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無料の公衆Wi-FiもVPNで保護、アバストがセキュリティアプリ

 AVAST Softwareは、スマートフォン/タブレット向けアプリ「アバスト!セキュアラインVPN」の提供を開始した。海外旅行で街中にある公衆無線LAN(Wi-Fi)を利用する際など、VPN(仮想専用線)でAVASTのサーバーを経由することで、セキュアな通信環境を実現する。7日間は無料で利用でき、その後は有料。

 同社によれば、世界のスマートフォンユーザーの約半数が、公共の場所にあるWi-Fiに接続し、さらにその52%が毎週、あるいは毎日と、高い頻度で利用しているという。国内にある街中のWi-Fiスポット(公衆無線LAN)は、暗号化されていることもあるが、逆に暗号化されていないものも少なくない。さらに海外渡航先でのWi-Fiアクセスポイントとて必ずしもセキュアな接続を利用できるとは限らない。

 こうした状況に対し、「アバスト!セキュアラインVPN」は、ブラウザアプリユーザーの端末AVASTのサーバーをVPN(IPsec)で繋ぎ、よりセキュアな環境で通信できるようにする。接続先のサーバーは自動的に選択されるが、手動でも選べる。ユーザーインターフェイスは「ON/OFF」のスイッチと、手動での接続先サーバーの選択用プルダウンのみ、というシンプルな構成に仕上げられている。

 利用料はAndroid版が月額2.59ドルか、年額19.99ドル、iOS版は月額2.99ドルか、年額29.99ドルと案内されている。編集部で確認したところ、Android版は月額305円/年額2327円、iOS版は月額300円/年額2000円となっていた。

関口 聖