Google Walletと米携帯会社の決済サービスが提携

　米Googleと、米国の携帯電話会社3社によって設立された決済サービス提供事業者のSoftcardは23日、かざして支払う、非接触型の決済サービスで提携すると発表した。

　Softcardは、AT&T Mobility、T-Mobile USA、Verizon Wirelessによって2010年に設立された。NFCを使ったモバイル決済の仕組みを提供するためで、当初、サービス名はIsis Walletとされていたが、昨年9月、中東で活動するイスラム過激派が同じ略称を用いだしたことを受けて、SoftCardに改名していた。

　Googleでは、今回の提携により、Androidユーザーにとってはより便利になると説明。AT&T Mobility、T-Mobile USA、Verizon Wirelessの3社から提供されるAndroid 4.4（KitKat）以上のスマートフォンには、決済アプリがプリインストールされるという。またGoogleがSoftcardから技術や特許を買収したことも明らかにされている。

　Softcardでは今後数週間以内に、ユーザーやパートナーに向けてより多くの情報を開示する方針。