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北陸新幹線がいよいよ3月開業、金沢市が無料Wi-Fi

 金沢市は、1月9日より、無料の公衆無線LAN(公衆Wi-Fi)サービス「KANAZAWA FREE Wi-Fi」を提供する。3月14日に北陸新幹線が開業することにあわせ、増加が期待される観光客の利便性向上を図る。

 「KANAZAWA FREE Wi-Fi」は、NTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)と強力して提供されるもので、1回20分、1日に何度でも、無料でネット接続ができる公衆Wi-Fiサービス。アクセスポイント(SSID:Kanazawa_Free_Wi-Fi)に繋いでブラウザを起動すると専用サイトに接続、名前とアドレスを登録すると利用できる。今回のサービスは、3月14日に開業する北陸新幹線を見据えたもの。北陸新幹線は、北陸経由で東京~大阪間を結ぶ路線として計画され、これまでは「長野新幹線」として東京~長野間の新幹線だったが、3月14日、金沢~富山~長野という路線が開業し、金沢~東京間が最短2時間28分で結ばれる。

 登録した情報は30日間、有効となる。専用サイトは日本語、英語、フランス語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語に対応した観光情報も掲載される。なお、WEPなどの暗号化は施されていない。「KANAZAWA FREE Wi-Fi」経由でネットに繋がった場合、VPNなどを利用しないままでクレジットカード番号やID/パスワードを入力することは避けたほうがいいだろう。

 利用できるエリアは、金沢駅東広場(もてなしドーム地上部/地下部)、金沢21世紀美術館、金沢市役所前広場。また1月下旬からはNTT-BPの既存設備を利用する形で、近江町市場入口(武蔵ヶ辻バス停)、香林坊バス停(アトリオ前)、香林坊アトリオ周辺、片町一丁目交差点周辺でも利用できるようになる。今回の正式サービス開始前に、金沢駅東広場では、暫定的なサービスが昨年10月31日より提供されており、そちらでユーザー登録していた場合は、正式運用後もそのまま利用できる。

 NTT-BPのアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」を利用すれば、「KANAZAWA FREE Wi-Fi」だけではなく、他の対応地域(約9万カ所)でも無料Wi-Fiを利用できる。

関口 聖