DATAで見るケータイ業界
格安SIMの利用者シェアトップは「OCNモバイルONE」、利用者の満足度評価1位は「IIJmio」
(2015/1/16 14:14)
前回に引き続き、MCAが昨年実施したネットユーザーへのアンケート結果を取り上げたい。前回は格安SIMの認知状況と音声通話の実態をテーマにしたが、今回は格安SIMの利用状況および利用者評価に焦点をあててみたい。
格安SIMの利用者シェアトップは「OCNモバイルONE」
調査対象を格安SIMの利用者に絞って実施したアンケートにおける「利用しているサービス」の回答から算出した利用者シェアの1位は「OCN モバイル ONE」で、全体の2割を占める結果となった。
今回の調査では、利用状況とあわせて主要サービスの認知状況もたずねているが、認知率(聞いたことがあるサービス)の1位は「イオンスマホ」、4位は「楽天モバイル」だった。いずれも、利用者シェアでは6位以下となっており、認知率と実際のサービス利用のあいだには違いがあることが分かった。
利用者の満足度評価1位は「IIJmio」
上のグラフは、実際に利用しているサービスの総合的な満足度を5段階でたずねた結果である。5段階評価をもとに満足度を数値化(「満足」を5点、「やや不満」を4点、「どちらでもない」を3点、「やや不満」を2点、「不満」を1点とし計算)したところ、上位5サービスで最も満足度が高かったのは「IIJmio」の4.14点、2位は「BIGLOBE LTE・3G(うれスマ)」の4.11点となった。
満足度評価では、総合的な満足度のほか、月額料金、通信品質・速度、サービス・機能、購入のしやすさ、アフターサポート、ブランドイメージの各項目ごとの満足度も調査を行った。月額料金はほぼすべてのサービスが4点以上で総じて利用者の満足度も高いが、通信品質・速度については2点台の低評価にとどまるサービスもあり、サービス間での差が調査結果数値で明らかになった。