access i」を利用することで、NASに保存した動画・音楽ファイルなどを外出先からでも再生できる。写真はスライドショー表示にも対応。また、iPhoneで撮影した写真をアップロードすることも可能だ。 「Web Access i」は、現在iPhone/iPod touchに対応。iPad版にあたる「WebAccess i HD」とともに、App Storeで無料公開されている。 |
【PR】Amazon.co.jpで購入 | HDL-S1.0(1TB) |
アイ・オー・データ機器 | |
1万4359円(Amazon.co.jp販売価格) | |
ホワイトカラーの筐体を採用したスタンダードなNAS。HDL-S1.0は1TB HDDモデルで、このほかにも500GB/1.5TB/2TBモデルが現在販売中。いずれのも内蔵HDD数は1台。なお、LANではなくUSBで直接PCに接続してもデータ転送できる「LAN&USBハイブリッド」仕様となっている。 アイ・オー・データでは「リモートリンク」の名称でインターネット経由でのデータアクセス機能を提供しており、本製品も対応している。なお、リモートアクセス用のiPhoneアプリ「ホームメディアリンク」もすでに公開中で、無料でApp Storeから入手できる。 「ホームメディアリンク」からは、H.264およびMPEG-4フォーマットの動画、JPEG画像、MP3、著作権保護されていないAACなどを再生可能。また、リモートでの画像再生時には、その画像をiPhoneのアドレス帳に登録されたメールアドレスへ送ることができる。 |
【PR】Amazon.co.jpで購入 | LS-WV2.0TL/R1(2TB) |
バッファロー | |
2万3466円(Amazon.co.jp販売価格) | |
HDDを2台内蔵し、より大容量のデータを保存可能にしたNAS。工場出荷段階では動作モードが「RAID 0」に設定されているが、「RAID 1(ミラーリング)」に切り換えればデータの保存先が二重化される。保存容量は半分になるが、どちらか1台のHDDが故障した場合でも容易にデータを復旧できる。 1TB/2TB/3TB/4TBモデルをラインナップ。「LS-WV2.0TL/R1」は全体容量2TBのモデルで、実際には1TB HDDを2台内蔵している。交換用HDD「HD-HFBS2/3Gシリーズ」も販売中だ。なお「Web Access i」によるiPhoneからのリモートアクセスにも対応する。 |
【PR】Amazon.co.jpで購入 | LS-QV2.0TL/R5(2TB) |
バッファロー | |
4万9138円(Amazon.co.jp販売価格) | |
HDDを4台内蔵、前述のRAID 1よりもさらにデータの保護性能を高めた「RAID 5」での運用が可能なNAS。RAID 5は4台のHDDのうちどれか1台が故障しても、HDD交換だけで復旧する点はRAID 1と似ているが、HDD容量合計の4分の3までデータを保存できるのが特徴だ。なお出荷時設定はRAID 0となっている。 「LS-QV2.0TL/R5」は500GB HDDを4台内蔵した2TBモデル。このほかに4TB/8TBモデルが販売されている。「Web Access i」にも対応。交換用HDDはカートリッジ式の専用品「OP-HDシリーズ」。 |
DE-MD2H2T(2TB) | |
プリンストンテクノロジー | |
3万9800円(定価) | |
欧州の周辺機器メーカー「DANE-ELEC」社のNAS。PCからのリモートアクセスを簡単に行うためのUSBキー2本が付属している。保存容量は2TB(1TB HDDを2台内蔵)。USB HDDの増設などにも対応する。 スマートフォンからのリモートアクセスにも対応。現段階ではiPhone、iPod touch、iPad向けの専用アプリが公開されている。 |
【PR】Amazon.co.jpで購入 | HDL2-S4.0(4TB) |
アイ・オー・データ機器 | |
2万9730円(Amazon.co.jp販売価格) | |
HDD 2台内蔵型のNAS。2台分のHDD容量がすべて使える「スパンニング」もしくはRAID 1(ミラーリング)での運用に対応する。交換用HDDとして「HDI-OPシリーズ」がラインナップされているが、専用カートリッジ式ではないため、ごく一般的な3.5インチSATA HDDを使用することも可能という。 HDL2-S4.0は、容量4TBのモデル。より手頃な2TB/3TBモデルも発売されている。「LAN&USBハイブリッド」や「ホームメディアリンク」対応は、前述のHDL-Sシリーズとほぼ共通の仕様。 |
【PR】Amazon.co.jpで購入 | Pogoplug |
クラウドエンジンズ | |
9800円前後(店頭予想価格) | |
別売のUSB 2.0対応ストレージを接続し、家庭内LANはもちろん外出先からでもアクセスできる「パーソナルクラウド」化するためのアダプター。米クラウドエンジンズ社の製品で、日本国内ではソフトバンクBBが販売を手がける。マニュアルやユーザーインターフェイスも日本語化される。 Windows、Mac、Linuxなどさまざまな端末に対応。Webブラウザを用いてインターネット経由でデータを参照できる。iPhoneおよびAndroid向けのアプリも、それぞれのオンラインストアで無料公開されている。 HDD接続用のUSBポートは4つ。モバイル端末で動画をリモート再生する際、視聴可能形式にトランスコーディングしたり、メールアドレスで画像をアップロードするなど、クラウドエンジンズ社側のサーバーを利用する機能も多いが、製品本体代金以外の月額料金などはかからない。弊誌関連記事はこちら。 |
【PR】Amazon.co.jpで購入 | TS-210 |
QNAP | |
2万4980円(Amazon.co.jp販売価格) | |
家庭用から大企業用まで、さまざまなバリエーションのNASを販売しているQNAP。「TS-210」は中でもホーム向けの製品で、別売の3.5インチHDDを2台内蔵することができる。互換性確認済みHDDのリストもWebサイトで公開されている。 iPhone用のリモートアクセスアプリ「QMobile」もすでに公開中。なおCPUの高速化などが行われた最新モデル「TS-212」が、輸入販売業のユニティから2月18日に発売される予定だ。 |
HP MediaSmart Server EX490 | |
HP | |
4万9980円~(メーカー直販サイト価格) | |
ここまで紹介してきたNASとは異なり、より本格的な家庭用サーバーとしても運用可能な製品。OSにはWindows Home Serverを採用する。本体サイズも140×250×230mm(幅×高さ×奥行)、重量4.92kgとかなり大ぶり。最大4台のHDDを搭載可能。メーカー標準構成では1TB HDDを1台内蔵している。 iPhone向けのリモートアクセス用アプリ「HP MediaSmart Server iStream」は、App Storeで無料公開されている。なお、3G回線で同アプリを使用する場合は音楽と写真のみ再生可能。動画のストリーミング再生にはWi-Fi接続が必須となっている。 |
2011/2/16 06:00