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熊本で震度7、安否確認は電話よりアプリ/災害用伝言板で

 4月14日21時26分頃、熊本県熊本地方で震度7を記録する地震が発生した。携帯電話各社は影響の範囲を調査中としている。現地との電話は繋がりにくい状況のようだ。こうした場合、一般的には電話よりもメールやメッセージングアプリのほうが繋がりやすいとされる。不要不急の電話は控えたい。

 21時55分時点で、携帯電話各社は地震の影響範囲を調査している。あわせて災害用伝言板サービスが開設され、運用が開始された。安否情報を登録する場合は「無事です」などのステータスと、全角100文字(半角200文字)でコメントを入力できる。離れた場所にいる人が確認する場合は、相手の電話番号を入力する。

 テキストメッセージのほか、ボイスメッセージを扱う「災害用音声お届けサービス」も用意されている。

MVNOサービスのユーザーは

 また格安SIMなどMVNOサービスのユーザーの場合はどうすべきか。IIJが2015年9月、ブログに掲載した情報によれば、NTT東西の災害用伝言板(web171)か、Googleパーソンファインダーの利用が推奨されている。

 web171の情報は、携帯大手3社のデータと同期されており、他社ユーザーの安否情報も確認できる。また、NTTレゾナントの「J-anpi」からも、各社のデータを横断して検索できる。

【追記 2016/04/14 23:58】
 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は、いずれも今回の地震で、携帯電話のサービスエリアに影響はないことを明らかにした。一部の設備は停電などの影響を受けている可能性はあるが、周辺の設備でカバーしており、ユーザーの利用には支障が無いとのこと。通信規制も現在はかけられていない。

【追記 2016/04/15 16:17】
 NTTドコモとUQコミュニケーションズは、一部エリアで通信障害が発生していると案内している。詳細は別記事を参照していただきたい。

関口 聖