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アイ・オー、スマホへ配信できるPC用地デジチューナーなど3製品

 アイ・オー・データ機器は、スマートフォン向けに地上デジタルテレビ放送を配信する機能などを備えたチューナーや録画機器など3製品を発売する。

「テレキング」(GV-MVP/FZ2)

 「テレキング」(GV-MVP/FZ2)は、USBスティック型で、6月下旬発売予定、価格は1万1130円。家庭のアンテナケーブルを接続するWindowsパソコン用の地デジチューナーで、地上RMP方式を採用することでB-CASカードは不要になっている。パソコンに装着されたハードディスクへの録画機能や、フルHDの解像度を維持したままデータ量を最大12倍に圧縮するトランスコード機能を備える。同社製の無線LANルーターに装着すれば、専用アプリをインストールしたiOS、Androidに向けて、地デジの映像を無線LAN経由で配信することもできる。Android向けアプリは7月上旬に提供される。

 大きさは約23×10×75mmで、重さは約16g。

「テレキング」(GV-MVP/FZ2)

「RECBOX」(HVL-ATシリーズ)

「RECBOX」(HVL-ATシリーズ)

 「RECBOX」(HVL-ATシリーズ)は、液晶テレビやチューナーのうち、外付けハードディスクへの録画機能を備えたモデルと組み合わせて利用する、録画用のハードディスク。6月下旬発売予定で、2TBモデルが3万6645円、3TBモデルが4万5570円、4TBモデルが6万1215円。

 HVL-ATシリーズでは、前モデルから引き続き「DTCP+」がサポートされており、同じく「DTCP+」がサポートされたスマートフォンなどからアクセスして、録画・保存された地デジの番組を視聴できる。視聴は宅内だけでなく、外出先からインターネットを経由した視聴も可能。

 「RECBOX」に対応する「DTCP+」対応のスマートフォンは、同製品の発表時点でNTTドコモの「ARROWS NX F-06E」(6月中旬発売予定)「Disney Mobile on docomo F-07E」(7月中旬)、ソフトバンクモバイルの「ARROWS A 202F」(6月下旬以降)となっている。スマートフォンはいずれも富士通製で、標準搭載されるアプリ「DiXiM Player」を利用して視聴する。

 HVL-ATシリーズでは新たに、通信速度にあわせて映像サイズを自動的に変換するトランスコード機能「Smartplaying Engine」が搭載される。Wi-Fiやモバイル回線などの通信環境を意識することなくスムーズに再生できるとしている。

 大きさは約215×183×40mmで、重さは約1.2kg。

 また、このモバイル向けトランスコード機能を搭載しない前モデルの「RECBOX」HVL-Aシリーズ向けに、トランスコード機能を追加できる「USB接続トランスコーダー」(GV-TRC/USB)も6月中旬に発売される。価格は9975円。

太田 亮三