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ソニーの「SmartEyeglass」開発者向けに発売、2016年内の一般販売を目指す

 ソニーは、透過式のメガネ型端末として開発している「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」について、アプリ開発者向けモデル「SmartEyeglass Developer Edition」(SED-E1)を3月10日に発売する。価格は10万円(税抜)で、アメリカ、ドイツ、イギリスでも発売される。同端末は「SmartEyeglass」専用Webサイトで販売されるほか、2月27日~3月8日にソニーストア名古屋で実機が展示され、3月11日からは銀座、大阪、名古屋のソニーストアで実機の展示が行われる。

「SmartEyeglass Developer Edition」(SED-E1)
ユーザー体験のイメージ

 「SmartEyeglass」は、スマートフォンと連携し、テキストやシンボル、画像などを独自のホログラム技術で視界に重ねて表示できる端末。1月のCESでも展示され、ARナビゲーションのアプリのデモが実施されていたほか、産業用途の利用イメージも公開されていた。

 開発者向けモデルの発売に合わせて、ソフトウェア開発キットは正式版がリリースになったほか、産業用途のアプリ開発を促進するためとして、法人向け販売もフランス、イタリア、スペイン、ベルギー、オランダ、スウェーデンで実施される。

 ソニーでは、「SmartEyeglass」を2016年内に一般ユーザーや法人顧客目に販売することを目指し、開発を加速させていくと表明している。

CES 2015のソニーブースに展示された「SmartEyeglass」

太田 亮三