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熊本地震でキャリア各社が支援措置、修理費軽減や支払期限延長など
(2016/4/15 16:11)
4月14日夜に発生した熊本地震に関連し、キャリア各社は、災害救助法の適用地域を対象に、料金の支払いや修理費用などに関する支援措置を発表している。
4月15日時点で災害救助法が適用されているのは、熊本県内すべてにあたる45市町村。以下の支援策は、原則として災害救助法適用地域のユーザーが対象になっている。
NTTドコモ
NTTドコモは、自宅から避難するなどして固定通信サービス(ドコモ光)をまったく利用できなかった場合、申告に基き、実際に避難していた期間の基本料と付加サービス料を無料にする。被災で仮住居に移住する場合、ドコモ光の移転工事料、移転手数料も無料とする。
携帯電話や固定通信サービスの料金を請求書の窓口で支払っている場合(キャリアショップやコンビニ、金融機関の店頭など)、2016年4月の請求分の支払期限が5月31日まで延期される。口座振替、クレジットカードの支払いは対象外。
被災による端末の故障については、5月31日までの期間、修理代金を一部減額する。
このほか、自治体からの要請に基いて携帯電話や充電器の貸出を行う。
KDDI
KDDIは、自宅から避難するなどして固定通信サービスをまったく利用できなかった場合、申告に基き、実際に避難していた期間の基本料と付加サービス料を減額する。auでんきについても、同様に基本料の減額措置がとられる。
携帯電話や固定通信サービスの料金を請求書の窓口で支払っている場合、2016年4月の請求分の支払期限が5月31日まで延期される。口座振替、クレジットカードの支払いは対象外。
地震の被害で破損・故障した携帯電話については、5月31日までの期間、九州全域のauショップ、PiPitで受け付ける修理の費用を一部軽減する。
このほか、市区町村の災害対策本部に対し、要請に基いて携帯電話や充電器の貸出を行う。
ソフトバンク
ソフトバンクは、自宅から避難するなどして固定通信サービスをまったく利用できなかった場合、申告に基いて、実際に避難していた期間の基本料などを減額する。
携帯電話や固定通信サービスの料金を請求書の窓口で支払っている場合、2016年4月の請求分の支払期限が、請求書に記載の期限から1カ月間延長される。口座振替、クレジットカードの支払いは対象外。
地震の被害で破損・故障した携帯電話については、九州のソフトバンクショップで受け付ける修理費用を一部軽減する。固定通信サービスの機器の地震被害による破損は、無償で交換される。
ソフトバンクでは避難所などへの充電サービスを提供しており、4月15日15時時点では益城町総合体育館、益城町保健福祉センター、益城町役場で提供されている。また、陸上自衛隊西部方面隊への携帯電話の貸出も実施している。