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チャットアプリ「WhatsApp」が世界中で使えるSIMカード「WhatSim」

 伊Zeromobileは、世界150カ国・地域でチャットアプリ「WhatsApp」が使えるという「WhatsApp」専用SIMカード「WhatSim」を発表した。「WhatSim」のWebサイトで販売されている。価格は1年間の利用で10ユーロ。送料は5ユーロ。

「WhatsApp」専用SIMカード「WhatSim」

 「WhatSim」の最大の特徴は、チャットアプリ「WhatsApp」の利用に特化した点。「WhatsApp」のテキストチャットについては、制限なく利用できる。一方、通話も含めてアプリ「WhatsApp」以外は通信を利用できない。

 「WhatSim」は世界の150カ国・地域、400以上のキャリアに対応したSIMカードで、対応する通信網には自動的に接続される。対応国には日本も含まれている。SIMロックフリーのスマートフォンで利用でき、nano、micro、標準の3サイズが用意される。

 SIMカード「WhatSim」の利用料は、1年間で10ユーロ。固定費用や月額の課金はなく、SIMカード自体に有効期限は設定されていない。位置情報および連絡先の共有も制限なく利用できる。

 「WhatSim」での写真や動画、ボイスメッセージのやり取りには、別途チャージしたクレジットを利用する。5ユーロ(最小単位)のチャージで1000クレジットが付与される。世界中のキャリアが4つのゾーンに分けられており、ユーザーがいる国・地域(ゾーン)によりクレジットの消費量は異なる。例えば日本はゾーン2に分類されており、写真1枚が75クレジット、動画1本が300クレジット、ボイスメッセージ1件が15クレジットとなっている。ゾーン1(米国など)は最も安く、写真1枚が20クレジット、動画1本が100クレジットなどとなっている。

 クレジットは「WhatSim」購入時に予めチャージしておくこともできる。クレジットのリチャージはアプリ上や、パソコン用のWebサイトから行える。

太田 亮三