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手首に付けて歩数や睡眠データなどを管理、「ムーヴバンド」

 「ムーヴバンド」は、NTTドコモのユーザー向けに提供される、ヘルスケア関連のアクセサリー。12月に発売される予定。ドコモのオプション品という位置付けで、店頭予想価格は1万円前後になる見込み。

 「ムーヴバンド」は、ドコモ・ヘルスケアが開発したもので、製造は東芝。腕に装着して歩数、移動距離、消費カロリー、睡眠時間を計測でき、スマートフォンの専用アプリ「WMアプリ」や新サービス「からだの時計 WM」と連携して、計測データを管理したり、アドバイスを受けたりできる。

 「ムーヴバンド」は幅15mm、厚さ10.5mmで、重さは23g。バックル部の金具を調整することで手首の太さに合わせた調節が可能。IPX5/7相当の防水に対応し、充電はムーヴバンド本体に専用コネクターを装着した上で、コネクターにUSBケーブルを接続して行う。スマートフォンとはBluetooth 3.0または4.0で接続し、Android 4.1以上に対応。2013年度末までにiOS 7以上にも対応する。連続動作時間は4~5日。

 本体にはボタンを1つ搭載している。インジケーターランプとして3種類のLEDを内蔵しており、活動量計、睡眠計といったモードの違いや、電池残量を確認できる。睡眠計は、ボタンを操作しモードを切り替えて計測する。ボディカラーはLight Green、Navy Blackの2種類。

 なお、オプション品という位置付けのため、スマートフォンなどの端末購入時の割賦に「ムーヴバンド」の代金を合算することが可能。この際、新サービスの「からだの時計 WM」を同時に契約すれば、割引が受けられるといった施策も検討されている。

新サービス「からだの時計 WM」

 ドコモの新サービス「からだの時計 WM」(月額315円、12月より提供)は、「ムーヴバンド」の計測データと連携が可能。睡眠時間の記録や、入力された食事の時間をもとに生活リズムが判定され、24時間の理想的な過ごし方が提案される。同サービスは時間医学を基礎にしており、例えば朝食であれば「何時に食べるのが理想的」といった、蓄積された生活のリズムから判定されるアドバイスが提供される。

 同サービスではこのほか、エクササイズ動画や音楽など、ヘルスケアにまつわるさまざまなコンテンツが使い放題になっており、電話での健康相談も24時間365日、無料で受けられる。

関口 聖

太田 亮三