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重さ135g、初めてのスマホに向けた「DIGNO M」
(2013/10/2 14:19)
京セラ製の「DIGNO M」(KYL22)は、約5インチのフルHDディスプレイを搭載するAndroid 4.2.2スマートフォン。重さが135gと、auの5インチクラスのAndroidスマートフォンでは最軽量のモデルとなっている。
薄さを強調したデザイン
本体は左右両端が最も薄く、最厚部となる中央部に向かって緩やかなカーブを描く、かまぼこ型のデザインになっている。最薄部となる左右の両端は、約3mという薄さになっていて、斜めから見ると、薄い板に見えるようになっている。実際に手に持ってみても、緩やかなカーブにより薄く感じられ、また5インチの防水スマートフォンとしては世界最軽量(10月1日現在、京セラ調べ)という約135g(暫定値)の軽さもあって、非常にコンパクトに感じられるようになっている。
背面の右上に電源キーが配されていて、どちらの手で持ったときでも、電源キー操作がしやすくなっている。このキーには、京セラ製のサーメットが素材に使われている。サーメットはセラミックスの一種の複合材料で、耐摩耗性に優れるなどの特徴を持ち、京セラでは工具向けや精密機器向けのサーメットを生産している。
側面が非常に細いこともあり、音量キーも背面側に付いている。また、電源キーが背面にあるため、卓上に置いた状態、あるいは卓上ホルダに設置した状態では電源キーの操作ができないため、ディスプレイを軽く2回叩くと画面が点灯する機能も搭載されている。
フロントパネル全体を振動させ、通話音を発生させる「スマートソニックレシーバー」を搭載していて、フロントパネルにはレシーバーの開口部が存在しない。スマートソニックレシーバーは圧電素子の振動をフィルムで増幅し、音を形成している。
背面カバーパネルは取り外し不可能で、本体はフロントパネルと側面・背面のバスタブ型パーツの2パーツ構成となっている。イヤホンマイク端子とmicroUSB端子は本体下端にあり、いずれもキャップレス防水となっている。microSDカードとnanoSIMカードスロットも下端にある。
卓上ホルダによる充電にも対応し、卓上ホルダは同梱される。卓上ホルダは2.7A入力による急速充電に対応し、約30分で約50%、約60分で約80%の充電が可能。
使いやすさにこだわったオリジナルUI
ホームキーやバックキーは画面上に表示される形式。標準のホーム画面は、アプリケーション画面が縦スクロール型デザインの京セラ独自のもの。このほかにも、スマートフォン初心者向けのホーム画面「エントリーホーム」も搭載する。エントリーホームではメインメニュー画面や設定メニュー画面も項目数が減り、よりシンプルでわかりやすいものになり、アプリ一覧では利用頻度に応じてアプリを表示するようになった。標準のホーム画面でも、フィーチャーフォン風のシンプルメニューを表示させることができる。
画面上の表示内容を下方向に動かして指を届きやすくする“スライドスクリーン”、片手操作時に指が届きやすくなるキーボードのサイズ調整、画面のどこからでも操作できるロック解除など、片手での操作に対応したユーザーインターフェイスも搭載している。
京セラオリジナルの機能として、フィーチャーフォン時代から搭載している「すぐ文字」機能とスマートフォンで搭載された「すぐごえ」機能が統合され、「すぐ文字プラス」となった。これは、先に文章やキーワードを入力・認識し、そのあとで検索やメモなどの用途を指定するというもの。ホームキーの長押しで呼び出せる。
ソフトウェア面での省電力化も行なわれていて、7日間以上使われていないアプリのバックグラウンド通信を停止したり、移動中にWi-Fiを探知しにいかないようになっている。
主な仕様
カメラのセンサーには約1300万画素のExmor RS for mobileを搭載。インカメラは120万画素。
フルセグには対応しないが、DLNAアプリの「DiXiMプレイヤー」をプリインストールしていて、DTCP+対応のNASにインターネット経由でリモートアクセスすることもできる。
チップセットはMSM8974(2.2GHz駆動、クアッドコア)でシステムメモリは2GB、ストレージは32GB。最大で64GBのmicroSDXCカードを利用できる。LTE対応で、LTEの国際ローミングも利用できる。おサイフケータイ(NFC対応)、ワンセグ、赤外線通信、Bluetooth 4.0+EDR、IEEE802.11a/b/g/n/ac、IPX5/IPX8等級の防水、IP5X等級の防塵に対応。内蔵バッテリー容量は2600mAh。SIMカードはnanoSIM。
大きさは約69×138×9.9mm、重さは約135g。ボディカラーはホワイト、ブルー、ピンク。