「nasne」の1TBモデルが登場、Androidアプリも

　ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア（SCEJA）は、テレビチューナー搭載の宅内用ストレージ（NAS）「nasne（ナスネ）」で、従来の500GBモデルに加えて、10月10日より1TBモデルを発売する。価格は2万3100円。同日には最新ソフト（バージョン 2.00）の提供も開始され、新機能が追加される。

　nasneは、地上デジタル放送と衛星放送（BS/110度CSデジタル）のチューナーを搭載するストレージ。ネットワークレコーダーとしての機能に加え、写真や楽曲などのデータを保存するメディアストレージとして利用できる。最新版のバージョン 2.0では、新たにメディアストレージ関連機能として「Anytime Access」（エニイタイムアクセス）機能を搭載。携帯ゲーム機の「PS Vita」やAndroidスマートフォン向けのアプリを使うことで、インターネット経由でnasne内の写真、楽曲、ユーザーが撮影したプライベートの動画といったコンテンツを楽しめる。なおネット経由での録画番組の視聴はできない。

　Androidアプリの「nasne ACCESS」（無償）では、スマートフォンで撮影した写真や動画を、Wi-Fiやモバイル通信（3G/LTE）を経由して、宅内のnasneへ自動的にアップロードできる機能が用意される。最大8大までのnasneを登録できるほか、nasne内のファイルを音声で検索できる機能、複数のnasne内のコンテンツを一覧表示する機能などが用意される。

　このほか、nasneのバージョン2.0では、異なる場所に設置された2つのnasne内の特定フォルダ1つをリアルタイムに同期できる「nasneシェア」をサポート。またソニーの電子書籍ストア「Reader Store」で購入した電子書籍データをnasneに保存できる「デジタル本棚」機能が追加される。