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熊本地震、ドコモの携帯から熊本県の固定宛で輻輳(ふくそう)が発生しつながりにくい状況

安否確認は伝言板サービスの活用を

 4月14日夜に発生した熊本地震に関連し、NTTドコモは、ドコモの携帯電話からの音声通話の発信で、熊本県内の固定電話につながりにくい通信障害が発生していることを明らかにした。設備の許容量を超える処理が発生することで、輻輳(ふくそう)が起こっているという。

 この通信障害の発生は4月15日14時14分頃からで、現在も解消されていない。

 全国のドコモの携帯電話からの音声通話(回線交換)の発信が、影響を受ける対象で、熊本県内の固定電話への音声通話がつながりにくい状況。固定電話宛の通話の発信量が、設備の許容量を超え、輻輳(ふくそう)が発生しているという。停電や損壊などが原因の設備の故障は確認されていないとのこと。

 なお、熊本県内でも、ドコモの携帯電話宛の通話に障害は発生していない。また、KDDI、ソフトバンクでは、同様の通信障害は発生していないとしている。

【追記 2016/04/16 13:14】
 ドコモは4月16日11時43分現在の情報として、上記の固定電話につながりにくい状況は回復したと発表した。発生期間は4月15日14時14分~4月16日11時43分。原因は音声通話の増加。

太田 亮三