格安スマホを「知っている」4割、「聞いたことがある」5割

　“格安スマホ”と呼ばれるスマートフォンの認知度を調査したところ、「知っている」が約4割、「名前を聞いたことがる程度」が約5割となり、認知率は約9割という調査結果が明らかにされた。

　マイボイスコムは、格安スマホに関するアンケート調査を実施し、認知度や格安SIMの利用率について、結果を明らかにした。調査は5月1～7日にかけて、インターネット上で行われ、有効回答数は1万1760件だった。

　調査によれば、格安スマホの認知率は「知っている」が39.2％、「名前を聞いたことがある程度」が49.3％になり、認知率は88.5％になった。「知っている」は、男性の比率が高く、10～40代では5割を超えた。女性では、年齢層が低いほど「知っている」が高い傾向だった。

格安スマホの認知率

　格安スマホまたは格安SIMカードを利用しているユーザーは、スマートフォンユーザーの2割弱となり、端末とSIMカードのセット販売が5.1％、SIMカードだけを購入が2.8％、SIMカードとSIMロックフリー端末を別々に購入が2.8％、SIMカードと中古端末を購入が1.4％になった。

格安スマホの利用状況

　格安スマホのうち、SIMカードと端末のセット販売については、購入場所も調査され、「インターネットショップ」「家電量販店」「携帯電話専門ショップ」がそれぞれ2～3割になった。「スーパー」は14.1％だった。

　SIMカードと端末とのセット販売の格安スマホは、「イオンスマホ」が18.6％で1位となり、「BIGLOBEスマホ うれスマ」「NTTコムストア」「楽天モバイル」と続いた。

　利用意向については、セット販売の格安スマホの利用意向者は20.9％という結果になった。非利用意向者は37.1％。ユーザーの利用形態別でみると、スマートフォンとフィーチャーフォンを併用するユーザーで、セット販売の利用意向が高い傾向にある。

　セット販売で利用意向のあるユーザーに重視するポイントについて聞くと、「月額利用料金」「本体価格」が上位2位で、次に通信速度や通信容量、MNPに対応、無料のWi-Fiスポットなどの点が続いた。