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6.4インチの大画面、スリムでフラットな「Xperia Z Ultra」
(2014/1/22 10:10)
「Xperia Z Ultra SOL24」は、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン。1月25日に発売される予定。端末価格は一括で8万円台半ば、毎月割など各種割引適用後の実質価格は新規契約で2万円台前半、機種変更で3万円台前半になる見込みだ。
Zシリーズのファブレット、ペン操作に対応
約6.4インチのディスプレイを搭載し、携帯電話(フォン)とタブレットの中間という意味を込めて“ファブレット”などと呼ぶサイズの製品。本体はXperia Zシリーズのデザインを継承し、背面にガラス素材を、周囲のフレームにアルミ素材を採用した。6.5mmの薄型でフラットなデザインを追求する一方、片手で持てる“パスポートサイズ”をうたう。大きな画面を搭載することで、地図アプリやスマートフォン向けWebサイトでは多くの情報を一度に確認できるほか、大容量バッテリーによりWALKMANアプリの100時間再生など、コンテンツの長時間再生も可能になっている。
また、先端の細いスタイラスペンなどで操作すると、一部のメニューにスケッチブックアプリへのショートカットが追加されるなど、ペン操作への対応も行われている。 たとえば、通知エリアを指で開くとメニューや通知が表示されるだけだが、細長いペンで開くと「ノート」と「スケッチ」という2つのアプリが表示される。タッチセンサーの感度を上げることによって実現した機能で、通常のタッチパネル用スタイラスより細く、硬い素材のペンにも対応する。KDDI側では公式にうたっていないが、グローバル版のXperia Z Ultraと同様、鉛筆などもスタイラスの代わりに利用することが可能だ。
6.4インチディスプレイ、Z1に近いオリジナルアプリ
ディスプレイは約6.4インチ、1920×1080ドットで、色域の広い「トリルミナス ディスプレイ for Mobile」を搭載する。「Xperia Z1」に搭載されていた、映像のディテールを復元する「X-Reality for mobile」にも対応する(グローバル版の基準では、こちらの端末が初搭載となり、Xperia Z1が続いた形だ)。一方で、カメラは810万画素となり、センサーサイズも通常のスマートフォンと同じだ。センサーにはソニーの裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」となる。ソフトウェアはXperia Z1に近く、「プレミアムおまかせオート」が利用できるほか、カメラメニューから直接対応アプリを追加できる。インカメラは220万画素。
そのほかのUIやアプリもXperia Z1に近く、音楽再生用に「Walkman」アプリを、写真や動画の閲覧用に「アルバム」アプリを、ビデオ再生用に「ビデオ」アプリを内蔵する。これらのアプリは「Music Unlimited」や「Video Unlimited」「PlayMemories Online」といったソニーのオンラインサービスとシームレスに連携する。
主な仕様
チップセットはクアルコムの「Snapdragon 800」に分類される「MSM8974」で、2.2GHz駆動のクアッドコア。メモリーは2GB、ストレージは32GB。外部メモリは最大64GBのmicroSDXCカード。おサイフケータイ、NFC、ワンセグ、フルセグ(視聴のみ)、赤外線通信、Bluetooth 4.0、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、テザリング(最大10台)、防水・防塵に対応。パッケージには卓上ホルダーが同梱される。側面の端子にマグネットで装着するタイプで、Xperia Z1と仕組みは共通している。ワンセグ、フルセグともに視聴時にはパッケージに同梱のアンテナケーブルを接続する。SIMカードの形状はmicroSIM。内蔵バッテリーは取り外せないタイプ。
OSはAndroid 4.2。グローバル版のXperia Z UltraにはAndroid 4.3の提供が開始されているが、「国内版は検討中」(説明員)とのこと。また、会場には端末側で留守番電話のメッセージを録音する「伝言メモ」が搭載された端末があったが、これはアップデートで搭載される機能だという。通信方式は下り最大150Mbps(理論値)のLTEのほか、グローバルパスポートでLTE、GSM、GPRS、UMTSをサポートする。バッテリー容量は3000mAh。大きさは約92×179×6.5(最厚部6.8)mm、重さは約214g。ボディカラーはブラック、ホワイト、パープルの3色。
このほか「au +1 Collection」のラインナップとして、端末に内蔵のバッテリーと同等の容量である3000mAhのバッテリーを搭載したケース「Power Cover For Xperia Z Ultra」や、ソニーモバイル製のBluetoothヘッドセット「Smart Bluetooth Handset SBH52」などがラインナップされる。「SBH52」は、耳にあてる受話用スピーカーを内蔵しており、イヤホンを接続していない状態でも通話に利用できる。